【社員と音楽】社内バンドで社歌を作成! エネルギッシュでオシャレさあふれる会社に潜入
オシャレでエネルギッシュな“ファミリーカンパニー”に潜入!
モバイルビジネス事業や、IT事業、アイドルなどのセールスプロモーションまで幅広い事業を展開している株式会社ヴィックスコミュニケーションズが、どうやら社内のバンド部で社歌を作成しているらしい。これは何やらおもしろそう! 名曲との出会いに心を躍らせながら、社内バンドでドラムを担当するJOさん、ギターを担当するKEN×2さん、人事担当執行役員の吉田さんにお話をうかがってきた!
──早速ですが、どのような経緯で社歌を作られたのですか?
JOさん:「社内バンドを始めたよ」って社内のFacebookに投稿したところ、「社歌を作っちゃいなよ」とオーバーオールを着た女性の執行役員が職権を乱用した依頼をしてきまして……。
オーバーオールを着た執行役員の吉田さん:そうですね(笑)。うちの会社は若い社員が多い“ファミリーカンパニー”なので、イベントなどで盛りあがれる社歌があればいいなと。それで、バンド部に「社歌作っちゃいなよ」って……(笑)。
──とすると、完成したらお披露目会なんかも?
吉田さん:そうですね。社内だけでなくゆくゆくは社外に向けても発信したいです。
──メンバーはおふたりだけですか?
KEN×2さん:本日取材の都合が合わなかったベース担当を含め、社内のバンド部として活動しています。結成のきっかけは話の流れで……。
JOさん:社内会議のあと飲み会に流れることがよくあるのですが、その場で音楽好きやバンド経験者が集まり、1回スタジオに入ろうかという話になったんです。
──それはいつ頃のお話ですか?
KEN×2さん:2年前くらいですね……。
JOさん:やろうやろう詐欺がずっと続いてました(笑)。
KEN×2さん:最近になってやっとバンドっぽい形になりました。
──やっぱり最初はコピーから?
KEN×2さん:そうですね。ヤバイTシャツ屋さんとか。
JOさん:WANIMAもやりましたね。ほかにも、モンゴル800とか、ブルーハーツとか。
独特な方法で作られる社歌
──社歌は3人のアイディアだけで作っているのですか?
吉田さん:メンバーそれぞれの特色や好きな音楽ジャンルが違うので、ひとつの歌詞に対してメンバー3人がそれぞれ作曲、編曲をしたものを3曲、3人で共作したもの1曲を社内コンペで投票することになっているんです。
KEN×2さん:僕は重めのハードロックやラウドロックが好きなのでそんなアレンジで。
JOさん:僕は鼻歌で歌えるようなメロディにバンドサウンドが乗った、比較的ポップなものにするつもりです。
KEN×2さん:ベースはTHE YELLOW MONKEYや邦楽ロックが好きなので、また別のタッチになると思います。
──ホームページを拝見いたしましたが、そこにも歌詞に出てくるような「ひとりでいたくない」「家族のような会社」といったことが書かれていましたね。
吉田さん:そうなんです。寂しがり屋の集まりなので(笑)。
KEN×2さん:毎日どこかで飲み会が開かれていて、飲み会が多いのがこの会社の魅力だと思います(笑)。僕、この会社に入るまでずっと引きこもっていたんですが、この会社に入って、まわりのみんなのおかげで人格が変わりました(笑)。まわりの人からも変わったねぇってしみじみ言われるんです。環境で人って変わるんだなと、実感しています。
吉田さん:ファミリーカンパニーということもあり、プライベートと仕事の垣根をいかになくすかということを常に考えているので、積極的にまわりがKEN×2に踏み込んでいった結果かも。
KEN×2さん:最初はすごく嫌だったです(笑)。でも、結果的に自分のいいところをすごく引き出してくれて、感謝してます。
ファミリーカンパニーのすごみ、社員の一芸を活かす社風
家族のように社員同士が遠慮なく接してくれていることで、自分でも気づかなかった魅力的な一面に気づくことができたというKEN×2さん。確かに、3人が3人ともお互いのことを理解しており、家族のような温かい雰囲気でトークをしてくれました。社歌の歌詞にも出てくるとおり「出会った縁(えにし)」を大事にしている会社なのだと実感。社歌は完成次第レコーディングや社内の映像チームによるMVの撮影も予定しているとのこと。ホームページへの掲載も予定しているとのことなので、期待して待ちましょう! 終始笑いが絶えず、楽しくお話を聞かせていただきありがとうございました!
インタビュー後、吉田さんにお願いし、社内を拝見。お、オシャレすぎない? 聞けば、社内にDIYの心得のある方がいらっしゃるようで 、社内のインテリアについて話していたところ、「じゃあ、自分、作っちゃいましょうか?」と、仕事の合間を縫ってテーブルや各コーナーなどを自作しているのだとか。前述の撮影チームの方も元TV局出身だとか。奥に飾ってある習字に関しても、「社員に習字の師範がいて……」とのこと。社員がバラエティ豊かぁぁ!
ただでさえ豊かな人材の、それぞれの魅力を引き出したうえで、それぞれの一芸を生かすって最強だな~。社員の過去を受け入れて踏み込む社風であると吉田さんが言っていた意味がわかった気がする。人の過去にはいろいろなことがあるが、それをまわりが今に活かせてあげれば、その人だけでなくみんなが幸せになるのかもしれない。実際にKEN×2さんは引きこもっていた過去を明るく話してくれた。まわりの人が変わるきっかけをくれて、変われた今の自分が好きになれたからだろう。帰り道、スキンヘッドで一見強面のようなのに軽快なトークで場を和ませてくれたJOさんが、かつて金髪のパンク兄さんだったという話を思い返し、そんなことを思った。起こしてしまった失敗も、まわりへの警鐘に活かすことができる。みなさん、過度なブリーチには気をつけてください。