SILENT SIREN・すぅ『この季節が終わる前に〜わたしと○○のはなし〜』第10回:読モだった私のファッション遍歴&最近の推しアイテム

連載・コラム

[2023/5/30 12:00]

ガールズバンド・SILENT SIRENのボーカル&ギターを担当し、同バンドでの作詞や他アーティストへの楽曲提供を通して数々の名曲を生み出してきた、すぅ。メロディーがない文章を初めて書くという彼女が、毎回異なるテーマで自身のことを明かす連載!


とにかく派手な格好がしたかった小学生時代

みなさん、こんにちは!

最近の私

このコラムも第10回を迎えました!! コラムというコラムになってないかもしれませんが……(笑)。

最近は5月末とはいえ、半袖で過ごせる日が増えてきましたね! 桜が散って寂しい気持ちもあったけど、夏を迎えるワクワクに移行しています。日焼け対策は1年を通して徹底していますが、これからの時期はより一層力を入れたいです! 私は学生時代、陸上とテニスをやっていたので日焼けして全身真っ黒でした。その頃はなぜか「日焼け止めなんて塗らない!」「焼けててなんぼ!」みたいなプライドがあったので、今ではとても後悔しています。日焼けはかなり肌年齢を高めてしまうので、みなさんも一緒に気をつけましょうね(笑)。とはいえ、「小麦肌もキュートだなー」と思い憧れた20代もありました。小麦肌もヘルシーで健康的ですよね! 今回は私のこれまでのファッション遍歴についてお話しようかと思います!

私は子どもの頃から姉や母の影響でファッションがすごく好きでした。自分でお洋服を選びたかったので、母が買った姉とお揃いのお洋服を着たり、姉からお下がりをもらったりするのは気が乗らなかった記憶があります。小学生の頃はとにかく派手な格好がしたくて、お年玉を貯めて電車で1時間かけて栄えてる街に行きお洋服を買ってました。『エンジェルブルー』というブランドに大ハマりしていたり、ギャルサーフブランドの『COCOLULU』を着たりもしてました。最近は時代が一周回って、また昔流行ったブランドが盛り上がっているので、実家から当時集めていたお洋服やグッズを持ってきて使ったりもしています!

そういえば、成人式のときに小学生の頃に埋めたタイムカプセルを開けたら、赤とピンクのハイソックスと緑と黄色のハイソックスのセットが出てきました(笑)。これは当時、親友と片方ずつ違う色のソックスを履くのがなぜかブームで、記念に入れたみたいです。人とは違う格好をするのが好きだったにしても、だいぶ奇天烈な格好をしてました。

私は田舎育ちなので、都会の情報が得られる雑誌を買うのをとても楽しみにしていました。発売日はドキドキしながら本屋さんに向かいました。小学生の頃は、『ラブベリー』や『nicola』を読んでいて、中高では『Zipper』や『CUTiE』を読んでいました。

田舎では、少し目立ったり人と違うことをしたりすることがあまり良しとはされていなくて、そんな環境に私は窮屈さを覚えていました。なので、誰の目も気にせず好きなファッションを楽しむ人たちが載っている雑誌は私の憧れで、キラキラして見えました。かといって、自分がそういった雑誌に載るようなモデルになりたいとは少しも思っていなかったので、本当にファッションの教科書として楽しんでいました。

上京後に読者モデルとしての活動がスタート!

高校生になって上京することにした私は、憧れの原宿に行くようになりました。そこでファッションスナップに声をかけていただき、のちに“専属読者モデル”になったのが、まさに私も読者側だった『CUTiE』という雑誌です。専属読者モデルは、モデルさんというよりは読者に近い立ち位置で、読者の人にとっては親しみやすくファッションも真似しやすいという存在だったように思います。

原宿で声をかけていただいたときは嬉しかったです。東京でまだ右も左もわからない私の面倒を見てくれる編集部さんが大好きだったというのもあると思うのですが、当時はまだバイトをしてなかったので、モデルをやっているというよりも、楽しくバイトさせていただいている感覚でした。

原宿カルチャーの派手なファッションが好きな人が読者に多い雑誌だったので、私も空柄のワンピースや羽のついたスニーカー、クマの耳がついた服とか着てました(笑)。髪の毛は週1で染めて、虹色の髪だったときもあったな。

『CUTiE』の読者モデルをきっかけに、そこで出会った友達と組んだバンドがSILENT SIRENなので、この雑誌にも、いろいろな出会いを作ってくれたファッションにも感謝しています。バンドもはじめは“原宿出身”と名乗っていたので、「いかに自分を表現できるかが大事だ!!」と派手な自分でいることに必死でした(笑)。

最近の心ときめくアイテムをお見せします♡

年齢を重ねるにつれて、TPOをわきまえたり、カチッとした服装をしたりすることが増えたけど、やっぱり好きなものやときめくものは昔と変わらないので、カバンの中身やたまに着る私服では私のファッションルーツが垣間見えます!

キラキラのシールやピタピタのトップス、派手なワンピースやキャラクターもの、ダメージのデニムに、大きなリボン。きっとおばあちゃんになっても、ときめくものは変わらないんだろうなと思います(笑)。好きなものをまとっている自分が、1番自分らしくいれて好きです。

ここで私の最近のときめきアイテムをご紹介!

自分でワッペンをつけたバッグ

こういうアメリカの子どもっぽいのが好きで、ワッペンを見つけると買って、デニムとかリュックにもつけたりします。

ピンクのリボンとハローキティのiPhoneケース

ピンクはいくつになってもやめられません……。キティちゃんアイテムも結構持ってます。

最近作ったオリジナルの愛犬ラグ

ラグを作りに行ったとき、最初はシンプルでおしゃれなラグを作ろうと思ったのですが、やはり可愛い感じのラグになってしまいました(笑)。

キラキラのマイボトル

とにかくキラキラが大好き!! キラキラしてるだけで胸が躍って手に取ってしまいます。太陽の光に反射してよりキラキラしていると、うっとりします。

ガラケー時代に撮影した昔の写真があまりにもなくて、過去のファッションを紹介できなかったのが残念ですが、これからも自分のときめくものや好きなものに正直にいたいですね!

ではでは、また来月お会いしましょう!

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すぅ(SILENT SIREN)

1992年12月28日生まれ。福島県白河市出身。本名は吉田菫で、愛称はすぅ。高校2年生のときに上京し、雑誌『CUTiE』などの読者モデルとして活動。2010年にガールズバンド・SILENT SIRENを結成し、ボーカルとギターを担当。同バンドではほとんどの楽曲で作詞も担当し、他アーティストへの楽曲提供も積極的に行なっている。2022年6月には歌手の鈴木雅之のシングル『GIRI GIRI』にゲストボーカルとして参加。2023年6月にデビューしたアイドルグループ・Fuhuaの総合プロデューサーを務めている。アパレルブランドとのコラボレーションも行っており、音楽活動以外でもセンスを発揮している。