【検証】クロちゃんは本当に楽曲派なのか!? 話題のアイドルコンピ盤を解説してもらった

特集・インタビュー

[2016/10/5 17:00]

J-POP、アイドル好きとしても知られる世界的ギタリスト、マーティ・フリードマンが、楽曲の良さをテーマにアイドル曲をセレクトしたアルバム『楽曲派!-GAKKYOKUHA- selected by マーティ・フリードマン』が10月5日にリリースされた。ジャケットには、こちらもアイドル好きとして知られるクロちゃん(安田大サーカス)の写真がどどーん!と使われているが……これをみた一部アイドルファンからは「クロちゃんが楽曲派なはずがない」「クロちゃん、楽曲派のイメージないから」などの辛辣な声があがっている模様……。ここではそんなクロちゃんを直撃! 彼がアイドルのルックスだけでなく楽曲もしっかりと愛しているのかどうか、その真相に迫った!

『楽曲派!-GAKKYOKUHA- selected by マーティ・フリードマン』ジャケット

——単刀直入に……クロちゃんって本当に楽曲派なんですか?

アイドルってビジュアル先行だとか言われがちですけど、楽曲って大事なんですよー。言うなればカラダの心臓部分。初め聴いたときはピンと来なかったのに何度も聴いてるうちにメチャクチャ好きになることや、アイドルちゃんが歌とともに成長するのをみるのがたまらないんです。好きな曲になるとイントロが流れた瞬間に涙腺がゆるくなっちゃうから。

——なるほどです。そんなクロちゃんにとって『楽曲派!-GAKKYOKUHA- selected by マーティ・フリードマン』はどんなアルバムだと言えるのでしょうか?

マーティさんという超一流のミュージシャンが選んでくれた楽曲ですが、どれもこれもハッピーになれる選曲からマーティさんの人柄が出ていると思います。こういうのって解散したアイドルの曲って普通は入らないのに、解散した“ななのん”が入ってたりするあたりが、選曲でブレてないんだと思いました。絶対「この曲いる!」って言ってスタッフさんたちを困らせたんだろうなって(笑)。

——それでは楽曲派らしい視点でこのアルバムの収録曲を紹介してみてくださいよっ!

楽曲派(!?)のクロちゃん

1. さくら学院『ベリシュビッッ』

フォークダンスから入る学校の行事感。たまらないですねー。中学卒業と同時に卒業があるので、父兄のみんな(ファン)が目頭を熱くしながら応援してる、熱さがすごく伝わってきます。

2. アフィリア・サーガ『Never say Never』

がんばりたくなる曲。純粋に夢を追いかけていけば、結果は出るんだろうなと思わせられます。アフィリアでのクロちゃんの推し=みくぽむと一緒に、にゃんにゃんダンスをしたくなるなー♪

3. ひめキュンフルーツ缶『パラダイム』

ロックでかっこいい系の曲。歌ってるのを観ててもキリッとしてて、クールビューティー感がすごい。真剣な表情って目を奪われますよね。Mなクロちゃんなんて、いつ観に行ってもイチコロです。

4. まねきケチャ『きみわずらい』

「全部君のせいかも」って何度も言われてキュンキュンしまくり。ガチ恋しちゃいそうになっちゃうよー。まねケチャの中でも、キラーチューンな曲。まゆパンダが、いつも眠そうで目が開いてないんじゃないかなって心配になる感じもたまらない。

5. ベイビーレイズJAPAN『走れ、走れ』

ポジティブにさせてくれる曲。そして、ボーカル・まなつの声が良いので、声に気持ちをのせて伝えてくれます。どんな速いテンポの曲でも聴き取りやすく、入り込みやすいのはベビレJの強み。あと、でんちゃんのアイドロック感が萌えますね。

6. さんみゅ~『純情マーメイド』

1980年代王道アイドルサウンドをかかげた彼女たちのなかでも人気がある曲。定期公演でのファン投票でも1位になっています。ソロでもライブをやってる、せにゃんの歌い出しからの、キャラメルボイスあやなちゃんへと続く流れだけでおじさん世代の人たちはギュッとつかまれちゃう!

