m.c.A・T『なんて言うんですか、こんな音楽感』第6回〜ちょっと言いたいことがあるぜっ!

連載・コラム

[2019/11/14 12:00]

 一方、自分がコンテスト荒らしをしていた頃は本当にヘビメタムーブメントがすごかった。コンテストの楽屋はヘビメタの人たちが髪の毛を立たせるためスプレー臭が蔓延(笑)。髪の毛を立たせる? わからない方はぜひググってみて(笑)。だいたいメンバー1人が毎回1本のスプレーを使ってたっぽいから、そりゃもう大変。立ちの強い『○イエースプレー』がほとんどだったと思う。

 コンテストはいろんなジャンルのミュージシャンが集まるから、なかにはスプレーの使用をよく思わなかった人もいた。弾き語りのフォークの人とか。自分はいろんな人と仲よくなってたから(だいたいコンテスト上位のミュージシャンはよく会うので)いろいろ話しかけてくれた。そのなかのひとりがボソッと。

「あいつらがスプレー使うたびにオゾン層が壊れていくんだ。オゾン層がなくなったら俺たちは焼け死ぬんだ」

 当時は「怖っ!」と思ってはいたけど、ヘビメタの人たちが『○イエースプレー』使ったことくらいが原因で地球規模のオゾン層がなくなるわけないだろとも思っていた。

何が言いたいのかというと……

 さてさて、勘と頭のいいみなさんはもうおわかりですね。北海道関連のこの3つの話。『温暖化』です。昨今の日本をいじめるいろんな天災は温暖化に起因していると思う。こんな日本じゃなかったから。あまりにもですから! 台風が何回も! ヘビメタの人が悪かったわけでもないし(笑)、カブトムシを放った人が悪いわけでもないし。ゆめぴりかはできてよかった。ただ、フォークソングの彼が言ったことを、ニュースを観ながら思い出したのでなんか書きたかった。

 年々とても暑くなってるもんね。「日射病」じゃなくて「熱中症」っていう呼び方になっちゃったし。なんかこれは人災かもって思えてきちゃってね。そうじゃないかもしれなくても、「なんか自分たちができることはやらなくちゃな」「小さいことでいいからな」と、頭の隅に覚えておこう。本当は地球規模で考えなくちゃダメだけどね!

 あ〜、ちょっとすっきりした(笑)。やっぱり気にしてることは自分のなかでもいいから解決しないとね。さて、次回は閑話休題、上京するきっかけについて! 「まだ上京しないのかい(笑)!」という声も聞こえますが、北海道編はいよいよ次回で終わりかな! ご期待あれっ!

m.c.A・T

1993年に『BOMB A HEAD!』でデビュー。ライブ活動と並行してプロデューサーとしても活躍し、DA PUMPのプロデュースを手がけて一世を風靡する。現在もさまざまアーティストへの楽曲提供/プロデュースワークを行う傍ら、ライブ活動を展開している。