令和から昭和にタイムスリップ！　新井ひとみ×掟ポルシェスペシャル対談♡〜80’sファンシーTシャツ発売記念〜

[2020/5/22 12:00]

1980年代アイドル風アイドル・新井ひとみに掟ポルシェが直撃！

ダンス＆ボーカルグループ東京女子流の注目メンバー新井ひとみが“1980年代アイドル風アイドル”をコンセプトに、2019年11月にソロデビューを果たしました。太田貴子のカバーであるデビューシングル『デリケートに好きして』に続いて、2020年3月にリリースされたセカンドシングル『少女A』は中森明菜のカバー。令和の時代にバリバリの昭和アイドルソングを歌う姿は新鮮で、彼女の抜群の歌唱力や愛らしい魅力も相まって人気を呼んでいます。そんななか、私ども『耳マン』では『少女A』の発売を記念してスペシャルコラボTシャツを制作！　はたまた同Tシャツの発売を記念して、新井ひとみと、東京女子流のファンとしても知られるアイドルフリーク・掟ポルシェのスペシャル対談を実施！　新型コロナウイルス対策のためリモートでの対談となりましたが、新井ひとみソロプロジェクトについてや1980年代のカルチャーについてたっぷりと語り合っていただきました。和やかな雰囲気あふれるふたりのほのぼのトークをどうぞお楽しみください♡　記事の最後にはコラボTシャツ発売情報も掲載しておりますので、お見逃しなくっ！

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6年ぶりのたっぷりトーク！　最近、何して過ごしてますか？

掟：ご無沙汰しております！　たびたび東京女子流さんとは一緒にお仕事させてもらってまして。主演映画『学校の怪談呪いの言霊』のイベントで司会をさせてもらったのが2014年で。
新井：あぁー、もうそんなに経ちゅんですね。……（噛んだのを言い直して）経つんですね。
掟：（うわ、ちゃんと噛んでる！　アイドル性高い！　あ～今日取材できてよかったなぁとすでに思いながら）6年前になるんですね。もうすっかり大人で。
新井：なんか、ありがとうございます（笑）！
掟：なぜお礼を言われているのかわかりませんが、とてつもなく嬉しいです！　今、世の中いろいろ大変ですけれど、最近は何して過ごしてます？
新井：最近はぁ、ルーティンとしてはお掃除やったりとか。掃除機かけたり、あとは床をクリーナーで拭き拭きしたりとか……。
掟：「拭き拭き」！
新井：今さっきもしてたんですけど、洗濯物を干したりとか。あとはお料理！　ほかにも……映画鑑賞したりとか、トレーニング！　体力が鈍らないように。
掟：トレーニングはどこをどう鍛えてるんですか？
新井：もともと、プランクっていう体幹トレーニングもしてたので、それを基本としておうちでもやってます。やっぱり今はライブが延期や中止になってしまっているので、その間に体力がなくなっちゃうのを防ぐために。
掟：歌を歌う人にとっては、ライブってけっこうな体力を使うイベントじゃないですか。それが途端になくなっちゃったから、身体が鈍りますよね。
新井：多分、ライブが再開できるようになったら、最初のほうは体力的にキツくなっちゃうんじゃないかなと思って。だから、キツくならないように、以前の状態を保てるようにその筋トレをしてる感じです。
掟：マネします！
新井：うふふふ（笑）！　歌に関しても、いつもの歌い方を忘れないようにしなきゃいけないなぁと思って。おうちのなかでも、太陽が出てるくらいの時間帯だったら大丈夫かなぁ？と思って、おっきい声で歌わなくても、ちょっと軽めな声で音楽を流しっぱなしにしながら練習したり。
掟：隣の部屋から「うるせぇぞ！」って壁叩かれたりしない？
新井：うふふ（笑）！　しないですよ（笑）？
掟：家だとどんな曲を歌うんですか？
新井：1980年代アイドルをコンセプトにソロ活動を始めるようになってから、1980年代の楽曲をたくさん聴くようになって。特に松田聖子さんの楽曲が大好きで、よく歌ってますね。
掟：自分も酒飲んで酔っ払うとかなりの確率で機嫌が良くなって、自宅でひとりで深夜とかに声を張り上げて本イキで歌ってます！
新井：えー！　本当ですか!?　松田聖子さんの曲ですか？
掟：松田聖子さんじゃなくてソフトセルとかです！　幸い苦情は来てないですが一緒のマンションの人ごめんなさい！　あのー、新井さんは気分が良くなって声を張り上げて歌ったりとかは……？
新井：気分が良くなって歌うというよりは、普通に好きで歌ったりはします（にっこり）！
掟：さすが歌手ですね！
新井：いえいえです、うふふふ（笑）！

