ゲスの極み乙女。のバックコーラスで『紅白』出演!?【ぱいぱいでか美、桃色の半生!】第20回

連載・コラム

[2019/1/7 12:00]

「言うほどでかくないがそこそこでかい」おっぱいを武器に歌手、バラエティ、グラビアなどジャンルにとらわれず活躍するタレント・ぱいぱいでか美が自身の半生を初めて振り返る連載!


第20回:ゲスの極み乙女。のバックコーラスで『紅白』出演!?


事務所所属後、初のCDは“イメトレDVD”付きでリリース!

こんにちは、ぱいぱいでか美です! 以前、ガストで原稿を書いてるって話をしたと思うんですけど、たまに臨時休業に当たっちゃうんですよね。そんなときは頭のなかにX JAPANの『紅』が流れます。俺が見えないのか♪すぐそばにいるのに♪

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事務所に所属してすぐ、音源制作に入りました。フリーランス時代にリリースした音源は大森靖子さんプロデュースの『PAINPU』とディスクユニオンさんから出した『レッツドリーム小学校』のみ。CD-Rに焼いたデモ音源はライブ会場でのみ販売していましたが、きちんとした音源をひとりで作るのは労力がいりすぎて、手がつけられていなかったのです。しかし我が社名は“パーフェクトミュージック”。音楽事務所なのです! もうそりゃ、作るっきゃない。やるっきゃ内閣です。(やるっきゃ内閣は事務所の社長がよく言う、よくわからない言葉)

音源制作にあたって、自分で作詞作曲した曲と、楽曲提供していただいて作詞は自らするものを2曲ずつ、計4曲入れよう!ということになりました。これまでどおり、自分でも作るけど提供曲も歌っていきたかったのです。事務所にはそういう方向性も尊重していただきました。

せっかくなので大好きな方々にお願いしよう!ということで、竹内サティフォさんと斉藤伸也さんによるポップユニット・ONIGAWARAさんに2曲提供していただきました。おふたりが以前所属していたバンド・竹内電気の頃から大好きだったので、作曲と編曲を担当していただき、その上に自分の歌詞が乗るのは夢のようでした。斉藤さんはレコーディングにも付き添ってくださり、いろいろアドバイスもいただきました!

こうしてできあがったのが今でも大切に歌っている『私の名前を呼んでください!』と『タイムカプセル』です。『私の~』は事務所所属後の初音源ということで、今1番歌いたいことはなんだろう?と真剣に考えたときに「ヲタクへの愛」が真っ先に浮かんできて、そういう気持ちで書きました。……って、私マジいい奴じゃないですか(笑)? 逆に『タイムカプセル』は一過性の愛や快楽とその切なさについて書きました。裏テーマ的には、他界したヲタクとか、両片想い的な部分もあります。私のなかの“J-POPのファンキーさ”をONIGAWARAさんにお願いして理想通りの楽曲になりました! ライブではサビで「YEAH!」「FOOO!」と盛り上がるハッピーチューンです。

そして残りの2曲『NICE MUSIC MUST PURE』と『大学』は私の作詞作曲です。『NMMP』は音源制作以前からライブで歌っていてヲタクからの人気も高かった曲。そして自分の音楽や仕事や人間に対する想いを込めている楽曲です。この曲を歌うと本当に自分の力になるんですよー。そのときのメンタルが計られる不思議な曲でもあります。自分で作ったのにね。ライブではヲタクが“ぱいぱいMIX”なるものを打ち、狂喜乱舞。なかには声を枯らす者も(笑)。ちなみに曲タイトルの元ネタは……調べてみてください! 『大学』は、自分の私生活のだらしないどうしようもない部分を凝縮して煮詰めたみたいな曲です。あえて言うならこの曲が1番、仲井優希っぽいかもしれません。

