ピエール中野(凛として時雨)とバイブスあふれるスポットに潜入する『バイブス探検隊』の第5回。凛として時雨の新曲『DIE meets HARD』が、現在放送中の深夜ドラマ『下北沢ダイハード』のオープニングテーマに起用されていることもあり、今回は下北沢をぶらり散歩してまいりました。下北沢……バイブスあふれすぎ!!
先回りする隊長
取材は8月某日。集合場所の下北沢駅前に向かおうとしていたところ、マネージャーさんからこんなメールが届いた。
「よほどお腹が空いたのか中野が先にカレー屋に向かいました」
やられた! 5回目にして初の先回りだ!! ちなみにこの日は、下北沢の人気カレー店『茄子おやじ』で楽しくランチをしてから取材スタートの予定になっていた。するとまたすぐにマネージャーさんより、隊長が『茄子おやじ』にて撮影したとおぼしきメニューの写真が送られてきた。
「何にする?と言っています……」
せかされている!! すぐに決めろと言ってきている!! 厳しすぎかよ……。しかし、これは隊長の優しい心遣いだとすぐにわかった。我々も大の大人。限られた時間のなかで探検隊をやっているわけだが、待ち時間を減らし時間を有効に使って、楽しく取材をしましょうというメッセージであると受け取った。ありがとう隊長。大好き隊長。そんなこんなで『茄子おやじ』に到着した。
バイブスポイントその1 カレーがうまい
『茄子おやじ』に到着すると、隊長の優しい配慮のおかげですぐにカレーにありつけた。スパイシーでコクがあり、噂どおりの美味である。お米も少し固めの炊きあがりで絶妙だ。ミュージシャンでもあるという店長さんがやっているお店だけあって、ターンテーブルからグッドミュージックが流れており居心地も最高である。『茄子おやじ』という店名は、先代が修行中に茄子をたくさんつまみ食いしていたことに由来しているとのこと。バイブスたけぇ……。
隊長はスペシャル(ぜんぶ入り)を注文。なお、この日は右目が充血してしまっていたためメガネスタイル。新しい隊長。かっこいい 隊長が注文したスペシャル(1,200円)。ダイエット中だといい、この日はご飯少な目で注文していた。ドラマーとしては体重があるほうがドラミングに力強さが増して良いそうだが、「服が似合わなくなるから」という理由でダイエットをしているそうだ。オシャレぇぇ! 探検隊が食べたカレーたち。上からチキンカレー(950円)、ビーフカレー(1,000円)、やさいカレー(900円)。どれも具が柔らかく、味に深みがあって激うまの極み 変化を感じる街並み
さぁ、お腹も満たされたところでさらなるバイブスを求めて探検だ。とりあえず商店街をぶらぶらしてみよう。
凛として時雨が下北沢でライブをやっていたときに、よくメンバーで食事をしたお店あたりを眺める隊長。「店は変わってますけど、よくこの辺でメシ食いましたね」 下北沢と言えばやっぱり服屋。バンドTシャツに反応しながら「下北沢、バンドマンっぽい人が減ってません?」とちょっと寂しそう 確かにバンドマンとは対極にあるめっちゃインスタ映えしそうなお店も。自分でトッピングできるかき氷のお店で、たくさんの女子で賑わっていた 向井秀徳が路上ライブをやっていたことで話題になった場所で記念撮影 バイブスポイントその2 やっぱり音楽の街
向井秀徳ごっこをして音楽モードに入ってしまった隊長。「やっぱり下北沢は音楽の街だ!俺についてこい!」みたいな背中をみせながら商店街を進んでいき、ゲームセンターにイン。おもむろに太鼓の達人をやり始めた……。うまい……。
選んだのはGLAY『シン・ゾンビ』とSuchmos『STAY TUNE』 言うまでもなく余裕のクリアである。「あぁぁ、Suchmos入りてぇぇ!」 音楽的スポットに吸い込まれる
街の変化もみられつつ、やっぱりバイブスあふれるショップが多数存在している素敵な下北沢。そんななかでも探検隊はもれなく音楽っぽいところに導かれていくのであった。
街中で気になるマネキンを発見。セーラー服に猿ぐつわ!? お店に入ってみると ロック×ファッションをテーマに展開するファッションブランドBroken Dollのお店だった。スタッフさんたちは同名のパンクバンドでも活動しており、海外ツアーも行っているとか! ヤル気スイッチがデザインされたイカついネックレスをご購入。kawaii! 続いて2016年にオープンしたハードオフ下北沢店へ。中古楽器も充実しているらしい!? 店内には中古の楽器やオーディオ類がズラり。ドラムコーナーがある2階へ行ってみた ドラムコーナーにはスネア、ペダル、シンバル類がバランスよく展示されていた。タイミングによっては掘り出しものが見つかりそう 自身のシグネイチャーも発売しているTAMA製のスネアをじっくりとチェックする隊長。スネア選びのポイントを聞いてみると「自分の声の雰囲気に近い音が出るものを選ぶようにしています。