ゆってぃ『誰得!? なりきりハードコア』：GUNS N' ROSES『APPETITE FOR DESTRUCTION』

パンク／ハードコア大好き芸人・ゆってぃがそっち系の名盤ジャケットのコピーにストイックに挑むワカチコな連載！　※ワカチコ＝若さ、力、根性

MISFITSのカバー歌ってるダフに免じて許してください

このコラム、段々と締切がいつなのかわからなくなってきました。なんせ担当もまったく急かしてきません。たぶん彼も締切が何日なのかもうわからないんじゃないかな？

このように人のせいにしながら生きる！って最高ですね。さて、今回のなりきりハードコアは……

GUNS N' ROSES『APPETITE FOR DESTRUCTION』（1987年）

言わずと知れたガンズのファーストアルバムであり、『アルバム名言いたくなる選手権』があるなら上位にくるでしょう『APPETITE FOR DESTRUCTION』！　みなさんも一緒に気持ちよくなりましょう！　せーのアペタイト〜？（大声で）

僕の世代でUSロックって？と言われたら、このアルバムないんじゃないでしょうか？　最初のジャケットは発売禁止になり、こちらは2代目のジャケです（最初のジャケはレイ……やめましょう）。

もうこの時点でアメリカしてますよね。昔、辻アナウンサーはWCWのレスラーのスティングの入場を「アメリカしてる〜！」と実況してましたが、まさにこのアルバムもアメリカしてます。ガンズは『USE YOUR ILLUSION』の頃になるとビックになってしまって、ちょいとお澄ましでビックロックバンド感が出始めてるんですよ。でも、このアルバムは若さ爆発しまくっててマジUSAです。

1曲目の『Welcome To The Jungle』のイントロなんて、『前奏だけで高揚する選手権』があったらNIRVANAの『Smells Like Teen Spirit』に並んで上位に入るでしょう。2曲目の『it's so easy』はベースで始まり、3曲目の『Nigth Train』はカウベルスタートですよ。でもって、アンコールラストでお馴染み『Paradice City』、ギターの前奏を耳コピしたい！でお馴染み『Sweet Child O’ Mine』。もうこんなアルバム、陽キャと思春期ムンムン中学生しか受けつけてませんよ。

その思春期に思い切りこのアルバム聴いてやられた口なので、あの頃の自分のダサさも相まって、このアルバム聴くとダセェー！カッケェー！の感情がわっしょいわっしょい襲ってきます。

今回紹介したのは、ハードコアでも、さらにパンクでもないので、どうみなさまが読むかはわかりませんが、ライブだとベースのダフ・マッケンガンがMISFITSのカバー歌ってるので、そんなダフに免じて許してください。

（※次回は3月末ごろワカチコ予定！）

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