吉川晃司「お茶がおもしろくなってきましたねぇ……」はホントっぽい!『お茶の京都博』開催ッ!!
これからくるのは……お茶ァァ!
「お茶がおもしろくなってきましたねぇ……」とは、あの吉川晃司が『キリン生茶』のテレビCMで訴えかけてくる名パンチラインですが、どうやら本当におもしろくなってきてるっぽいです。
京都府では2017年4月より、“お茶の京都”をコンセプトとした『お茶の京都博』を開催。大小さまざまなイベントを企画し、お茶で京都を盛り上げていくという。これはお茶がおもしろくなってきましたねぇ……。そんな『お茶の京都博』の開催を前に、“お茶の京都”の取り組みに関するトークセッションが開催されるというので、我々『耳マン』も吉川晃司のシンバルキックくらいの勢いで潜入してきました。
関ジャニ村上&マツコ番組出演のあの人も!
イベントには京都府企画理事付理事小川嘉幸氏や、『お茶の京都博』総合プロデューサー鈴木恵千代氏など、同博覧会の関係者が参加。京都、そして同地の人々が大切にしてきたお茶の文化の素晴らしさを改めて説明し、『お茶の京都博』への意気込みを語っていく。参加者のなかには村上信五(関ジャニ∞)&マツコ・デラックス『月曜から夜ふかし』(しかもTOKIO長瀬クンのゲスト回!)で彼らに抹茶、そして抹茶料理ふるまった京都の老舗茶商・辻利兵衛本店社長の辻伸介氏の姿も。「宇治茶の恵み」をどれだけありがたく思っているか、優しい口調で語る同氏の言葉からも、京都の人たちがどれほどお茶を大切にしているのかが伝わってくる。
本格的な宇治茶をふるまってもらうタイム
また、長きにわたって高品質な宇治茶を生産してきたことが認められ黄綬褒章も授与された宇治茶の生産農家・下岡久五郎氏も登場。同氏が宇治茶(玉露)をふるまってくれるという豪華な時間も設けられた。お茶は「話をしながら楽しむ」ということが最も重要だと語り、リラックスした様子で来場者と会話を楽しみながらお茶を淹れ、ふるまってくれた。下岡氏が生産する宇治茶は1キロ30万円の値がついたりもするそう……。これは大事にいただかないと……。
京料理もいただけた
さらに、京料理『木乃婦』三代目主人・高橋拓児氏による創作料理のふるまいも! 贅沢すぎる……。
そして宇治の煎茶を使ったお茶漬けだ。これ……最高においしい。固めに炊かれたご飯に、鯛、ごまのクリーム、わさびを乗せ、宇治の煎茶をかけていただく。高橋氏は「宇治のお茶とダシは同じようなもの。旨みの成分がしっかり含まれているのでここではダシはいらないんです」と語ってくれた。なるほど……。
お茶とは……?
みなさんも食堂などさまざまな場所で“お茶”をタダで飲んでいるだろう。しかし、そういったお茶への考え方を見直そうという動きもあるという。確かに、この日にここに集まっていた人たちのお茶に対する想いを聞けば、お茶=タダで当然なんて考えられない。『お茶の京都博』はまさに、そんなお茶の奥深さ、おもしろさ、そしてお茶を大切にしている人たちの想いを届けるためのイベントとして開催されるのだ。
丸の内で事前イベント!無料で宇治の玉露、煎茶も
11月3日には『お茶の京都博』のPRイベントが東京・丸の内で開催される。江戸時代に約240年にわたって行われた「お茶壺道中」を現代風に再現したセレモニーや芸妓舞妓の舞踊が行われるという。「お茶壺道中」は14時30分スタート。丸の内仲通りから丸ビルまでお茶壺が運ばれる。また、期間限定で丸ビルマルキューブに宇治茶BARもオープン! 日本茶インストラクターが無料で玉露、煎茶をふるまっていくれるという。これはアツい! またあの感動を味わいたいぞ! 宇治茶BARのオープンは11時から13時、17時から19時の2回。
ぼくも今回のイベントでお茶のおもしろさを実感できた。やはり体験してみなくては何も始まらないのだ。アメリカでは健康ブームの流れで日本茶が流行っていたりもするというので、この機会に奥深きお茶の魅力を体感してみてはいかが? いやぁ、ほんとうにお茶がおもしろくなってきまし……もういいか。