「年越しフェスの魅力がわからない」グッドモーニングアメリカたなしんのお悩み相談 第25回

連載・コラム

[2016/12/7 18:00]

「大袈裟に騒ぐ気になれません」

32歳男性(会社員)

たなしんさん、1周年おめでとうございます! Tシャツ、めっちゃイイです! 相談の回答によって、買おうかどうか検討します! 僕の相談ですが、年越し音楽フェスの魅力がわかりません。年明けは外に出て何かをするということよりも、家族や少数の親しい友人で迎えるイメージが強く、大袈裟に騒ぐ気になれません。因みに、僕の今年の年明けなんて、ひとりでラジオ聞いてました。おぎやはぎの。
ライブや音楽は好きなので、好きなバンドの出番で年明けを迎えるのは悪くないですが、運悪くよく知らないバンドの出番で、見ず知らずの大勢の人間とカウントダウン……なんてことになったらと思うと、ゾッとすらします。
ずばり、たなしんさんの思う年越し音楽フェスの魅力ってなんですか?
そもそも、年越しなんて、カウントダウンするほどめでたいですか? どうなんですか!!

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「その気持ちめっちゃわかる」

いやぁ…1年ほんと早いですね。みなさんありがとうございますね。
今回のお悩みもなかなか濃いですねぇ。この人はラジオ好きなのかな。この連載にもこういうハガキ職人的な人がもっと増えてほしいよね。何回投稿してきてもいいからね。何回もちょうだいね。

実はたなしんもイベントのときって自分なりの過ごし方でいきたい系なのよね。みんなでって感じよりも自分オンリーな感じでいきたいのよ。オンリーに。だからこの人の気持ちもめっちゃわかる。

そもそも年越しって何だろう? 深く考えるとよくわかんなくなってきたけど、たぶん1年のなかでMAX盛り上がる記念日なんじゃない? カップルとかっていろんな記念日つくるよね。付き合って〇ヵ月記念日とかさ、初めてどっか行った記念日とか、初めてお鍋食べた日とか……。ん?お鍋はない? そっかそっか、たなしんオンリー。まぁ、そういういろんな記念日のMAXが年越しカウントダウンなんじゃないかな。

この人はそんなMAX記念日を特別だとは思わないわけでしょ。逆に言えば毎日が記念日って感じで素敵に過ごしてるんじゃないかとみた。あと足りないのはカウントダウン慣れの部分。カウントダウン慣れが足りてないのよ。

今日から毎日カウントダウンしてみてほしいんだ。いろんな瞬間にカウントダウンってできると思う。好きなラジオが始まる瞬間、カップラーメンができあがる瞬間……ほかにもなんでもいいよ、朝起き上がるときとか、トイレとかさ、明け方の桜木町とかさ、こんなとこに来るはずもないのにってさ。

そうやって地道にカウントダウンしていくとひとりでカウントダウンするのに飽きてくると思うんだよね。じゃあ次は何よ? ほかの人とカウントダウンしてみようってことになるわけ! そうなったらもうフェス決定。みんなでカウントダウン決定。

みんなでカウントダウンする楽しさを知っちゃえばさ、よく知らないバンドが演奏してたって最高に盛り上がれちゃうよきっと。これは年越しフェスにハマっちゃうね。来年は一緒にファイヤー!しようよ。

とりあえず毎日がカウントダウン。恋人はサンタクロース。毎日がエブリデイみたいな気持ちでいこうよ。師走だけど落ち着いていこうね。そんな君にはこれ贈るよ。

「ファイヤー!」

じゃあ、またね!


【今日のファイヤー!】
毎日がカウントダウン


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<次回更新は12月21日(水)予定!>

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【著者紹介】

たなしん
4人組ロックバンド、グッドモーニングアメリカのベーシスト。高校生の頃にメロコアバンドfor better, for worseを結成。当初はギタリストだったが、のちにベーシストに転向する。同バンドは2006年に活動休止し、2007年にバンド名をグッドモーニングアメリカに変更して再始動した。年間100本前後のライブ活動を経て、2013年にメジャーデビュー。ニューシングル『ノーファング』を10月12日に発売。12月14日にはニューアルバム『鉛空のスターゲイザー』をリリース!

[耳マン編集部]