7. ななのん『キス ミー ダーリン♡ feat.ザ50回転ズ』

双子みたいに可愛いふたり。そして、可愛い曲にメロメロ。良い曲っていつまでたっても耳に残るんだなと思わせられちゃいます。解散ライブでふたりが泣かなかったので、ファンが泣きながら「頼むから泣いてくれ」ってお願いしていたのはもはや伝説。

8. つりビット『Chuしたい』

キスをテーマにしてるけど、可愛らしく感じるのはつりビットちゃんならでは! この春は、毎月ワンマンやったりしてますます勢いがついている5人組。さくちんがグラビアに挑戦してファンが増えたりと今が成長期です。

9. デスラビッツ『うさぎのきもち』

色んな要素が入りまくってる曲。ゆずちゃん、えみちゃん、かりんちゃん、可愛い3人が部長という悪い大人に動かされています。部長はファンやメンバーから「臭い」「あっちいけ」「帰れ」と罵声をあびさせられるキャラ。ワンマンライブでの部長の“辞める辞める詐欺”はいつまで続くの!?

10. predia『刹那の夜の中で』

大人セクシーかっこいい歌。大人の遊び場にようこそというキャッチフレーズで魅了します。ライブに行くとスペシャルなパーティーに参加してる気分に。百戦錬磨の彼女たちに溺れまくってみたい。

11. 愛乙女☆DOLL『セツナツ、ダイバー』

今では第4のドールまで妹分がいるお姉さん。“いつでもあなたのお人形”というキャチフレーズのグループで、いつまでもフレッシュです。これってキラキラし続けてるってこと。本当にすごい。

12. ぱすぽ☆『少女飛行』

PASSPO☆といえばこの曲です。女性グループがデビューシングルで週間ランキング1位を獲得したのはオリコン史上初と、話題になった曲。空と旅をモチーフにして、マイクの持ち方にもCA風のこだわりが。今はとっても自由すぎて、こっちがヒヤヒヤします(笑)。

13. CLEAR'S『答えしか知らないツライ』

お掃除ユニットCLEAR'Sは姉妹グループが各地にいて、お掃除をして明るくしてくれます。イロモノかと思いきやみんな大好きなメイドさんで、王道的な歌とダンスにお掃除テイストをポップに掛け合わせています。

14. アイドルネッサンス『君の知らない物語』

広大な歌。引き込まれる、吸い込まれる。真っ白な透明感は、誰の追随も許しません。この曲は2009年にsupercellが発表した楽曲をカバーしたもの。カバーしてるだけでなく自分たちの色で歌い切っているから、こんなに感動させるんだろうな。

——あ、ありがとうございます……。ちなみに収録曲以外にも楽曲派として好きな曲ってあります? まだ信じられませんっ!

なんで信じてくれないのぉー>_< ホントですよ。ベイビーレイズJAPAN『ベイビーレボリューション』だったり、PASSPO☆『Dear my friends』だったり 、もっとがんばろうって思える曲とか超好きだもん! あと、デスラビッツの『アイドルSTAR WARS』とか、大人にやらされてる感の曲もジワるから。

——一部では「クロちゃん、楽曲派のイメージない」とか言われてたりもしますけど……。

まだ疑ってんの!? 本当に好きだもん! ネット情報とか某Q&Aサイトのマニアックな質問は信じちゃダメ!! 可愛いコが可愛い服着て歌ってるの最高じゃないですか!! あーん、アイドルの話ししてたらアイドルに会いたくなっちゃった! 握手会いってきます! ……あっ、接触したいわけだけじゃなくて、もちろん歌メインですからねー(汗)!!

耳マン編集部