ピエール中野と東京ミステリーサーカスに行こう!【バイブス探検隊/脱出ゲーム編】

連載・コラム

[2018/2/15 10:00]

注目のエンタメ施設で脱出ゲームに挑戦!

ピエール中野(凛として時雨)とバイブスあふれるスポットに潜入する『バイブス探検隊』の第9回。大寒波が襲ってきたり凍えそうな日々が続く今冬、室内で快適に遊べる新たなエンターテインメント施設が新宿・歌舞伎町にオープンしたという情報をゲットぉ! 今回は「リアル脱出ゲーム」などさまざまな体験型ゲームを満喫できるという『東京ミステリーサーカス』に潜入してきました。

雪もチラつく歌舞伎町……
集合前にゲームセンターでミニオンズ人形をゲットしちゃった隊長がヌッと登場だ! 「今日は絶対ツイてる!」(ピエール隊長)
今回はどんなバイブスが……!?

<耳マンのそのほかの記事>

世界初の“謎”のテーマパーク

この『東京ミステリーサーカス』は、近年の脱出ゲームブームの波に乗って2017年12月にオープンしたエンターテインメント施設。『世界初の“謎”のテーマパーク』をコンセプトに、絶体絶命の危機から脱出する「リアル脱出ゲーム」、敵から身を隠しミッションコンプリートを目指す「リアル潜入ゲーム」、歌舞伎町の街の中で事件を解決していく「リアル捜査ゲーム」など、さまざまな体験型ゲーム/イベントが楽しめる。以前に本連載でも潜入した『VR ZONE SHINJUKU』のすぐ近く。アツいですねぇ歌舞伎町。

B1から4Fまで謎だらけ! 今回はふたつのリアル脱出ゲームに挑戦だ
今回がリアル脱出ゲーム初体験となる隊長。入念に施設内をチェック
1Fのグッズ&フードコーナーを偵察。顔こわっ!
脱出ゲームの関連書籍に目を通してイメトレに励む隊長。抜かりはない

ある刑務所からの脱出

まずは2Fで楽しめる『ある刑務所からの脱出』に挑戦。2名が入れる程度の牢屋に閉じ込められ、そこに仕掛けられた謎や暗号を解き明かしながら10分以内に脱出するという脱出ゲームだ。比較的クリアしやすいとのことだが、知らないところに閉じ込められるってちょっとこわいですわぁ。隊長もやや緊張気味……。

平日の昼間にもかかわらず人が多い。脱出ゲームの人気ぶりを痛感
ゲーム前にはこわ〜いようで、意外とやさしい看守の説明。注意点などがアナウンスされる
バイバイ、隊長! 戻っておくれよ……
牢屋に入るとさっきのこわ〜い看守がやってきてカギを施錠。このメガネッ!

制限時間は10分……

さぁ、ゲームがスタートだ。絶対に脱獄不可能といわれる『ミステリー刑務所』に無実の罪で収監されてしまった隊長。制限時間は10分、時間内に脱出できないと処刑されるとのこと……。ひ、ひぃぃぃぃ……。でも、あんなに変拍子とか謎めいたリズムも叩ける隊長だもん! きっと楽勝でしょうよ!

カレンダーとか絵画とか……怪しいですねぇ
ロッカーとゴミ箱。絶対に何か入ってますわこれ
情報屋の仲間からのメッセージが壁に映し出され……ゲームがスタートぉ!
一心不乱にあたりのものをチェックする隊長
ロッカーのなかにはやっぱりいろんなアイテムが……
※暗号を解いています。顔っ!
※アレをアレしています。だから顔っ!!
うぉぉ!あっという間に1分を切ってる……! 隊長の運命やいかにっ!?

結果は……!?

写真でも存分に伝わったと思うが、隊長は一切の笑顔もみせずゲームに没頭。ひと言も喋らず血眼になって動きまわる隊長に向かって何度も「あのぉ……これ、取材なんすけど」と心の中で問いかけたが、この緊迫感こそが脱出ゲームの醍醐味だということがわかった。実際、細かな部分にまで目を行き届かせていないと解けない謎も多く、かなりの集中力が必要。ワクワクするような仕掛けもたくさんあるし、めっちゃドキドキ&おもしろですやん!

残り数秒でギリギリクリアできました!

脱出ゲームおそるべし……

脱出ゲームに初挑戦した隊長も「いやぁ……焦りましたね。でもこれ、本当に興奮します。想像以上に楽しい!」と大興奮。「看守役の方々の演技力も高くてゲームを盛り上げてくれるのもいいですね!」と大喜びだ。ネタバレになってしまうため詳述は避けるが、適度にヒントもあって難度も丁度よく、初心者でもスリルと興奮を存分に味わえること必至だ!

『東京ミステリーサーカス』の総支配人・きださおり氏に感服。「次のゲームもすごいから覚悟してくださいよ〜!」(きだ氏)

沈みゆく豪華客船からの脱出

続いてはB1で開催されている『沈みゆく豪華客船からの脱出』に挑戦だ。こちらのゲームは1チーム4人で挑戦する脱出ゲーム。先ほどのように動き回って謎を解いていくのではなく、テーブルに設置された窓(モニター)を使用しながら謎解きをしていくというスタイルだという。制限時間は60分、ほとんどのチームが脱出できずに散っていくというが……。沈没したくない!