そうすると自然にプレイできるんです」と真面目に語ってくれた。プロかよ! 「なにこのペダル、かっこいい!」と触ってみたらギターエフェクターだったの巻。なんでここに……。下北沢トラップ 「かみじょうちひろ is 神。」のポップに「俺はっ!?」って嫉妬しつつ ピエール中野グッズが売っているコーナーに到着。あんたも神だよっ!「今日着てるTシャツも売ってるよ! 凛として時雨のTシャツも売ってるよ! よろしくね!」 『下北沢ダイハード』のタイトルバックに登場しているクマちゃん(実物)も展示中だ。インスタ映えを狙ってパシャリ 謎のジェスチャーをしながら、いちばん好きだという『POCKET TENGA』の魅力を説明してくれた。こちらの『POCKET TENGA』はプレゼントしますよ!(詳細は記事下) バイブスポイントその3 ミュージシャンによる占いの館
まだまだ探検は終わらない。続いては、日本のノイズミュージックの草分け的な存在であるバンド・非常階段のJOJO広重さんがやっている占いのお店に行ってみることに。あまり占いをやってもらったことがないという隊長はやや緊張のご様子。
『FUTURE DAYS 下北沢』に到着。隊長にはどんな未来が…… 始めましてだったふたりだが、非常階段がBiSなどのアイドルグループとコラボレーションしていることからアイドルトークで盛り上がり、あっという間に意気投合 めっちゃいい運勢
生年月日で占う“命(めい)”、サイコロの目の陰陽で占う“卜(ぼく)”、人相や手相で占う“相(そう)”の3つを組み合わせながら、隊長の運勢を占ってもらったところ……隊長の未来はかなり明るいことが判&明! JOJOさんによると2017年は隊長にとってステップアップの1年で、まわりからの評価が高まり、大きな規模の仕事がもらえるとのこと。確かに最近、地上波によく出てますもんねぇ! そして来年はよりエンタメ性に富んだ楽しい1年に、再来年は変化の年として今までと全然違うフィールドの仕事に挑戦して成功するだろうとのこと。そしてそして3年後はさらに日の目を浴びる素敵な年になるという! すげぇ! ちなみに、悪い行いをすれば3年後にスキャンダルなどの方向で注目を浴びることになるらしい……。気を付けて……。
JOJOさんとパシャリ。「性病になりやすい星だから気を付けてね」とのお言葉もいただきました! バイブスポイントその4 音楽系カフェ
下北沢をたっぷりと満喫したバイブス探検隊。最後は、人気バンドKEYTALKなども輩出している老舗レーベルKOGA RECORDSがプロデュースするカフェ&ダイニングのKOGA MILK BARでまったりして終了することに。このお店のほかにも、下北沢にはバンドマンがやっていたり、音楽レーベルが関わっている飲食店も多いので、探して行ってみるのも楽しいでしょう。
KEYTALKとのコラボレーションカクテル(800円)とパンケーキ(1,000円)を食す パンケーキはKEYTALKのロゴ入り。これぞインスタ映え!「この食べ応えで1,000円は安いですね。おいしいし、かなり良心的だと思います」 やっぱりいい街
「下北沢ってライブハウスの敷居も高くて、やっぱりバンドマンとしては憧れの街。僕たちもCLUB Queとか下北沢のライブハウスでやり始めたことがブレイクのきっかけになったんです。でも、当時は全然お金もなくてカロリーメイトの安いやつみたいなの食ってたくらいだから、あまり遊んだりはできなくて。今回のんびり街を歩いてみていろんな発見ができました。楽しかったです。『下北沢ダイハード』に楽曲が使用されたことで、僕らも下北沢がもっと身近になった感じがあるので、たくさん遊びに来られたらいいですね。ドラマもとても楽しいのでぜひみなさん観てくださいねっ!」
締めの言葉をもらってスイッチオフ! 今回も楽しかったですねー! プレゼント!
ヴィレッジヴァンガード下北沢店で購入した『POCKET TENGA』&『ペヤングソースやきそば』味ふりかけを1名さまにプレゼント! 詳しくは『耳マン』のTwitterをチェック!
女子のことも考えて『ペヤングソースやきそば』味ふりかけもご用意! プロフィール
ピエール中野●3人組ロックバンド、凛として時雨のドラマー。手数、足数を駆使した高度なテクニックと表現力で、豪快かつ繊細な圧倒的プレイスタイルを確立。サブカル的な独自の視点と卑猥なマイクパフォーマンスでごく一部のファンから熱狂的な支持を得ている。ドラムメーカーであるTAMA からは、日本人初となるシグネチャードラムセット発売、シグネチャースネアの予約即完売など、前例のない功績を残した。また、凛として時雨とは別にカオティック・スピードキングという4人組即興ユニットや、ヒップホップ集団・玉筋クールJ 太郎での活動、DJ やコラム連載など、ドラマーとしての可能性を模索し、幅広く精力的な活動を展開している。