【大衆居酒屋でFUNK!!】BRADIOリーダーに最新作を居酒屋メニューっぽく解説してもらった

特集・インタビュー

[2017/2/2 17:00]

飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を博す4人組ファンキーバンドBRADIOが1月18日にニューアルバム『FREEDOM』をリリース。ブラックミュージックのエッセンスを独自のポップさとミックスさせたバラエティ豊かな楽曲が並ぶこの作品は、ファンク/ソウル系ファンからJ-POP好きまで幅広いリスナーを魅了する強力なアルバムだ! 同バンドのベーシストでリーダーの亮輔(酒井亮輔)とたまたま飲むことになっていたので……ここではお酒を酌み交わしながらこのアルバムについて語ったもらった。

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今日もFUNKで酒がうまい!

——いやぁ、これはめっちゃいいアルバムだねぇ。

ありがとうございます! かなり個性派揃いっていうか、最強のサッカーチームみたいなアルバムになったと思います。

——1曲目の『Back To The Funk』なんてめちゃくちゃタイトなファンクだけど、これをオープニングナンバーにするってなかなか勇気いるよね?

そうですよね。でもメンバーも満場一致で『Back To The Funk』を1曲目にしてぶちかまそうって。これはもう「すげぇファンクやりてーな!」っていう気持ちしかない曲で。この曲はシングルでもリリースしてるんですけど、その前のシングル(『ギフト』)はバラードだったので、パンチがあるやつを思いっきりやりたかったんですよね。音作りも凝ってて、ドラムもスネアの上にシンバルを置いて録ったり、めちゃくちゃ自信作ですね。

——これはカッコ良いよね! じゃあさ、この曲をここのメニューで例えるならどんな曲って言える? ファンクってけっこうわかりにくいじゃん?

え……!? ここのメニューですか!?

——そうそう、居酒屋のメニュー。

えっと……。

——うんうん。

もろきゅうですかね……。

——おお!もろきゅうきた(笑)! どんなところが?

僕、新潟県出身なので夏は野菜を食うんですよね。きゅうりに味噌つけて食うっていうのが子どものときからのおやつ的な感じで。それがまさにバック・トゥ。あとは……もろきゅうってシンプルだけどうまいですよね。『Back To The Funk』もシンプルだけどヤバい曲なんで。

『Back To The Funk』

——わかりやすいねぇ。やっぱり今の時代にファンクやるってことはブルーノ・マーズを意識したりもしてる?

めちゃくちゃ意識しちゃいますね。あのシンプルさはすごい。でも参考にしすぎるとブルーノのイメージから抜け出せなくなるんですよ。ベースラインも意識するとどんどん似ていっちゃうし。『Back To The Funk』のベースラインも一旦めちゃくちゃ『Uptown Funk』(マーク・ロンソン feat. ブルーノ・マーズ)みたいになっちゃったり(笑)。

——なるほどね。でもやっぱり意識するんだね。

コラボとかしたいですもん!

——それアツい!期待したい! じゃあさ、ここに生ハムサラダあるけど、これってどの曲っぽいかな?

え、えっと……『All I Need Is You』ですかねぇ……。モータウン系のビートの曲なんですけど、軽いビートでカラフルって感じなので。生ハムサラダ感ありますね。

——おー、確かに。

『All I Need Is You』

この曲は11曲目に収録してるんですけど、実は曲順はめちゃくちゃ悩んだんです。最初(『Back To The Funk』)と最後(『Colors』)はすぐ決まったんですけど、あとは悩んで。でも俺の意見をけっこう反映してくれたんですよね。8曲目に『HOTELエイリアン』(2015年にシングルでリリース/テレビアニメ『Peeping Life』主題歌)っていう強力な曲を置いて、そのあとは一旦落としつつ徐々にあがっていって、最後は希望が見えて来るみたいな感じにしたくて。

——確かに『All I Need Is You』がラスト前の11曲目にあるってバランスいいね。

効果的な曲になってると思います。

——なるほど。ホントごめんなさいだけど、このちくわの磯辺揚げ的な曲ってある? これうまいから。

これは……確実に『Revolution』ですね。ちくわの磯辺揚げってかなり革命的だと思うんですよね。ちくわとして出来上がってるものをさらに揚げちゃうんですよ? そのままでもうまいのに……。すげえ手が込んでる……。これはまさに革命。

『Revolution』をほおばる酒井

——確かに(笑)! アツアツで脂っこい感じも『Revolution』っぽいかも。このひと口ステーキは?

まだっすか(笑)!?

——お願いします……。

う〜ん、これは『彼女ハリケーン』ですかね。なんか……ワガママな感じしますよね(笑)。別にこの店になくてもいいし。なのになんでこんなに主張するのっていう。でもかわいいから否めないっていう感じが曲のコンセプトに合ってますね。

——曲調はだいぶセクシーな感じだけどね(笑)。『彼女ハリケーン』のベースラインはめっちゃシンプルだけど存在感あるよね。

『彼女ハリケーン』

この曲お気に入りなんです。3年前くらいにはできてたのに、当時はなんかハマらなかったんです。でも時間も経って俺たちも進化して、ボーカルの感じとオケの感じがいい感じにハマって。

——艶っぽくってカッコ良い! ベースプレイ的には……『-Freedom-』が強烈だよね。手数多めだけどめっちゃくちゃタイトで。(※聞き手Oh!!ビーフは元『ベース・マガジン』編集部)

嬉しいです! フェスでBABYMETALと一緒になったときに神バンドの演奏がめちゃくちゃタイトでカッコ良くて。ベースもテクニカルで細かいことやってるのにしっかり聴こえてくるし。デカい会場だと楽器の音って聴き取りにくくなりますけど、BABYMETAL観てて全然そんなことないなって。だからこういうベース弾きまくる曲もいけるなって。

——フェスにもたくさん出てるもんね。いろんな発見がある?

そうですね。いろんなバンドを観られるっていうのもありますけど、たくさんのお客さんを観られるっていうのが大きいですね。こういう曲だとこういうノリで楽しむんだっていうのを間近で観られるじゃないですか。今回のアルバムのバラエティ豊かな感じはフェスにたくさん出られたことも影響してると思います。

——確かに。じゃあ『-Freedom-』っぽいメニューをお願いします。

またですか(笑)! なんだろう……このブルーハワイってやつですかね。ぶっちゃっけよくわからない飲み物だし(笑)。なんなんですかねブルーハワイって……。

——どんな味なのそれ(笑)?

何味なんだろう……(笑)? いろんな味が入ってて何とも言えないですね。でも『-Freedom-』は“自由は探すものだ”っていうメッセージがあるので、メッセージ性は近いと思います。

『-Freedom-』を楽しむ酒井

——強引にいったねぇ(笑)。いやぁ、このアルバムのことがよくわかりました(笑)!

マジですか(笑)!

——ちょっとふざけたけど、このアルバムってメンバーたちの歌と演奏を追求する姿勢とか、曲づくりにもいろんな挑戦がみえてすごいアルバムだと。

本当に良いアルバムができたと自分でも思います。あんまり気の利いたことが言えないんですけどね……。世界中の人に聴いてほしいです!

——こんな良いアルバムを作って次はどんな野望を?

武道館とか大きなところでやりたいですし、遠くないうちにできると思いますけど、根本的にはどこでやるかっていうよりも良い曲をどんどんつくりたいです。自分たちの曲が世の中にどういう風に食い込んでいくかっていうところを大事にしながら、みんなを幸せにできる曲をつくっていけたらと思います!

『FREEDOM』を語り合い、夜は更けていく
[Oh!!ビーフ]