ANZEN漫才・あらぽんの『アダチニスト〜足立区ストーリーズ〜』第29回:足立区モンスターハンター(9)

連載・コラム

[2019/8/2 12:00]

足立区で生まれ育ったあらぽん(ANZEN漫才)が足立区のリアルをつづっていく新連載!


ハイレベルさんとの出会い、そして……

(前回からの続き)公園のベンチにあきらかに年上のハイレベルなヤンキーが3人たむろっていた。

本郷「あれさ、コルクじゃない?」
竹内「確実にそうだね」
あら「それだとなんなの?」
本郷「今さ、地元で仲間以外のやつがコルクかぶってたら狩れって先輩に言われてんだよね」

コルクはヘルメットのこと。普通のヘルメットは中身が発泡スチロールでできているが、コルクヘルメットは発泡スチロール部分がコルクでできていて耳当てもついている値段も少し高いヘルメットのこと。

あら「え? あれいくの?」
本郷「しかもあいつらこの辺でみたことねーし」
あら「まじかよ」

本郷はヤンキーたちに向かって言った。

本郷「すみません本郷っていいます。今先輩からコルク狩り発令されててコルクもってるので狩っていいっすか?」

いやストレートかい! 逆に武士だな。いきなり絡んできた俺たちにハイレベルなヤンキーが言った。

※注意
ハイレベルなヤンキーの名前を思い出せないのでここからはハイレベルなヤンキーはハイレベルにさせていただきます。

ハイレベル「いいけど1回君たちの先輩に確認とったほうがいいよ。俺の名前はハイレベル。ハイレベルって聞いてみて」
本郷「確認とらさせていただきます」

これから喧嘩するとは思えない丁寧なやりとりで本郷が地元の先輩に確認をとる。電話から戻った本郷の表情は曇っていた。

本郷「やっちゃった」
竹内「やばいやつ?」
本郷「相当やばい、ハイレベルまじハイレベルだわ」
あら「え? なんレベル?」

チームハイレベルは葛飾区の猛者で、葛飾区に限らず近隣の区のなかでトップをとれるほどのハイレベル中のハイレベルだった。(次ページへ)