ピエール中野と『としまえん』に行こう!【バイブス探検隊/遊園地編】

連載・コラム

[2017/7/2 12:00]

ピエール中野(凛として時雨)とバイブスあふれるスポットに潜入する『バイブス探検隊』の第4回。今回は都内屈指の癒やしの遊園地としまえんに行ってきました! 夏シーズンのプールも人気のとしまえんですが、遊園地も最高に楽しいですなぁ……。男子校感まる出しではしゃぎまくってきた探検隊。今回はどんなバイブスと出会えたのでしょうか!?

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バンドメンバーとの思い出スポットでもある

としまえんは東京都練馬区(豊島区ではない!)にある老舗遊園地。1926年にオープンし、実に90年以上の歴史を誇る遊園地となっている。ウォータースライダー『ハイドロポリス』を備えるプールも人気だが、今回はあえて遊園地に潜入だ。なんと10年ほど前、ピエール隊長のバンド・凛として時雨のメンバーと当時のスタッフでこの遊園地に遊びに来たことがあるそう。メンバーと遊びに行くことはあまりないとのことだが、そんな貴重なひとときにこの遊園地が選ばれたというわけだ。イイハナシダナーッ!!!

到着! 時刻は10時!いい天気!

バイブスポイントその1 緑あふれる園内

園内に足を踏み入れると緑の多さに驚かされる。園内はそれほど広くはないが、バランスのよい施設のレイアウトや、所々に植え込まれた木々の効果で開放的な印象を放っており、非常にのびのびとしていて気持ちいい。新宿から20分程度で来ることができてしまうのにも関わらず、都会の喧噪を忘れることができるリッチな空間だ。子連れはもちろん、大人の遊びにもオススメのアミューズメントスポットと言えるだろう。

平日ということもあり程よい混み具合で快適
正門すぐの花壇ではしゃぐ隊長。ピカチュウがピカチュウを見ているの図

ファーストライドは……!?

さぁ、さっそくアトラクションを楽しもう。まだ10時ということもあって体が温まっていない隊長は、まずは軽めの乗り物をチョイス。選んだのは『アンパンマンハッピースカイ』だ。園内の子どもたちにこの乗り物の楽しみ方を教えるべく満面の笑みで乗りこなしてみせたあとは、童心に返ったままペットとの触れ合いタイムに入った。

こうやって楽しむんだぞッ!
『ふれあいペットガーデン』にて一心不乱にエサをあげまくる隊長。元いきものがかりの血が騒いだようだ。「僕、小学生の頃いきものがかりだったんです。あっという間にエサがなくなっちゃいました(しょんぼり)」

バイブスポイントその2 110年の歴史(!)を誇るメリーゴーランド

体も温まったところで、本遊園地の目玉のひとつであるメリーゴーランド『カルーセルエルドラド』に乗ることに。このメリーゴーランドは1907年にドイツで製造されて世界各地を巡ったのち、1971年にとしまえんが買い取ったもの。110年もの歴史を誇る機械遊具なのである。2010年8月には日本機械学会より機械遺産にも認定されており、なんとも貴重なメリーゴーランドなのだ!

これはすごい。110年の風格……
からの「ヤー!」
「これは外から見ているのと乗ってみた感じで全然印象が違います。中からみた造形が本当に素晴らしいので、ぜひ乗ってみてほしいです。今だったらこんなに細かいところまで造り込まないでしょうね。こういう歴史ある遊具がまだちゃんと動いてることが何より素晴らしいと思います!」

個性豊かなアトラクションたち

『カルーセルエルドラド』に感動したあとは、「思ってたんと違う!」感じが魅力的すぎた『ミステリー・ゾーン』、そして隊長も大好きな『パイレーツ』や回転系のアトラクションを満喫。あっという間にお昼になってしまった……。

『ミステリー・ゾーン』はこんな外観に反し、だいぶ和風な仕上がりだった。「いきなり酒屋の主人が殺されるみたいな世界観……(笑)。逆に好き!」
『パイレーツ』では“だっちゅーの”をメイクする余裕も。世代っ!
ペダルを漕いで楽しむ『バタフライダー』のフットワークに、トップドラマーの凄みをみた
凛として時雨のメンバーとも乗ったという思い出の空中ブランコ『ウェーブスインガー』では……
めっちゃおもろい写真も撮れた。「これがいちばん怖かったですね。怖いですよ、これ。確かバンドで行ったときも345は怖がって乗らなかったような……」

バイブスポイントその3 インドカレー推し!

としまえんの園内にはインドカレーが食べられるお店が3店(夏場は4店)もある。ピエール隊長も学生時代に本園を訪れた際、ここで初めてインドカレー&ナンを食したようで、そのあまりのおいしさに感動したらしい。以前としまえんに勤務していたある社員がインドカレーのおいしさに魅了され、園内でインドカレーをプッシュし始めたことがインドカレー推しになったきっかけだという。今日はもちろんみんなでインドカレー! おいしいぃぃ!

