『関ジャム』のマニアックな音楽トークが止まらない!ベース特集が大反響でトレンドワード1位に
『関ジャム 完全燃SHOW』でベースを大特集
ジャニーズグループによる番組でありながら、音楽の深部に迫った内容で人気を博すバラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』。3月26日放送回は“ベース”というパートに迫るこれまたマニアックな内容となり、グループのファンはもちろん音楽ファンの間でも話題を呼び、Twitterのトレンドワードでも1位を記録。大きな注目を集めた。
根岸孝旨、KenKen、ハマ・オカモトという豪華ベーシストたち
今回の放送にはゲストとして、プロデューサーとしても活躍するベーシスト界の“重鎮”根岸孝旨、RIZEやDragon Ash、LIFE IS GROOVEなどのバンドのほか、ソロやサポートベーシストとしても活躍するKenKen、OKAMOTO'Sやズットズレテルズなどのバンドのほか、星野源のバックでも活躍するハマ・オカモトが登場。トークもセッションも低音だらけの放送となった。
KenKenホントにすごい……
ギターやドラムに比べて地味だと思われがちなベースだが、近年では楽器自体も進化して弾きやすいものが増え、奏法もさまざまに進化。多彩な表現をみせるベーシストたちが大活躍している。今回の放送では、KenKenが打楽器のように弦をハジいてリズミカルなプレイを生み出す“スラップ”という奏法を解説したり、ハマが低音域から高音域に滑らかに音を移動させるグリスというテクニック(高音域→低音域の場合もあり)を解説したり、知られざる(!?)ベーステニックの数々を紹介していった。なかでもKenKenが紹介した、左手だけで(弦をネックに押し当てながら)音を出すプレイはかなり個性的で、あまり類をみない奏法にハマも驚きをみせていた。KenKenホントにすごい……。
根岸が語った「ベースはバスドラムに音階をつける役割」という話も非常に深い内容で、ベースとバスドラムのみの音源を使ってその意味を解説。かなりマニアックな内容は、ベースや楽曲内での低音の在り方に興味がある層(一体どれくらいいるのか……!?)にとってはたまらない内容となったに違いない。わたしはたまりません!
圧巻のトリプルベース!これって地上波だよな……
恒例のセッションではRIZEのメジャーデビューシングルで代表曲でもある『カミナリ』を、関ジャニ∞の渋谷すばる(ボーカル)、錦戸亮(ギター、ボーカル)、丸山(ベース)、大倉忠義(ドラム)、そして、そこにKenKen、ハマも加わって演奏。丸山はしなやかなサムピング(親指で弦を叩くこと)で同曲の印象的なイントロのフレーズをバッチリとキメ、そのほかのセクションもベースを高めに構えた安定感あるフォームでしっかりと弾き切ってみせた。番組中はベース界のレジェンドたちに緊張しきりの様子だったが、どっしりとした演奏を聴かせ、そんな丸山のプレイを楽しむようにハマ&KenKenも各々アプローチ。ハマはフレットレスべースを駆使したユニークなアプローチを聴かせ、KenKenは楽しそうにコーラスも担当しながら、ソロでは指弾き&スラップで盛り上げた。圧巻のトリプルベース……こんな内容を放送できるのって関ジャムくらいだろう。
関ジャニ∞もロックに『カミナリ』!
渋谷はディレイ(遅延音を追加するエフェクト)を駆使して原曲に上手く寄せたスタイルの歌唱を聴かせ、ガッツリと歪みをかけたギターサウンドでサウンドを支えた錦戸は、ソロではファンキーなカッティングで楽器プレイヤー心をくすぐるプレイをみせた。大倉はRIZEの金子ノブアキ(ドラム)っぽい雰囲気を醸し出しており(気のせい?)、ハードさとキレのよさをあわせもったドラミングで楽曲を支えていた。本家のKenKen、そしてハマのサポートもあって、かなりぶ厚い『カミナリ』が全国のテレビから放出されてたことだろう。
KenKenも放送内で「ベースがキテる」といった発言をしていたが、今回の反響をみる限りでは本当にそのとおりなのかもしれない。今後も個性豊かなベーシストたちに注目して楽曲を楽しんでほしい! 次回のゲストはPerfume。これまたひと味違った放送となりそうだ!