『少女A』では壊れて、乱れて、ビックリさせたい！

掟：今新井さんがやっているソロプロジェクトは1980年代のアイドルがコンセプトで。新井さんってイメージ的に柔らかい感じがするので、セカンドシングルが中森明菜さんの『少女A』のカバーっていうのはけっこう意外なセレクトだったんですよね。ほかにもカバー曲の候補ってあったんですか？
新井：2019年11月にリリースしたソロファーストシングルは太田貴子さんの『デリケートに好きして』で、そのあとライブでは、うしろゆびさされ組さんの『渚の『・・・・・』』を歌わせていただいて。じゃあ次どうしようかって悩んだときに、みんなで歌って踊れる楽しい楽曲が続いてたので、ちょっと捻った感じのギャップを持たせたいなと思ったんですよ。それでいろんな1980年代の楽曲を聴いてたときに、中森明菜さんの『少女A』が私の心にグッ！てきて、スタッフさんに「これを歌いたいんです！」っていうのを伝えて、リリースさせていただくことになりました。
掟：『少女A』ではあまり息継ぎをしないで歌うことを心がけたそうですけど、それはなぜ？
新井：私なりの『少女A』の推しポイントを作りたかったんです。中森さんに近づくっていうよりは、新井ひとみだったら『少女A』をこう歌うよっていうのを作りたかったので、息継ぎをあまりせずに迫力ある感じで歌いたいなぁと。私はもう、この『少女A』で壊れようと思って。
掟：（目を見開いて）「こわれよう」！
新井：『デリケートに好きして』と『渚の『・・・・・』』は可愛らしくてポップで明るくて、ニコニコして歌ってる感じなんですけど、『少女A』では壊れて、乱れて、みんなをビックリさせたいなと思ったんですよ。
掟：（極限まで目を見開いて）「こわれてみだれてビックリさせたい」!!
新井：はい！　「えっ？　こんなことになっちゃうの!?」とか！
掟：新井さんのお答えのほうにビックリです！　でも、MVを観てさすが新井さんだなと思ったのが、『少女A』みたいなちょっとセクシーなイメージの曲でも、可愛らしく見えてしまうのが素晴らしい才能だなぁと感じましたね。
新井：（照れながら）ありがとうございます。でも、MVでもけっこう全力で歌ったり踊ったりしてて。それこそ、髪飾りのリボンが外れるくらいに激しく頭を振ったり。親衛隊のみんなにも「もっといけー！」みたいな感じで燃えてほしいなって思って、それはライブで披露するときも意識してます。ライブって、一緒に踊れるっていう楽しさもあれば、私が乱れてそれを観たみんなが「ウォー！　やってる、やってる！」っていう感じの楽しさもあると思うんですよ。だから、そういう世界観も作っていけたらいいなと思って。
掟：演者である自分にお客さんがどんどん乗せられていって、そのお客さんを見て自分がさらに盛り上がる。それがライブの醍醐味ですよね。
新井：はい！

昭和から時は流れ……令和の親衛隊はみんな優しい!?

掟：さっき親衛隊っていう言葉が出ましたけど、最近は80年代アイドルをカバーをしてるから、ファンのことを親衛隊って呼んでるんですね。
新井：（嬉しそうな笑顔で）そうなんです！
掟：親衛隊の人たちは当時みたいにハッピを着たりとか、80年代アイドルの親衛隊の格好をちゃんとしてくれて、のぼりまで持ってるっていう。
新井：そうなんです！　『親衛隊ミーティング』っていうイベントをやったときに、来てくださったみなさんに「じゃあ、あなたはこの係ね」っていうふうに決めて、やってもらってます。のぼり係とかSNS拡散係とか、いろんな係がたくさんあるんです。
掟：親衛隊って、もともとはおっかない人の集まりなんですよ。
新井：えっ！　おっかない人なんですか？
掟： 80年代は、アイドルの親衛隊っていわゆるヤンキーみたいな人がやるものだったんですよ。暴走族と親衛隊を兼任してて、みたいな人も結構いたり。
新井：えぇ〜っ!!　そうなんですか？
掟：いわゆる“アイドルオタク”みたいな、バイオレンス無関係な草食動物的な人たちがアイドルファン像とイコールになったのって、90年代からなんですよ。
新井：へぇ〜。でも私は親衛隊の方々は怖いっていうイメージはなくて、すごくみなさん親切にしてくださるんです。そのアイドルのファンじゃない人も親衛隊に加わって、みんなで一生懸命にコールを言ってくださったりとか。あとは、親衛隊のみなさんって段になって、こういう風に（手を顔に当てる仕草）やって声を……。
掟：「せぇーーーのーーー！」ですね。

