【レポート】1000人ブルーハーツに大興奮&感涙! 今年の『1000人ROCK』もすさまじかった……

特集・インタビュー

[2019/7/12 12:05]

今年の『1000人ROCK』はブルーハーツ

1000人でバンド演奏を行うという目的で2017年にスタートした『1000人ROCKFES.GUNMA』(通称、1000人ROCK)。6月1日、同イベントの第3回がこれまで同様に群馬県の伊香保グリーン牧場にて開催された。第1回、2回は開催地・群馬県から誕生した伝説的ロックバンドBOOWYの楽曲を課題曲とし大盛況を収めたが、今回はBOOWY同様に熱狂的ファンが多いTHE BLUE HEARTS(以下、ブルーハーツ)の楽曲を1000人で演奏することが決定。『耳マン』編集部もブルーハーツ大好き!ということで、なんと今回は我々がプロデュースをさせていただきオフィシャツTシャツも制作させてもらったのです!

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かっこいい!

今回は我々もこのTシャツを着て参戦! 感動に包まれたイベントの様子をレポートしましょう!

今回みんなで演奏するのは『終わらない歌』。バッチリ暗譜できてますよ!

車で東京から約2時間。見えてきました伊香保グリーン牧場! 懐かしい! そもそも我々は記念すべき第1回を取材させてもらい、そのときの感動が忘れられず今回ご協力をさせていただくことになったのでした。わぁぁ、あの興奮が蘇る……!

天気も最高!
会場へ続く道。開放感があってピクニック気分も味わえる! 早くもお酒飲みたい
当日は11時からリハーサル、14時に開演というスケジュール。9時頃に到着したためまだ会場はまだこんな感じ。ここにボーカル、ギター、ベース、ドラムの計1000人が集まるのだ……!
同行したデザイナーK氏(エディ・マーフィー似)も1000人ROCKのオフィシャルバンダナを頭に巻いてマーシー(真島昌利/ブルーハーツのギター)スタイルで気分を高める。この日だけはマーフィーもマーシーに!

リハーサルに向けて参加者も続々と集まり、各自セッティングを始める。こういうときドラマーって永遠に叩いてるよな……。そんなドラマーあるあるを体感しつつ会場を見まわすと、友達同士や家族、カップルなど本当に幅広い参加者が集結しており、みなさんめちゃくちゃ楽しそう。晴天のなか野外で楽器を鳴らすなんてなかなか経験できないですもんねぇ。

おそろいでTシャツを着てくれていた素敵な家族。みんなでギター&ベースで参加するとのこと。素敵すぎ!
京都から車でやってきたという家族。お父さんお母さんはボーカル、お子さんはドラムで参加するとのこと。ポーズもキマってます!
河ちゃん(河口純之助/ブルーハーツのベース)ルックの素敵なベーシストを発見!
やっぱりマーシーいる! ほかにもマーシーたくさんいました!
ブルーハーツっぽくない多弦ベースで参加する人も。「炎天下なので頑丈なベースを持ってきました」とのこと。なるほど
ドラマーもさまざま。可愛いセットは「こういうときにしか使えないから」との理由でチョイス。梶くん(梶原徹也/ブルーハーツのドラム)っぽい雰囲気もあって一瞬本人かと勘違いしてしまいました……!
マーシーのルックスで梶くんするドラマー! 去年は布袋寅泰の格好でドラムを叩いたとのこと!
参加チケットを紛失してしまい遅れてやってきたエアギタリストの宮城マリオさんを発見! 最終的には無事に入場できたようでがっつりエレキギター弾いてました(エアギタリストなのに)!
高校の軽音学部に入っているという女の子たち。「ブルーハーツ大好きです♡」

ガールズバンドSILENT SIRENのすぅ(ギター)さん、ひなんちゅ(ドラム)さんも参加していました! かわいい!

この日に向けて実行委員の方々とギターを練習してきたキッズたちも準備万端! がんばれー!

入念なリハーサル! 楽しく、一生懸命やろう!

そしてリハーサルがスタート。1時間をかけてパートごと、そして全員で『終わらない歌』、そしてアンコール曲として参加者には事前に伝えられていた『リンダリンダ』(テンションあがる!)をみっちりと練習する。このイベントでは会場中央で演奏するホストバンドに合わせるようにみんなで合奏するのだが「歌い出しはドラムのカウントに合わせてください」や「ボーカルはなるべくみんなでオンマイクにしてください」などなど、みんなで少しでも“良い演奏”をしようとする姿勢が感じられ(指示をするのは実行委員長の柄澤純一郎さん。音楽好き!)バンドマン心が燃え上がる。みんなでがんばろーぜ!!

本番さながらのリハーサル! みんな楽しそう&一生懸命!
リハーサルだけ私も参加!

言葉はいらないのである

リハーサル後はご飯を食べたり、お酒を飲んだり、持ち込んだアウトドアチェアーに座ってのんびりと楽器をつま弾いたり、練習し続けていたり(やっぱりドラマー!)、それぞれが思い思いに時間を過ごしつつ本番を待つ。そしてついに本番がスタート。渋川市長の髙木勉氏の挨拶のあと、実行委員長の柄澤さんの「1000人ROCK〜! カモン!」の合図で『終わらない歌』、そして『リンダリンダ』が演奏された。言葉はいらない。ただただ楽しく、アツく、感動的なのである。

1000人で演奏する楽しさ! 誰も一人ボッチじゃない!

いろいろな境遇にある1000人が全国から集まり「世の中に冷たくされて 一人ボッチで泣いた夜 もうだめだと思うことは 今まで何でもあった」と熱唱(熱演)する姿に涙があふれた。1000人の音楽愛&ブルーハーツ愛がひとつとなり、この瞬間ばかりは誰一人として一人ボッチではなかったはずだ。参加者の方々に話を聞いてみると、これまでに開催された3回すべてに参加している人も多く、『1000人ROCK』自体のファンになっている人の多さに驚かされた。1000人の合奏が生み出す感動と興奮が深く心体に刻まれているのだろう。

今回の盛り上がりをみる限り来年の開催も間違いなさそうだ。実行委員長の柄澤さんは「素晴らしいバンドメンバーと出会えて幸せでした」と終演後にコメントしていたが、ぜひあなたも『1000人ROCK』のバンドメンバーになってみては? 思っているより1000倍アツく、感動的なイベントですよ! 課題曲などはもちろんまったくの未定ですが(誰の曲になるの!?)どんな曲目であっても1000人で合奏すればめちゃくちゃ楽しい!

音楽好き、楽器好きには全力でオススメしたい『1000人ROCK』、参加者のみなさまお疲れさまでした。Tシャツをご購入いただいたみなさまも本当にありがとうございました! 『耳マン』より愛をこめて!

耳マン編集部