奇跡的な可愛さ!? 隅々までファンシーな“元サンリオショップ”の駄菓子屋さん【テンテンコのニッポン駄菓子屋紀行】

連載・コラム

[2018/7/20 17:00]

テンテンコが行く“元サンリオショップ”の駄菓子屋さん♡

元BiSのメンバーで2014年のグループ解散以降はソロミュージシャンとして活躍し、ノイズからポップスまでを自在に往来する幅広い音楽性&身長142センチの小柄でキュートなルックスで多くの人を魅了するテンテンコ。そんな彼女が大好きな“駄菓子屋”を巡って300円で豪遊しつつ、そのお店や駄菓子の魅力をお届けする連載第4回! 今回は大井町にある元サンリオショップの駄菓子屋『いぬづか』をご紹介。テレビや雑誌で取り上げられることも多いようですが、一体どんなお店なのでしょうか……!?

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雨の日でもキュートなテンテンコさん。『ちびまる子ちゃん』のイラストが入った明るいイエローのセットアップは高円寺の雑貨屋・未完成で購入。ピンクのキャップはファンの方からのプレゼントだそう。ハンターのレインブーツも決まってるぅ!

『いぬづか』は大井町駅から徒歩5分程度。りんかい線だとBの出口、JR線だと東口を出て左方向に進むと商店街があります。まっすぐ進んで横断歩道をわたり、さらにまっすぐ進んではんこ屋さんの角を左に曲がると同店の看板が見えてきます。

看板にはサンリオのキャラクターが! テンテンコさんが大好きな“けろけろけろっぴ”もいるぅ〜! 「キティちゃん、けろっぴ、バッドばつ丸っていうチョイスが最高ですね!!」

壁には柔らかいタッチで描かれた駄菓子やタコのイラストもっ。

この日、テンテンコさんは『星のカービィ』のスケルトンなリュックサックを背負っておられました! 中身もぬかりなく可愛いぃ。

入り口には生き生きとした植物たちが生い茂り、ファンシーと自然が融合しています。

この熊のコックさんは、なんとわたあめ機だそう!


外観も店内も隅々まで見どころたっぷりのファンシー空間!!

見どころたっぷりのお店の外観を存分に楽しんだのち、店内へ。当連載のルールは予算300円で豪遊すること! テンテンコさんも300円を手にし、気合充分のご様子。

よーし、今日も豪遊するぞ〜と意気込んでいたところ、入り口のすぐそばに突然の金魚ォ!

とても立派な金魚ですね、とお店のおばぁちゃんにお尋ねしたところ「何年も飼ってたらね、どんどん大きくなっちゃったの」とのことでした。明るいおばぁちゃんに育てられて金魚も元気です!

店内には100種類以上の駄菓子がズラリと並びます。これまでおうかがいしたお店のなかでは1番の品数かも……?

『いぬづか』は約40年以上、東京ディズニーランドよりも長い歴史を持つ老舗。当初は大井町の高架下の場所にお店をオープンし、おばぁちゃんがサンリオ好きなことから、サンリオのグッズを中心にお菓子やおもちゃを置いていたそう。だんだんとお菓子を中心に置くようになり、駄菓子屋さんになっていったようです。

とはいえ現在もおもちゃや雑貨類が豊富。水のなかに入れるとふくらむ人形やビーズのストラップなど、大人でもときめくラインナップの数々!!

テンテンコさんも「すごい! めちゃめちゃ商品がたくさんあるから、迷いますね……」とニッコニコ!

このボックスはおばぁちゃんが発明した“子ども銀行”。消費税を計算せずにお小遣いを持ってきてしまった子のために、足りない分の小銭をここから貸し出すそう。借りた子は次に来たときに返す、というシステムになっているんですって! 優しさが詰まってる……。

店内のいたるところに小さい子のための踏み台があって、おばぁちゃんの子ども好きな面が垣間見えてキュンとしました♡

冷蔵庫も発見! 扉を開けさせてもらうと……?

ひえひえのジュースたちがズラリ。

冷凍室にはゼリーやすももなどの凍らせた駄菓子たちが。夏の暑い日に食べたら最高に美味しいやつ!

ほかにも店内には猫の置き物が多く飾られていました。猫がお好きなんですか?とおばあちゃんに聞いてみると……「大嫌い!」とのこと。えーっ(笑)!?

無類のカード好きであるテンテンコさんはたくさんのカードに興味津々。一体どれにしたのでしょう……?

