BUCK-TICKの映画を観て過去の記憶が蘇った!〜『狂った太陽』ジャケ弁再び〜

連載・コラム

[2017/6/27 12:00]

BUCK-TICKの伝説のライブ『CLIMAX TOGETHER』とは

BUCK-TICKファンの友人と飲んでいたときのこと。

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友人:週末にBUCK-TICKの映画の先行上映に行くんだ。ライブのドキュメンタリーでオバッチが前に行ったことのある公演も収録されてるんだよ。
私:え? それってもしかして『CLIMAX TOGETHER』?
友人:そう、今までやった『CLIMAX TOGETHER』をまとめた映画らしい。
私:行くわ、それ!

BUCK-TICKの『CLIMAX TOGETHER』とは1992年に神奈川・横浜アリーナで行われたライブのタイトルで、アルバムをメインとしたツアーなどとは異なりベスト選曲的な内容の公演でした。12年後の2004年には『悪魔とフロイト -Devil and Freud- Climax Together』と題された第2弾の公演が開催。さらにその12年後である2016年に『CLIMAX TOGETHER 3rd』と題された第3弾の公演が開催され、今回はその3つの『CLIMAX TOGETHER』を追った映像が映画になったそうです。

BUCK-TICKファンの人に1992年の『CLIMAX TOGETHER』に行ったことを話すと、「それ伝説のライブだよ!」と言われます。そうだったのか、確かにめちゃくちゃ良いライブだったような記憶がある。

というわけで、6月24日から公開される映画『BUCK-TICK~CLIMAX TOGETHER~ON SCREEN 1992-2016』の先行上映に行くことにしました。映画を観に行く当日は、手に落書きしながら、ドキドキして映画館へ向かいました!


1992年の記憶が蘇ってくる……

今回なぜ映画を観に行くことにしたかと言いますと、前述のとおり、1992年の公演に行っていたからです。当時、姉がBUCK-TICKのファンクラブに入っていたので、学校を家の用事(もちろん噓)で早退し、お年玉で買った黒いワンピースに着替えて、千葉から横浜まで行きました。

会場のある新横浜駅にあふれる黒い服を着たBUCK-TICKファンの人々を見て、サラリーマンの人が「お通夜でもあるのか?」と話しているのを聞いたのを思い出します。音楽雑誌に書いてあった「BUCK-TICKのライブはみんな黒い服で行く」というのを目の当たりにし、思春期の私は衝撃を受けたのでした。

映画は1992年の映像が多く、観ているうちにそのときの記憶が蘇ってきました。うわーそうだ、出だしはこの曲で、この演出、姉がファンクラブで取ったチケットが前から5列目、ボーカルの櫻井敦司さんとギターの今井寿さんの間というとんでもない良い席だったんだ!

うおーーー!あっちゃん(櫻井さん)、かっこよすぎる!!!! 当時長髪だった櫻井さんの髪が美しくなびいてて、なんのシャンプーを使っているんだろう?と思ったのを、映画を観ながら思い出しました。

そのあとに開催された2回の『CLIMAX TOGETHER』は詳細を知らなかったので、興味深く観ました。1992年のライブを観たときに、あまりにメンバーのみなさんが神秘的で「同じ人間なんだろうか?」という感覚で観ていたんですが、なんだかメンバーのみなさんが良い意味で人間的になっていて、親近感を覚えるような感覚でした。30年やってるとこういう変化があるんだなぁと。

最近ではこんなにお茶目なグッズ出しちゃうくらいですもんね。

自分が思春期に観たライブを、20年以上の年月を経て映画館のスクリーンで観れたことに興奮しました。まさにタイムトラベル! BUCK-TICK to the Future!


狂った弁当を再び作ります!

そういえば以前、BUCK-TICKのアルバム『狂った太陽』(1991年)のジャケ弁を作ったことがあったなぁ。

今回は、セルフカバー的な感じでまた同じジャケ弁を作ってみよう!

(1)お弁当箱にご飯を敷き詰めます。

(2)茹でたほうれん草を敷きます。

(3)カットした焼き海苔を配置。

(4)カットしたハムを配置。

(5)薄焼き卵を配置。

(6)カットした焼き海苔を配置。

(7)ほうれん草の茎をカットして配置。

(8)最後にキムチを配置して完成です!!

前より上手くできたかな?


30年続くバンドのすごさ

『BUCK-TICK~CLIMAX TOGETHER~ON SCREEN 1992-2016』の先行上映のあとに、バンドのレコーディングや千葉で開催されたフェス『BUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE』を追った映画『劇場版BUCK-TICK ~バクチク現象~』を観るイベントがあったので、それにも行ってきました。

千葉のフェスは姉と数年ぶりに「BUCK-TICK観たいね、行ってみる?」って話してたんですが、お互いの予定が合わず行けなかったんだよなぁ。

良い意味で落ち着いたメンバーの関係が見れて「これが30年続くバンドの秘訣なのかもしれないな」と思いました。高校の仲間内のメンバーから始まってメンバーチェンジもなく続いてるってすごいよなぁ。次の『CLIMAX TOGETHER』も開催されますね、これは。

私、昔から櫻井さんはTOKIOの長瀬智也さんに似ていると思ってるんですが、ギターの星野さんはスマッシング・パンプキンズの元メンバー、ジェームス・イハさんに似てると思ってるんですが、どうでしょうか?

最後に友人が送ってくれたBUCK-TICKグッズ(サクラィドロップス、フィギュア、あっちゃんのアイマスク)の写真をどうぞ。

デビュー30周年おめでとうございます!

『JAKEBEN - BUCK-TICK "Crazy Sun"「狂った太陽」 #BUCKTICK #BUCK_TICK』

【著者紹介】

オバッチ(ジャケ弁職人)
本職は印刷関係のデザイナー。料理の腕は人並み、手先は器用。好きなミュージシャンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ナイン・インチ・ネイルズ、ベン・ハーパー、岡村靖幸など。いつかザック・デ・ラ・ロッチャさんにお弁当を食べてもらうのが夢です。

[オバッチ(ジャケ弁職人)]