そして初回限定盤には『イメージトレーニングDVD』を収録! グラビアDVDっぽいDVDを作りたくて、特典映像がMVでもなんでもなく、お風呂で水浸しになったりしているっていう(笑)。というわけで4曲入り・初回盤はイメトレDVD付きの初音源が完成。タイトルは『東京イメージトレーニング許可局』。事務所所属からの再出発のイメージで、ジャケット写真はパンツ一丁で撮りました。あとは衣装のイメージが固定されないように……って考えた結果、裸っていう(笑)。

作詞も作曲もするし、提供曲も歌うし、グラビアもするし、てかなんでもするし! 事務所に入っても私の活動スタンスは何も変わらないからねー!と伝えたくて作った1枚でした。反響もあり、リリースきっかけで出会えたヲタクもたくさんいたので、やっぱり世の中に分かりやすく作品を発表するって大切だなぁと再確認できました。当たり前だけど、目の前にちゃんとお客さんがいて、ライブを重ねていると逆にそれが薄れちゃうときがあるんですよね。すぐ目の前で聴いてくれるから。めちゃくちゃミュージシャンぽいことを言うと、制作期間ってそれなりに孤独なので! でもそれを乗り越えての、CDを出して音楽を届ける尊さみたいなものもすごく感じました。

ゲスの極み乙女。のバックコーラスで『紅白歌合戦』に……

そしてリリースから間もなく、なんと『紅白歌合戦』に出演! 人生トントン拍子すぎる! ……というのは嘘で、でも本当で、ゲスの極み乙女。さんの紅白初出場の後ろで、なぜか私もバックコーラスとして出ちゃったんです。ゲスさんはもともと、ほな・いこかさん(ドラム)とちゃんMARIさん(キーボード)がお友達で、お仕事で関わるようになってからは休日課長さん(ベース)と絡みが多かったり、川谷絵音さん(ボーカル、ギター)がいろいろ気にかけてくださって、というかやたら私に仕事をくれていまして、ついには紅白まで連れて行ってくれたのです!

当日までの極秘情報だったので、両親にだけこっそり電話。ふたりは爆笑してました。わかるよ、お父さん、お母さん。意味わかんないもんね、娘が紅白にチラっと映るなんて……。私も当日ですら意味わかんなかったですから……!
よく、ぱいぱいでか美という名前でNHKに出られるのかって話をされるんですよ。紅白はチラリと映ったのみなので、まあセーフとして、いつかは堂々と「ぱいぱいでか美」とテロップを出してもらえるようになりたいですね!

ていうか今考えても「ゲスの極み乙女。の紅白にぱいぱいでか美がバックコーラスで参加」ってすごい文章、情報量だなー。ゲスの極み乙女。さんにはそれ以前もそれ以後も現在も、大変お世話になっていますが、これからも懲りずお世話してもらえるような自分であり続けたいです! ずっと感謝してますし、これからもその感謝と敬意が途切れることはありません。本当に大好きでかっこよくて尊敬してます!

自意識過剰かもしれないけれど、川谷さんが私のことをどういうわけだかおもしろがってくれてる感じ、ほかにはない気がして本当に嬉しいです! ずっと意味もなくおもしろがられたい! なんかこいついい感じの後輩だな的空気を勝手に感じてますので……。そしてこれからもその枠は譲らんぞって気持ちが実はあるので……(笑)。がんばります!

何度も繰り返しになるんだけど、半生を振り返れば振り返るほど、人に恵まれてますね、私。さあ、いよいよこの連載も終盤です。

初音源にこんな感じのDVDを収録しました。狂ってる!

著者紹介

ぱいぱいでか美
1991年5月3日生まれ、三重県出身。牡牛座O型、桃色の女。名乗るほどでかくないがそこそこでかいおっぱいを武器に、テレビやグラビア、ライブにDJ、もはやおっぱい関係ない執筆業など、縦横無尽に活動中。

【でか美のぼやき】
トークイベントのあとに友達に会ってまだしゃべろうとしているとき、どんだけおしゃべり好きなんだよって自分で引くことがあります。

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[ぱいぱいでか美]