先輩からの“告白”がきっかけで人生変わった!?【ぱいぱいでか美、桃色の半生!】第8回

連載・コラム

[2018/7/23 12:00]

「言うほどでかくないがそこそこでかい」おっぱいを武器に歌手、バラエティ、グラビアなどジャンルにとらわれず活躍するタレント・ぱいぱいでか美が自身の半生を初めて振り返る連載!


第8回:先輩からの“告白”がきっかけで人生変わった!?


続・高校生のでか美!

こんにちは、ぱいぱいでか美です。先週は北海道へ“ハロプロ研修生北海道”を観に行ってきました。んもぅ、最高でした……。1ヶ月の間に沖縄行ったり北海道行ったり、旅っていいですね。人生も旅みたいなもんと思えばもっと楽しめるのかも、と強引なくくりで半生を振り返る連載も第8回です! 前回に続き高校編!

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軽音部に入部……初めての“作詞”にも挑戦

前回、高校では友達のことが大好きになったと書きましたが、クラスだけでなく、部活のみんなのことも大好きでした!

私が入部したのは軽音部。進学校ではややアウトロー気味の人が集まりがちな部活で、顧問もただいるだけの存在。部室は階段下の倉庫! あまり良い環境ではありませんでしたが、それでもあの階段下には思い出しかありません。

1年生で入部した当初は、同級生の女子たちとガールズバンドを組んで、チャットモンチーのコピバンをしていました。軽音部はバンドごとでの活動になるので、先輩との交流がなかなか持てなかったのですが、秋の文化祭は初めてのライブもあり、文化祭の打ち上げもあったので先輩たちとも仲良くなりました!

ここで先輩たちと仲良くなれて本当によかった! ……と言うのも、実は文化祭が終わったタイミングで自分のコピバンメンバーの志望校がかなりの難関大学で、勉強のためにみんな続々と退部してしまったのです! 残った同期もとりあえず籍があるだけで、唯一部活にきちんと顔を出しているのが別のバンドを組んでいた川野くん(仮名)でした。

ただふたりでバンドはなかなか……そこで一緒に組もう!と声をかけてくれたのが2年生の先輩たちでした。先輩たちとは東京事変やCoccoのコピバンをやりました。すごく仲もよくて気付けばタメ口になっていたし、中学までのダサいギャル風味が残っていた私のファッションも、ヨウコ先輩(仮名)のおかげでカジュアルお洒落に(笑)! コピバンが主流の部活でしたが、先輩たちが卒業するライブではオリジナル曲も作りました。ちゃんと“作詞”というものをしたのは、このときが初めてだったかも!

文化祭以外に、アスト津という施設を借りて他校の軽音部と合同で行うライブもありました。そういう企画的なライブでは3年生の先輩と『God Knows…』(涼宮ハルヒ)をコピーしたり。自分たちが1年生のときの先輩たちはすごく縦の繋がりを大切にしてくれて、とにかく軽音部にはいい思い出ばかり! なんとこの先輩のなかに、元カラスは真っ白のギターで、今はsooogood!のシミズ先輩もいらっしゃるのです。まさか同じ業界でまたお会いできるとは思ってもみなかったな。当時からかっこよくて優しくて、大好きな先輩でした。

そして2年生になるタイミングでは私が部長になり、先輩たちにしてきてもらったことを後輩にもしよう!と優しくしてきたつもりです。自分で言うのもなんですが、結構慕われてましたよ、多分(笑)。みんないまだに連絡をくれて、永遠に可愛い後輩です。

先輩からの“告白”が人生のターニングポイントに!?

そんなわけで軽音部では先輩にも後輩にも同期にも恵まれていたのですが、ただよくある美しい思い出だけってわけではありません。人生のターニングポイントもありました!

