2017年に世界で起きたオカルトニュース5選!!!!!

連載・コラム

[2018/1/2 07:00]

『月刊ムー』でも執筆するライター長田遊馬氏が音楽にまつわる都市伝説に迫る!


今回の音楽の都市伝説は『特別篇』である。音楽系に限らず、2017年に世界で起きたオカルトニュースのなかから、独断と偏見で筆者が選ばせてもらった5大ニュースを発表していきたい。

<耳マンのそのほかの記事>

1、アメリカ政府がUFO調査の事実を認めた!!

12月16日、「アメリカ政府が公式UFO映像を公開した」というニュースが報じられた。アメリカ政府がUFO映像と調査の事実を認め、さらに地球外生命体の存在に関して、「認知している(簡単に言えば)」と、大々的に発表したのである。

このニュースは、瞬く間に世界に広がり、日本のメディアでも報じられたことは記憶に新しい。アメリカが公開した映像をご覧になった方々も多いだろう。

公開された映像は、2004年にサンディエゴ沖で米海軍の戦闘機FA-18スパーホーネットが撮影したもので、これは公式機密解除審査過程を経て公開されたものだという。

その存在について沈黙を貫いていたアメリカが、突如としてUFO情報を暴露するという異例の事態にUFO研究界は激震している。今後の情報にも期待したい。

2、シカゴ上空を脅かす怪物『シカゴ・ファントム』

こちらは2016年ごろから目撃されているUMA。アメリカはイリノイ州シカゴの空に突如として姿を現す怪物である。2017年になって、その目撃数が飛躍的に増加。10月の下旬ごろには、その姿が撮影されている。

これまでの目撃情報を踏まえると、体長は1.8~2メートルほど。大きな翼をもっており、翼長は最大で5~7メートルほどあると考えられている。体色は灰色もしくは茶色。「キーッ」という甲高い鳴き声を発するという。また、その姿形から、かつてウエストバージニア州ポイントプレザントという街に出現して住民を恐怖させた『モスマン』に似ているという情報もあり、『シカゴ・モスマン』とも呼ばれる。

いまだ人が襲われたという情報はないが、無気味な巨大飛行生物の存在に、住民は困惑しているという。

3、ナスカの地下墓地から発見された異形のミイラ

2017年6月、南米ペルーのナスカ近郊の地下墓地にてあるミイラが発見され話題となった。

写真をご覧のとおり、ヒト型のミイラではある。だが、眼には横筋が入っており、後頭部がうしろに伸びている。手足は体に比して異様に長く、指はそれぞれ3本。“人間ではないヒト型のミイラ”で、その姿形は異星人グレイを彷彿させる。

ミイラの動画を公開したのは『Gaia.com』というウェブサイト。同サイトのディレクターが現地のUFO研究家から得た情報をもとに、調査チームを結成して現地に向かい、発見したものだという。

一見すると、ミイラは石膏で塗り固められたような質感があるが、調査の過程で、この白い物質は肌を強力に乾燥させ、長期間にわたり保存できる効果がある物質のようだとみられている。また、X線による調査が行われ、体の骨格はもちろん頭蓋骨の構造もしっかりと写っており、単純に石膏で塗り固めた“作り物=フェイクではない”ことが実証された。

事実、ナスカ近郊の洞窟などには、3本の指を持った謎の生物の岩絵が無数に存在している。これが古代人の想像によるものでなければ、実際にこのミイラと同様の生物が存在していたと考えるのが妥当である。

まだ、ミイラの調査は始まったばかりだ。正体についてはさらなる検証が必要だろう。

4、心霊ホテルに現れた少女の霊

2017年9月、アメリカ・コロラド州エステスパークにある『スタンリーホテル』で、少女の霊が写りこんだ写真が撮影された。写真は、専門家による分析の結果「間違いなく本物」と断定されている。

