ビートルズのカバーもバッチリこなす関ジャニ∞の“歌心ある”バンド演奏『関ジャム 完全燃SHOW』

連載・コラム

[2016/12/27 19:55]

ビートルズを大特集!

12月25日に放送された関ジャニ∞の音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』はビートルズ特集。いきものがかりなどを手がける音楽プロデューサー本間昭光と、ポップロックバンド、ノーナ・リーヴスのフロントマンであり“洋楽通”として知られる西寺郷太をゲストに迎えての放送となった。

ビートルズ『アビイ・ロード』

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『ズッコケ男道』ビートルズ風に

今回はビートルズがいかにして伝説的なバンドになったのかを掘り下げる放送となり、本間がピアノ、西寺がドラムを実際に演奏してフレーズ解説をするなど、ビートルズファンも唸る音楽的な内容となった。関ジャニ∞の楽曲『ズッコケ男道』をビートルズ風にアレンジしてみるコーナーはメンバーもコーラスで参加して大盛り上がり。ビートルズが“発明”したとも言えるドラムフレーズやコード進行の影響力の大きさを改めて感じさせてくれるコーナーとなった。

“歌える”関ジャニ∞メンバーによるビートルズカバー

名物のセッションコーナーは、ビートルズの編成にならってギター&ボーカルに渋谷すばると錦戸亮、ベースに丸山隆平、ドラムに大倉忠義という4人編成でビートルズの名曲をカバー。1曲目『デイ・トリッパー』のギターフレーズをかなり緊張した様子で弾いていた渋谷の姿からもわかるように、あのビートルズの名曲を、しかも全国放送で演奏することにプレッシャーもあったかもしれない。しかし! いざ演奏が進めばそんな心配も皆無。関ジャニ∞のなかでも“歌える”4人だけあってコーラスワークもバッチリとハマっていて安定感バツグン。演奏を支えるリズム体が特に光っており、エピフォンのセミアコースティックベースによる優しいトーンでフレーズを刻む丸山、リンゴ・スター(ビートルズのドラム)さながらの歌うようなドラミングで、温かな声質のコーラスも効果的だった大倉の息の合った演奏が存分に楽しめた。

関ジャニ∞の歌心

ボーカルグループとしても活躍し、歌心がわかっている関ジャニ∞だからこそ、楽器演奏にも“歌う”ニュアンスがしっかりと込められていて気持ちがいい。ビートルズのようなメロディやコーラスに寄り添う演奏が重要になってくる楽曲の演奏に、彼らはぴったりなのかも。より一層、関ジャニ∞のバンドとしての魅力が引き出された放送となった。

次回の放送は2017年1月8日。音楽プロデューサーの蔦谷好位置、いしわたり淳治、tofubeatsの3人がゲストで登場する。セッションコーナーも楽しみだ!!!

[Oh!Lee]