お買い物完了! からのおばぁちゃんと和やかトーク♡

隅々まで楽しんだのち、お買い物終了です! 税込324円、ピッタリで購&入。

さっそく当たり付きのお菓子たちを開けさせてもらいます。猫好きのテンテンコさんは先ほどのカードコーナーにあった“にゃんにゃんゲーム”に挑戦。

残念! ねずみでした。「はずれちゃったけど絵が可愛いから、これはこれで嬉しいですね(笑)!」

その後もおばあちゃんに温かく見守られるなか、珍しいイカのお菓子“イカすぜ”や、子どもに人気の商品“うんちくんグミ”も開封してみましたが……今回はテンテンコさんにしては珍しく当たりが出ませんでした! そんな日もある。

サインをお願いされ、書き書きするテンテンコさん。おばぁちゃんいわく「うちのお店ね、結構いろんな人が来てくれるんですよ。シャンシャイン池崎も来たのよ!」

おばぁちゃん「そのお洋服、まるちゃんなの? 可愛い! そういうお洋服はどこに売ってるの?」
テンテンコさん「(照れながら)まるちゃんなんです。これは、タイで作られてるみたいで……」
おばぁちゃん「むこうのタイね。こっちではあんまり見ないもんね」
テンテンコさん「はい。むこうのタイです」
おばぁちゃん「見たことないものを着るのが、1番いいわよねぇ」

そんな和やかトークも挟みつつ、親切でとってもチャーミングなおばぁちゃんとツーショット。楽しいお時間をどうもありがとうございました!!


いろんな偶然がいい具合に作用した“奇跡のお店”!

テンテンコさんの今回の豪遊結果はこちら!
「今回のお店はカードが充実してたので、やっぱりカードが多めになっているのと……情報量が多かったんで、300円以内でのチョイスが難しかった! 買ったあとにいいものを見つけたりして、 “また来たいな”っていう気持ちにさせてくれる素敵なお店でしたね。今日は雨でお店の前にガチャガチャの機械が出ていなかったので、晴れた日にもまた行きたいです!」

お店の感想はいかがでしょう?
「おばぁちゃんの趣味だという店先の園芸とかが、メルヘンでなんだか不思議な作用をもたらしていて、奇跡のお店なんじゃないかなと思いました! いろんなものが偶然残ってるんですよ、もう今はサンリオショップではないけれど、看板のイラストとかに名残があったり。全部が狙って作った可愛さじゃなくて、時が流れて自然に成されていった感じがよかったですねぇ」

おばぁちゃんも明るくて、楽しく会話をされてましたね。
「今日のおばぁちゃんはすごく明るい方でしたねぇ! すごい子どもと仲良いんだろうなっていうのが伝わってきました。サンリオ好きでキティちゃんもお好きなのに、猫が嫌いっていうのも気になりました(笑)!」

テンテンコさんは“にゃんにゃんゲーム”のはずれくじがお気に入り。「“あきらめないで”って書いてあるの、可愛すぎる!」


“ようかいけむり”で指先から煙を出しているお姿。ヒェア! 「ようかいけむりのイラストって本当に素敵。どんな方が描いてるのかめっちゃ気になりますね」

「この“おもしろメガネ”はおすすめですね。『SNOW』より盛れる!」

次回はどんなお店と出会えるのでしょうか……どうぞお楽しみに!


『いぬづか』

アクセス:JR京浜東北線/東急大井町線/りんかい線/大井町駅より徒歩5分程度
住所:東京都品川区東大井5-9-15
電話番号:03-3471-0765
営業時間:月曜日〜金曜日 10:00〜19:30、土曜日・日曜日・祝日 10:00〜19:00
定休日:火曜日(祝日は営業)

※『いぬづか』は7月1日〜8月31日まで開催される『クールシェアしながわ』スタンプラリーにも参加中。詳しくは特設サイトをチェック!

全国の駄菓子屋情報求む!!

『テンテンコのニッポン駄菓子屋紀行』では、全国の駄菓子屋さん情報を募集しています。「◯◯駅周辺にあった!」「◯◯区の◯◯小学校の近くにある」など、オススメ&気になる駄菓子屋さんがある方は、件名を「耳マン駄菓子屋情報」で、info@33man.jp宛にメールをお送りいただくか、Twitter/Instagramのハッシュタグ「#耳マン駄菓子屋情報」でつぶやいてください! 素敵な情報待ってます♡

読者プレゼント

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テンテンコの今後の予定

日時:2018年7月21日(土) open 18:30 / start 19:00
会場:秋葉原Club GOODMAN
イベント名:Bar Isshee presents <EXTREME NIGHT RETURNS>
料金:前売り 3,000円 / 当日 3,500円
ご予約はこちら!

日時:2018年8月2日(木) open 18:00
会場:恵比寿BATICA
イベント名:BOOTCAMP!!!!
料金:前売り 1,500円 / 当日 2,000円(+ドリンク代別)
ご予約はこちら!

日時:2018年8月18日(土)OPEN : 18:30~forestlimit 23:00~bonobo
会場:幡ヶ谷FORESTLIMIT & 神宮前bonobo
イベント名:BLACK SMOKER & forestlimit PresentsMekano 1974-92」 Release Party
詳細はこちら!

※そのほか、新しいライブ情報など随時Twitterオフィシャルサイトにて更新中!そちらもぜひチェックしてみてください!

著者紹介

テンテンコ
1990年8月27日生まれ、北海道出身。2013年にアイドルグループBiSに加入し、2014年のグループ解散とともにソロ活動を開始。これまでシングル『Good bye, Good girl.』(2014年)、デジタルシングル『放課後シンパシー』(2016年)、EP『工業製品』(2016年)など数々の作品をリリース。別名義Deep&Moisturesのほか、MikaTen、ZVIZMO、幡ヶ谷ちっちゃいものクラブなどのユニットでも活動中。

榊ピアノ