園内中央にある食堂『マサラ』でいただく
チキンカレー(750円)。濃厚で深みがあり、めっちゃおいしい! チキンもやわらかい!
隊長もうれしそう。若き日の記憶が蘇ります
おいしそうにほおばる隊長を外から激写。「僕と同じようにここでインドカレーを初めて食べた人って多いと思うんです。久々に食べましたけどやっぱりうまいなぁ!」

食後の嗜み

インドカレーに舌鼓を打ったあとは、胃の休憩がてらゲームセンターに潜入。食後で変なテンションになっていた探検隊(男子4名)はノリでプリクラを撮ってみることに……。思い出つくろうぜッ!

「プリクラがかなり進化しててビックリしました。場所によっては“男性グループお断りみたい”なところもあるんですけど、男同士でも楽しめていいですね。としまえんはジェンダーフリー!素晴らしい!」

読者プレゼント!

男子4人で手を繋いじゃったプリクラをピエール隊長のサイン付きでプレゼント! 詳しくは『耳マン』のTwitterをチェックしてー!

バイブスポイント5 絶叫アトラクション!!!

ではでは、待ちに待った絶叫アトラクションに乗り込もう! 絶叫好きも楽しめる豪快なアトラクションもしっかり用意されているのだ。まずは『サイクロン』。このアトラクションは落差の激しいコースをつむじ風のように駆け抜ける迫力満点のコースターである!

ひ、ひぃ……これか
さすがの人気ぶりでこのアトラクションがいちばん並んだ(20〜30分)。しかしその間、隊長が漫画&アニメ『キャプテン翼』の必殺シュート『サイクロン』の打ち方を教えてくれたので、退屈することはなかった
乗り込む隊長。どんな表情なんだ……
めっちゃ高い……。隊長ブレすみません……

『サイクロン』では何度も“チ○さむ”を体感でき、隊長も大興奮。高所から眺めることができる景色も最高だった。続いては園内の中心にそびえ立つ『フライングパイレーツ』に挑戦……。先ほど紹介した『パイレーツ』の超巨大版といった感じのアトラクションで、大船が地上45メートルまで急上昇し……急降下するっ!

すっげーでかい……
後列で楽しむ隊長がおわかりだろうか。予想以上の高さだが「これは怖いっていうより楽しいです。一瞬だけ“ママ〜!”って叫んじゃいましたけど」

スプラッシュして終了!!!

地上35メートルまで上昇する『イーグル』は残念ながらこの日は休止。一旦パンダに乗って悔しさを払拭させ、最後は水しぶき系アトラクション『フリュームライド』を堪能! 爽やかな気分で探検は終了だ! いやぁ、最高でございました!!!

うん、乗りたかったよね
ちょっと機嫌がなおった
これからの季節にぴったりの『フリュームライド』。こちらも人気で20分程度並んだ
ラストは急降下! 隊長かわいいッ♡

想像以上にアグレッシブに楽しめました

「いやぁ、久しぶりのとしまえんでしたが、想像以上にアグレッシブに楽しめました。平日の早い時間っていうこともあってあまり混んでいなかったので、そんなに並ばずにどんどん乗れるのが最高でした。のんびりした雰囲気もありますが、怖いアトラクションはちゃんと怖い。そこもいい。そんななかでもダントツに怖かったのは空中ブランコ……。あれ、想像以上にヤバいですよ。ペットコーナーとか釣り堀とか、アトラクション以外でも遊べる場所が充実しているので、子連れの人もオススメです。ストレスなく遊べる、素敵な遊園地だと思います! 最高でした! カレーもうまい!」

さてさて次回はどんなバイブスに出会えるのか!? 新たな感動を求めてSAY!バイブス!

としまえん

電話番号:03-3990-8800
営業時間:10時~17時
休園日:元日、火、水曜日 ※営業時間、休園日は季節により変動あり。詳細はホームページでチェック!
入園料:大人1,000円/子供(3歳~小学生)500円
のりもの1日券(入園+のりものフリー):大人4,200円/子供(身長110cm以上)3,200円
キッズのりもの1日券(入園+のりもの機種限定):子供(身長110cm未満)2,400円/付添い大人(20才以上)2,900円 ※3才未満のおこさまは入園、のりものともに無料
住所:東京都練馬区向山3−25−1

【プロフィール】

ピエール中野●3人組ロックバンド、凛として時雨のドラマー。手数、足数を駆使した高度なテクニックと表現力で、豪快かつ繊細な圧倒的プレイスタイルを確立。サブカル的な独自の視点と卑猥なマイクパフォーマンスでごく一部のファンから熱狂的な支持を得ている。ドラムメーカーであるTAMA からは、日本人初となるシグネチャードラムセット発売、シグネチャースネアの予約即完売など、前例のない功績を残した。また、凛として時雨とは別にカオティック・スピードキングという4人組即興ユニットや、ヒップホップ集団・玉筋クールJ 太郎での活動、DJ やコラム連載など、ドラマーとしての可能性を模索し、幅広く精力的な活動を展開している。

[耳マン編集部]