ANZEN漫才・あらぽんの下町ヒップホップLOVERS〜最終回〜

連載・コラム

[2018/5/3 11:30]

みやぞんの大活躍で人気急上昇中のANZEN漫才。そんなANZEN漫才の司令塔とも言えるあらぽんは、ネタのなかでラップを披露するほどのヒップホップ好き。地元・東京都足立区でディープな日々を過ごしながらヒップホップに浸ってきた彼が、あふれんばかりのヒップホップ愛を綴る連載がスタートだ!


どーも、子どもの頃にドクンドクンはドクンドクンしてればなんでも心臓なんだと思っていて、左手の脈のドクンドクン、右手の脈のドクンドクン、首のドクンドクンを見つけてしまい、俺には心臓が4つあるんだと思っていたANZEN漫才のあらぽんです。家族にいつか言わなきゃなと思って言わないまま今に至ります。

ということで今月もお気にソングを紹介したいと思います!

と、雰囲気は今までと同じですが、実は今月はここから続きがあるのです。なんとANZEN漫才あらぽんの『下町ヒップホップLOVERS』は今月で最終回になります! 今まで読んでくれたみなさま、本当にありがとうございました! そしてこんな僕に連載させるという冒険をしてくれた『耳マン』様、本当にありがとうございました! ラストも変わらず好きなことを自由に書いていきます!

今月のお気にソング

吉幾三『俺ら東京さ行ぐだ』

『俺ら東京さ行ぐだ』ジャケット

最終回の記念すべきラスト曲はこちら!

日本で初めてラップをしたと言われている名曲です。ぜひ聴いてみてください!

この曲はカラオケで盛り上がります。あと自然に吉幾三さんのモノマネをしだします。昔も今も変わらないパーティーソングなところが好きです。

上京してくる人たちへの尊敬

新幹線とか飛行機に乗っているときにこの曲を聴くとふと思うことがあります。僕の家系は、ばぁちゃん、じぃちゃんもずっと足立区出身なので田舎というものがない。なので田舎がない僕には上京するとか田舎に帰るという感覚がわからない。小学生の頃、夏休みになると田舎に帰るから東京にいないとか言われるとすごくうらやましかった。すごく田舎に帰るって言いたかった思い出があります。

なので、今でも芸人の先輩や後輩で上京した人がいると上京を決めたときの話をすごく聞きたくなってしまいます。聞いてみるとみんないろんな理由で上京してきている。例えば先輩芸人のアモーンの関口さんは長野出身なのですが、上京を決めたきっかけがモーニング娘。のコンサートを観てすごく感動し、矢口真里さんにどう会えるか考えた結果、芸人になって半年で売れて、矢口真里さんと収録で会おうとして東京に出てきたらしいです。

だいぶイカれなめてますが、一応お笑いの養成所に通ったらしく話を聞くと、養成所初日でまわりのレベルの高さに心が折れ、養成所に行くたび、逃げるようにトイレにこもる日々で、長野に帰ろうにもお金もなく、ご飯も満足に食べれず栄養失調で倒れかけてたらしいです。

ちなみにまだ関口さんは矢口真里さんには会えてません。

ちょっと理由が特殊すぎるかもしれませんが、ひとりひとりに上京する理由があって、何10キロ、何100キロも離れた場所から何かを決意し、ひとりで東京に出てくるという気持ちと活力はほんとにすごいなと思います。

東京へ向かう新幹線で上京を想像してみたときに寂しすぎて無理でした。あとなんでもない歌がやけにしみました。

できれば「ねェーねェー」歌ってみてほしい

「ねェーねェー」韻を踏みまくって歌いながら聴いてほしいです。この歌は聴くよりもできれば歌ってほしい。歌い終わったらなんかスッキリします。

ということで、コラム最終回いかがだったでしょうか? お楽しみいただけましたでしょうか?

ん?

なんか最終回なのに内容薄くない? なんか弱くない?とお思いの方もいるんじゃないかなと思いますが、最終回はもう1曲いきますよ!

最後に紹介したかった曲

ECD feat.K-DUB SHINE『ECDのロンリーガール』

『ECDのロンリーガール』ジャケット

いつかくるであろうコラムの最終回の曲は、人生で一番聴いたヒップホップの曲にしようと思っていて、僕が人生で一番聴いた曲はこちらです。ぜひみなさん聴いてみてください☆

ということで『下町ヒップホップLOVER』最終回を読んでくれたみなさま、ありがとうございました。

そして……

このコラムは最終回ですがここでさらに重大発表があります!

来月からはなんと……

新コラム、ANZEN漫才あらぽんの『アダチニスト』が始まります!(^_^)/

しかも月に2回! お楽しみに☆

写真はまだ矢口真里さんに会えないアモーン関口さん

みやぞんにも『俺ら東京さ行ぐだ』を聴かせてみた……

「うちは昔トイレのドア半分しかなかったよ~」


【著者紹介】

あらぽん●1985年10月13日生まれ、東京都・足立区出身。幼馴染のみやぞんと2009年11月にANZEN漫才を結成。みやぞんの特技であるギター、そしてあらぽんのラップを組み合わせた音ネタで活動するようになり、『足立区の歌』などのネタで注目を集める。『とんねるずのみなさんのおかげでした』『世界の果てまでイッテQ!』などでみやぞんの激烈天然キャラが爆発して話題となり、今や大注目コンビのひとつとなっている。

[あらぽん]