ANZEN漫才・あらぽんの『アダチニスト〜足立区ストーリーズ〜』第33回:中学の卒業文集

連載・コラム

[2019/10/22 12:00]

〜LINE〜
あら「なんでMiXか覚えてる?」
みや「わからないけど確か、お互い野球やサッカーとか違うけどそういうのをミックスしてひとつにする?みたいな感じで中学?の文集でミックスの絵を書いた記憶ある気がするな~。なんでだろうね」

こんな感じだったみたい。ただ僕の卒業文集にはすでにこう書いてあった。

〜中学卒業文集『未来』〜
タイトル『暴飲暴食な俺!!』
荒木 祐

俺の夢は、バカでかい。それは、お笑いで天下を取る事だ。
どっかの事務所に入って、その事務所の一押しになる。
そのためには、相方が必要だ。
だから中学生のうちにコンビを組みたい。
つーかもう組んでる。それは、C組の宮園くんだ。
宮園とならたぶん売れる。だから中学生のうちに芸を磨きたい。
宮園とは保育園、小学校、中学校が同じだった。だから組んだ。宮園はボケだ。俺もボケだ。つっこみも宮園、俺もつっこみ。つーか今までにない新しいスタイルで、お笑い界に革命を起こす。そして、バカ売れする。たぶん最初は、いじめとかほされたりするかもしれないし、思ってるよりもかなり厳しいと思うから、そういうのに負けないで、ダウンタウンや99みたいに売れて、デカイ家を立てて、お正月には、海外に行ってTVとか新聞記者の人にいろいろ聞かれたい。
そして、お金を貯めて、親とかにすげぇー楽な生活をさせてあげる。あと、いろいろ迷惑かけた人達になんかしてあげる。で、自分の番組を持って有名人の母校(仮名)とかそんなのを一時期作って、6中に行く。それが俺のバカでかい夢だ。

これが僕の卒業文集だった。

〜アンサー文集!〜
中3の荒木へ

荒木、なんだかわからないけど、読み返したらな、お前の当時の自由な気持ちと夢いっぱいな文章に34才の荒木は勇気をもらった気がするよ。
お前が想像していた未来はダウンタウンさんにも会えてるし、ナインティナインさんにも会ってるぞ!
番組は持ててないけど母校には行けたぞ!
結婚もして海外にも行った。
家はまだ建ててないはごめんな!

あとな、目上の人には「さん」をつけろ!

文字数稼ぎでやたらと「、。」使いすぎ!

そして今、お前は文章を書く仕事をしてるぞ! なんかありがとな!
お前の夢を全部叶えられるように頑張るわ!

あらぽん

ヤンチャな経験をして、お笑い芸人になる夢を抱き、たくさんの人から学び、迷惑をかけ、いろんな経験をして、僕たちは中学校を卒業しました。この中学での経験は今の自分の基礎になっている気がします。

ただ「ありがとう」の言葉しかありません。

文集に書いてもらったMiXの絵。作:みやぞん

あらぽん

1985年10月13日生まれ、東京都・足立区出身。幼馴染のみやぞんと2009年11月にANZEN漫才を結成。みやぞんの特技であるギター、そしてあらぽんのラップを組み合わせた音ネタで活動するようになり、『足立区の歌』などのネタで注目を集める。『とんねるずのみなさんのおかげでした』『世界の果てまでイッテQ!』などでみやぞんの激烈天然キャラが爆発して話題となり、今や大注目コンビのひとつとなっている。