新井：そうそうそう！　なんですけど、この手って、前の人に大きな声が当たらないようにやってるっていうのを聞いて、親衛隊のみなさんってすごい心が優しいんだなぁって思いました。
掟：あと、CDの発売記念イベントではスギ薬局1日店長をやられてたじゃないですか。80年代アイドルのキャンペーンみたいで実に渋いですよ。
新井：うふふ！　スギ薬局さんは新宿御苑と新橋の店舗で1日店長をやらせてもらいました。新橋は本当にサラリーマンの街？っていうことで、いつかライブとかしてみたいなぁって願望があったんです。当日は親衛隊の方が持ってきてくださったおっきなのぼりを外に張り出したらすごく目立って、お仕事帰りの方とかが「誰がイベントしてるんだろう？」って観に来てくれたりして、嬉しかったです！
掟： 80年代アイドルのキャンペーンってそんな感じですよね。近所の何気ない店にやってくるっていう。当時デパートのイベント広場とかよく行きましたよ。80年代カバーをするアイドルさんはよくいますけど、スギ薬局の1日店長っていう距離感まで再現してるのはすごいと思います！
新井：すごい楽しかったですよ！

80’sファッションを見せ合いっこ♡

掟：そういった感じで、新井さんのソロプロジェクトではあらゆる意味で80’sアイドル感を再現してるのが、当時を知ってるとよりたまらないんですよ。ベタベタな80’sファッションもカバーしてますが、衣装には新井さんの意見も反映されてるんですか？
新井：『少女A』の衣装は、私が「中森明菜さんと松田聖子さんの雰囲気で、新井ひとみの要素も入れた感じでお願いしてもいいですか？」っていうのをスタイリストさんに伝えました。中森さんって可愛らしさもあるんですけど、『少女A』のときはかっこ良くて力強い印象を受けて。それに加えて松田さんのデビュー初期みたいな清楚なワンピースへの憧れもあったので、衣装は中森さんと松田さんのイメージをミックスさせて、紫色のワンピースに。そして私らしい部分もありつつっていうイメージで作ってもらいました。
掟：松田さんは正統派アイドル的な可愛らしい陽のイメージで、中森さんの場合はその逆のかっこいい陰の感じで。それをミックスしてさらに新井さんの要素まで入れて。
新井：はい！　これまで紫色の衣装だったり頭にリボンをつけることってなかなかなかったんですけど、今回衣装として着ることができてすごい嬉しいですしお気に入りです！　女の子がちょっと憧れる感じも入ってたりとか。
掟：ファンシーすぎて私服じゃできないことも衣装ならいいですよね。
新井：はい。あっ!!　でも、ソロプロジェクトを始めてからはプライベートでも古着屋さんに行くことが増えました。今着てるこの衣装は、高円寺で3時間かけて自分で選んだんですよ！
掟：自力でセレクト！　ちょっと立って見せてもらっていいですか？
新井：（立ち上がって衣装を見せながら）こんな感じです！　『少女A』CD盤のジャケットの衣装がこれなんですね。

掟：いいですね！　全体的にシルエットが大きめで。
新井：はい！　ちょっと古典的な感じで。
掟：あの、俺が今着てる服、セーラーズっていう80年代のブランドのもので私服でもよく着てるんですけど（服を見せながら）。

新井：（嬉しそうに拍手をしながら）おぉ〜!!
掟：これも80’sファッションの特徴が入ってて。身幅が広くて着丈が短いっていう、80年代ってまさにこのシルエットなんですよ。どちらかというと新井さんが今着てるやつは、1975年くらいに全体的に大きいざっくりしたビッグシルエットってやつが流行ったんですけど、それに近いかも。もしかしたら70年代、昭和50年代的な感じなのかもしれませんね。でも、この服メチャメチャ可愛いですね！
新井：なるほどぉ〜！　掟さんもセーラーズのお洋服、とってもお似合いです!!

