BRADIOのファンキーハンター【アース・ウィンド・アンド・ファイアー編〜これぞ宇宙のファンタジー〜】
ドキドキのインタビュー……しかし!?
武道館公演の翌日、ヴァーダインに会うべく取材場所に向かった貴秋&亮輔。しかし、なかなかヴァーダインはその姿をみせず。予定時間を大きく過ぎたころ、彼が体調を崩してしまったという連絡が入る。前日の全身全霊のパフォーマンスを観ていたふたりは全力で納得。まだまだ来日公演は続くわけだし、無理はしてほしくない。とは言え……残念だ……。サインをしてもらうべく持参したレコード&CDを手に放心状態のふたり。
急遽ラルフが会いに来てくれた! ちょっとだけインタビューできた!
涙を拭き「俺らがアメリカに行けるようにがんばろなっ!よしっ!」と励まし合いながら撤収しようとしたそのとき……なんとパーカッションのラルフがふたりに会いに来てくれた! 彼らはもう北海道に向かわなければいけないギリギリの時間。急遽インタビュー実施だ。
真行寺:ど、どうも!
ラルフ:やぁ! 残念だけど時間がないんだ。
真行寺:会いに来ていただいてありがとうございます! みなさんに聞いているんですけど、僕のアフロいかがでしょうか?
ラルフ:いいじゃないか……でも、よく見せてくれよ……。そうだな、10点満点中8点だね!
真行寺:ありがとうございます! 昨日のライブも素晴らしかったです!
ラルフ:ありがとう!
酒井:ラルフさん、あなたにとってファンキーとは何か教えてください。
ラルフ:ファンクというのはまず、ベースプレイヤーとドラマーの息が最高にぴったり合うところから生まれるんだ。ベースとドラムスが一体になることが大切だよ。そのうえで、ボーカルが魂のこもった歌を聴かせて、ギタープレイヤーが魂のこもったリズムを奏でるんだ。
酒井:ありがとうございます!
ラルフ:こちらこそ!
【取材を振り返って】
電車に衣装を忘れるくらい興奮したぜ!(真行寺貴秋)
連載の第3回ではカッティングギターの神、EW&Fの元ギタリストのアル・マッケイにインタビューさせてもらい、ついに本家! 今回は俺と亮輔が選抜でヴァーダインにインタビューさせてもらうことになったんだけど……気合いが入りすぎて(浮かれてました)当日、移動の電車内に衣装を忘れる(無事見つかりました)という痛恨の凡ミス発生。さらに亮輔も衣装のシャツを忘れるというなんとも救えない状況だった。何してんだーセプテンバー状態。
しかし、とにかく現地入りしてヴァーダインをファンキーハントしようと興奮しながら待つこと数十分。体調不良で来られなくなってしまったと連絡……。しかし!急遽、往年のメンバーであるラルフが来てくれることになった。レジェンドに会えるという興奮を抑えてまた数十分。インタビュー時間が限られているのに一向に来ない……。ようやく来てくれたラルフはお人柄めっちゃファンキーで興奮大爆発! でもインタビュー時間は1〜2分。嵐のように去って行かれました(笑)。これぞファンキー!! まさに宇宙のファンタジーだったぜ!!
EW&Fとの“コミュニケーション”で見つけた今回のファンキーワード
「ファンクとは魂のこもった歌とリズムだ」
by ラルフ・ジョンソン
次回もBRADIOが“Funky!!”に出会いに行く予定! お楽しみに!
【著者紹介】
BRADIO
真行寺貴秋(ボーカル)、大山聡一(ギター)、酒井亮輔(ベース)、田邊有希(ドラム)による4人組ロックバンド。楽曲ごとに異なるサウンドを鳴らす楽器陣を軸に、熱唱&ファルセットを使い分ける真行寺の歌声で、観に来たFUNKY PARTY PEOPLEを虜にするエンターテイナー集団。1月18日にセカンドフルアルバム『FREEDOM』を発売!