豪華客船っぽいゴージャスな会場。最大120名で同時に行うことができるらしい

ストーリー

このゲームのストーリーは以下のとおり。めっちゃ本格的である。どんな展開が待っているのよ……。

〜目を覚ますと、あなたは豪華客船の船室で倒れていた。おぼろげな意識の中、顔を上げると隣の部屋の少女があなたの船室の窓を必死に叩いている。

「逃げて!」

少女が窓越しに叫んだ。その瞬間、船は大きく揺れ、立ち上がろうとしたあなたは強い衝撃によろめいた。少女も短い悲鳴を上げ、窓にしがみつく。

「船が……沈み始めた……!」

あなたは部屋から出ようするが、扉は固く閉ざされていて開かない。

「取り残されたのはあなたとあたしだけ。どうにかしてここから脱出しないと……!」

大きく傾く船体。激しく流れ込む海水。残された時間はあとわずか。窓の向こうの少女ルネと協力し、沈みゆく豪華客船から脱出せよ!〜

船長が登場してゲームがスタートだ!
隊長と探検隊のK山。今回はほぼふたりでの挑戦となった。鉄壁のチームワークで人数の少なさをカバーできるか!?
窓越しに現れたルネちゃん。めっちゃ可愛いのである……。彼女とコミュニケーションをとりながら脱出するために必要な謎を解いていく
今回もいろいろなアイテムが登場だ。作り込みが本当にすごい。楽しい!
やっぱりくっそ真剣な隊長。ルネちゃんもちょっと引いてる!?
謎解きが進んでいくとテーブルを離れて場内を動き回るミッションも!
どんどん新たなアイテムが登場する
緊迫した謎解きが続き、あっという間に残り3分……
焦るバイブス探検隊! 顔っ!!
残り30秒……! アッーーー!!!!
脱出ならず……(没)

世界観に引き込まれる

大健闘した探検隊だったが残念ながら脱出には失敗。いや……しようと思えばできたのよ! でも、あえてせずに……っていうこの微妙なニュアンスは体験した人にしかわからないでしょう……。ぜひみなさんも体験してみて! とにかく隊長の集中力と瞬発力にトップドラマーの凄みをみた。この人やっぱりすげぇですわ。

最後は種明かしと優秀チームの発表(脱出できたのは1チームのみでしたぁ!)

主役は俺たちだ!

怒濤のような60分が終了。ゲーム終了後は謎解きの続編的なアニメが放映される。まるで1本の映画を観たような、いや、自分たちが映画に出演したような感動的な仕上がり……。テーマソングは尾崎雄貴 (元Galileo Galilei)によるソロプロジェクトwarbearが担当しており、どれも非常にクオリティが高い。脱出できずに悔しさマックスの探検隊だったが、何とも言えない爽快感に包まれていたのだった。

ルネちゃんにゾッコンな隊長「ほんとにルネちゃん可愛い。好きになっちゃう!」

想像と全然違いました……

「今回、初めてリアル脱出ゲームを体験したんですけど、正直、想像と全然違いました。やる前はクイズみたいなものがずっと続いて退屈なのかなって思っていたんですけど、ひとつひとつにちゃんと深い意味とかストーリーがあって、自分が主役になって進めていくおもしろさに感動しました。特に『沈みゆく豪華客船からの脱出』はほとんどテーブル上でやるって聞いて、それこそ最初のイメージみたいなのかなと思ったんですが、めちゃくちゃ世界観に引き込まれましたね。今回は下調べしないほうがおもしろいかなと思って全然調べないで来たんですけど、いま思えばこれ4人じゃなきゃ無理でしょ(笑)! ひとりは撮影とかしてて全然使えないし! やっぱり謎は解けたほうが感動するので、ネタバレしない程度にゲームのあらすじとかやり方を調べたり、何かの脱出ゲームで練習してみたり、準備してから遊びに来るともっと楽しめると思いました。本当に楽しかったです! ほかのゲームも楽しそうなのでまた来ます!」

さてさて次回はどんなバイブスに出会えるのか!? 新たな感動を求めてSAY!バイブス!

プレゼント!

『沈みゆく豪華客船からの脱出』にて撮影された探検隊の写真(隊長のソロじゃなくてマジすみません)にサインを入れて1名さまにプレゼント! 詳しくは『耳マン』のTwitterをチェック!

マジすみません

東京ミステリーサーカス

住所:東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 APMビル
電話番号:03-6273-8641
営業時間:平日 11:30~23:00/土日祝 9:30〜23:00/休業日 不定休
【料金】
入場:無料
ある刑務所からの脱出:一般800円(2人で参加の場合は一般チケットを2枚購入)/独房チケット(1人で貸し切りプレイ)1,400円
沈みゆく豪華客船からの脱出:一般 3,100円(前売り)3,600円(当日)/学生2,600円(前売)/グループチケット12,000円(前売のみ)
※そのほかのゲーム/イベントの詳細はホームページでチェック!
ホームページ:http://tokyo-joypolis.com/

プロフィール

ピエール中野●3人組ロックバンド、凛として時雨のドラマー。手数、足数を駆使した高度なテクニックと表現力で、豪快かつ繊細な圧倒的プレイスタイルを確立。サブカル的な独自の視点と卑猥なマイクパフォーマンスでごく一部のファンから熱狂的な支持を得ている。ドラムメーカーであるTAMA からは、日本人初となるシグネチャードラムセット発売、シグネチャースネアの予約即完売など、前例のない功績を残した。また、凛として時雨とは別に、新バンドZiNG、4人組即興ユニット・カオティック・スピードキング、ヒップホップ集団・玉筋クールJ 太郎などでの活動、DJ やコラム連載など、ドラマーとしての可能性を模索し、幅広く精力的な活動を展開している。

凛として時雨の5年ぶりアルバム『#5』が2月14日にリリース!

名盤!
[Oh!Lee]