宇宙人と交信できなくなった!?　新井ひとみの不思議＆ドジッ子エピソード♡

掟：ちょっと昔の話になりますけど、2012年に東京女子流さんにインタビューしたんですよ。そのときに、新井さんが宇宙人と交信できるって言ってて。
新井：はい！
掟：その後どうですか？　宇宙人とは。
新井：あぁ、今はもう交信できなくなって……。
掟：もう（宇宙から交信が）来ない？
新井：はい。やっぱりあの、あんまりなんか、聞けない？　聞き取れない？　うん。……もうなんも聞こえなくなりました。
掟：以前、頭のなかに電波で入ってきた宇宙人の絵まで描いて見せてくれましたからね。
新井：ラジオ番組とかでも「今宇宙で流行ってる食べ物は？」みたいな感じの話をしてたりとか。
掟：ありましたね！「今宇宙でタコが流行ってます！」とか。
新井：そう！　あと、流行ってるものは……すいとん！
掟：それだ！　すいとんだ！
新井：だけど、そこからの最新情報はもう全然わかんない……。
掟：宇宙情報はすいとん止まりで（笑）。宇宙人はある程度物心ついてない年齢の子にしか電波送ってこないんですかね。
新井：うーん。
掟：大人になると座敷童が見えなくなるみたいな。
新井：あぁー！　そんな感じかもしれませんね、多分！
掟：全然関係ない話ですけど、最近腹が立ったことは？
新井：腹が立ったこと？
掟：生まれてこの方腹が立ったことなければ無回答でもいいです！
新井：あっ!!　自分に腹が立ったっていうのでもいいんですか？
掟：なんでもいいですよ！
新井：えっと、最近おっちょこちょい具合が増してて（笑）。あのー……お友達とおしゃべりしながらお水をコップに注いでたんですね。それで、質問をされて「うーんと……」とか考えてたら、手元のお水を注いでたのを忘れてて、地面が水浸しにビチョビチョビチョビチョ！ってなって（笑）。あははは（笑）！　それで、「わぁっ！　ビチョビチョだ！　めっちゃ冷たい！」みたいになって（笑）。なんか自分にちょっと……呆れました。
掟：素晴らしいドジッ子エピソードじゃないですか！
新井：あと最近だと、お料理をしようとしたとき。冷蔵庫とキッチンが離れてるんですけど、卵をキッチンに持って行こうと思ったんですよ。で、けっこう私の手っておっきいんですね（掌を開いて見せながら）？　おっきいんですよ。だから卵2個を持つのなんて普段なら全っ然余裕なんですけど、そのときだけなぜか、卵がコロン！って落っこちて、冷蔵庫の前でパシャーン！って。卵を1個無駄にしました。
掟：ひーちゃんに割られるなら卵も本望です！
新井：んもぅ、もったいないことした！　本当に……！
掟：ニワトリさんごめんなさい！
新井：（頭を下げながら）ごめんなさい！　あとは、よくおうちにお財布やパスモや携帯を置いてっちゃうんですよ。で、家を出て駅まで着いたくらいのときに「ハッ！」って気づくんです。取りに帰ることも多々あるんですけど、それってけっこう大変じゃないですか。
掟：はい、はい。
新井：だから携帯を1日持たずに生活することも……多々あります。
掟：「新井さん、なんか連絡つかないな？」みたいな日が、多々ある？
新井：あります。
掟：もう亡くなられましたけど、志村けんさんがよくそれやるみたいで。
新井：えっ！
掟：志村さんは携帯を忘れても大丈夫なように、同じアドレス帳が入った同じ携帯を2台持ってたらしいです。
新井：えぇ〜っ！　2台持ち！
掟：しょっちゅうやるらしいんで、2台あれば絶対1台は持って家出るだろうということみたいで。
新井：あぁ、でもその確信があるからいいですね。私、多分どっちも忘れちゃうと思うんですよ。だから多分意味ないと思うんですよね……。
掟：複数のドジっ子エピソードごちそうさまです！　で、このソロプロジェクトはまだまだ続いていく感じなんですか？
新井：続いていかせたいと思ってます！
掟：これまではカバー曲ばかりでしたけど、オリジナル曲も歌いたいんですよね？
新井：そうですね。私の願望としてはオリジナル曲も歌ってみたいなぁっていうのはあります。松田聖子さんみたいに、テーマ性を持った感じ？　松田さんは南国とかオアシスを感じさせるようなテーマの楽曲が多くて。東京とか都会のイメージよりは1歩外に出た感じの、みんなが聴いててちょっと憧れるような感じの楽曲が多いので、そういうテーマ性を持ってオリジナル曲も作ってみたいなぁ〜って思います。
掟：正統派アイドルな感じで！　新曲が出たらスギ薬局全店ツアーやっていただきたいですね！
新井：はい！　やりたいです、本当に！　がんばります！