実は、このスタンリーホテルは映画化されたスティーブン・キングの小説『シャイニング』に登場したことで知られるが、宿泊者がさまざまな怪奇現象を体験することが多いため、「心霊ホテル」として有名である。同ホテルでは、定期的に心霊ツアーなるものも開催され、世界中から心霊マニアがこぞって集まるそうだ。

今回の写真の撮影者は心霊ツアー参加者のひとり。ツアー後に撮影した写真を確認していたところ、見覚えのない少女が写っていることに気づいた。撮影者はすぐさま、11名のツアー参加者全員に画像を送ったところ、だれもその少女を目撃していなかったという。

心霊マニアである彼らは、この画像を『Huffpost News』に投稿。それを見た超常現象研究家のベン・ハンセンという人物が、画像解析をした。彼は「画像にはフェイクの兆候がまったくない。これは超常現象を証明する最高ランクの写真である」と断言したのである。

ちなみに、スタンリーホテルでは写真のロケーションである「階段」で幽霊が姿を現すことが多いという。幽霊の正体については、かつて住み込みで働いていた従業員の子供ではないか、などと噂されているが皆目見当がついていない。

スタンリーホテルは築108年の歴史をもつ。多くの宿泊客が訪れ、さまざまな「気」が交わり、異界の存在を呼んでしまうスポットなのかもしれない。

5、衝撃の機密文書が公開!! 南米でヒトラーは生きていた!!

2017年10月26日、トランプ大統領がジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関する膨大な資料の機密解除を認めた。それと同時に公開されたCIAの機密文書が話題となった。それもそのはず「1954年、アドルフ・ヒトラーがコロンビアで生きていた」というものだったからだ。

問題の文書は1955年10月3日付で、CIAベネズエラ・カラカス局長デイビッド・ブリックスノアが、同機関の西半球局の長官に宛てたもので、情報源はCIAエージェント、コードネーム『Cimelody-3』とある。

1955年9月29日、Cimelody-3はヨーロッパに駐在していた知友のエージェントに、ベネズエラのマラカイボで元ナチス・ドイツの隊員フィリップ・シトロエンと接触するよう命令した。接触に成功したエージェントは、シトロエンから「ここだけの話だがアドルフ・ヒトラーはまだ生きている」と明かされたというのだ。

聞けば、シトロエンはマラカイボにある『KNSM=ロイヤル・ダッチ汽船会社』の従業員としてマラカイボからコロンビアへ乗船中、コロンビア、ボヤカ県の都市トゥンハで月に一度、ヒトラーとコンタクトを取っていたという。

エージェントは、その証言を裏づけるスナップ写真を極秘に入手しており、CIA報告書には、不鮮明ながらその写真がしっかりと添付されている。写真の左側がシトロエンで右側にいる人物がヒトラーだという。

写真の裏には、

「アドルフ・シュリテルメイヤー1954年 コロンビアのトゥンハにて」

とメモされている。

定説では、ヒトラーは1945年4月30日にベルリンで自殺したとされる。衝撃の文書の存在に世界が騒然となった。

以上が、2017年に起こったオカルトニュース5選である。見返すと、やはりこうしたニュースの発信源は「アメリカ」なのだ。先述したように、UFO情報がアメリカから突如として暴露された今、闇のヴェールに包まれたさまざまな情報が明らかになっていくかもしれない。2018年の動向にも目が離せないだろう。

【著者紹介】

長田遊馬
東京都出身。超常現象研究家の新星。幼少のころからUFOや超常現象に造詣が深く、オカルト界の重鎮・並木伸一郎を師と仰いでいる。専門誌「月刊ムー」でもUFO、UMA、超常現象に関する記事を執筆している。好きな音楽はヘヴィメタル。超常現象を研究するかたわら、『地獄のメカニカルトレーニングフレーズ』(リットーミュージック刊)を片手に、日夜スウィープ奏法を練習中。

[長田遊馬]