中学生から好きになり始めたバンドはたくさんいたけど、先輩たちが教えてくれたバンドはもっと知る人ぞ知るバンドだったり、あり得ないくらい早いBPMだったり! 世の中には自分の知らないかっこいい音楽がこんなにもたくさんあるんだって気付きました。F.I.BやGOOD4NOTHINGが大好きになって、高校生になってからは親にもライブハウスを解禁してもらえたので、名古屋や地元のライブハウスによく通っていました。私のメロコア好きは軽音部の先輩の影響なんです。

そして実は、先輩のなかに好きな人もいました。その先輩とはすごく仲がよくて、まわりには付き合ってると勘違いされるくらい! 自分でもずっと「逆に、なんで付き合ってないんだ?」と思っていました(笑)。

ある日、いつものように放課後ふたりで遊びに行って、カラオケに行きました。すると、先輩が自分の番になっても曲を入れないではありませんか。

「あのさ、ちょっと、話聞いてほしいんやけど」

キターーーー!!!!! これは完全に、告白です。告られる流れです。神妙な顔をする先輩。ついに春が訪れる。私は覚悟を決め、体を先輩の方に向け1番可愛い顔をして「何?」と言いました。

「……俺、Berryz工房が好きやねん」

………え???????????????

「仲井(私の本名)ってあんま偏見とかなさそうやん。引いた? あ、大丈夫? 良かったー! 俺Berryz工房めっちゃ好きなんよー」

いや、確かに全然引いたりしないんですけど。告白されると思った私がキョトンとするなか、先輩はBerryz工房の『Berryz工房行進曲』を入力。ベリベリベリーズ工房♪と歌う先輩は今までで1番嬉しそうな笑顔をしていました。ある意味告白で間違いなかったのです。

帰宅した私は即YouTubeで検索。当時はまだ公式チャンネルなども存在していなかったので、ファンがアップした『ジンギスカン 嗣永桃子close-up ver.』にたまたま辿り着き、視聴しました。先輩が好きなアイドルって、どんな子なんだろう……。再生っと。

そのとき!体中に電流が走りました! こんなに可愛い子がこの世に存在したのか!?!??!!!?

そうです、ひと目惚れです。衝撃でした。世代的にも名前はもちろん知っていましたが、こんなに可愛くてかっこよくて楽しそうな同世代の女の子たちがいたなんて! その日のうちに“ももち”こと嗣永桃子とBerryz工房について調べまくり、次の日には先輩に「私もBerryz工房好きです!」と報告。甘酸っぱい恋心は変わらず抱いてましたが、いつの間にか先輩よりもBerryz工房に夢中になっていました(笑)。

これが私とももち、そしてBerryz工房、ハロプロとの出会いです。この出来事からもわかるように“ジンギスカン新規”なんですよ、私。そして『行け!行け!モンキーダンス』で完全に沼にどっぷり。ベリヲタ(Berryz工房のファン)の人に言うと、いつもなぜか笑われちゃうんですけど……いいだろジンギスカンで入ってきたって! いいだろ行けモンで沼にハマったって!

まさかまさかこんなにも人生の指標的存在になるとは。こんなにもずーっと好きでいられるとは。『ジンギスカン』を再生したときは思ってもみなかったけど……。あのとき先輩に告白されてYouTubeを観てなかったら、私の人生はもっともっと違ったものだっただろうなぁ。桃色の半生を語るうえで外せない出来事でした。

そういやついさっき、自分は後輩に慕われてたと思うって書きましたよね。先輩が教えてくれたハロプロを後輩にも繋げよう!と後輩にもハロプロを勧めまくってました。ひとりの子はヲタクになってくれたけど、今思えば、ほかの子からしたら若干のパワハラだったかもしれません(笑)。

10年越しに、許してにゃん。

シミズ先輩に久しぶりにお会いしたときの写真! 数年前かな? 2017年末にはラジオにも呼んでいただき嬉しかったです! 先輩にも後輩にも同期にも、みんなに会いたくなりました!

著者紹介

ぱいぱいでか美
1991年5月3日生まれ、三重県出身。牡牛座O型、桃色の女。名乗るほどでかくないがそこそこでかいおっぱいを武器に、テレビやグラビア、ライブにDJ、もはやおっぱい関係ない執筆業など、縦横無尽に活動中。

【近況】
当時の私が聞いたらびっくりするだろうなあ。8月8日は吉川友さんと2マンライブだなんて! みなさんぜひ来てくださいね。そんなわけでハロヲタ10周年、ハロプロは20周年でございます。早くカントリー・ガールズの新曲が聴きたいです!

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[ぱいぱいでか美]