平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)【音楽“ジャケット”美術館】番外編:いくらなんでもひどすぎる?クイーン『ザ・ミラクル』
[2018/8/21 12:00]
音楽と絵画を愛するお笑い芸人・平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)が美術館の館長となり、自身が所持する数々のCDジャケットのなかから絵画的に見て優れているもの、時に珍しいものをご紹介する連載。
第3回(番外編):いくらなんでもひどすぎる?クイーン『ザ・ミラクル』
今回はちょっと番外編ということで、素晴らしいジャケットではなく、ちょっとヒドスギルジャケットをご紹介したいと思う。音楽の世界にはジャケットが内容の足を引っ張ってしまっているパターンも存在するのだ。
クイーン『ザ・ミラクル』(1989年)
説明不要の世界的ロックバンド、クイーンが1989年に発表したアルバム。長い間個々の活動が目立ち、バンドとしては久々(約3年ぶり)のアルバムとなるため、もう1度4人の気持ちをひとつにしようという意志が表れたジャケットがこれ。誰が物理的にひとつになれと言った。
さらにその裏側のジャケットがこれ。
キショすぎんだろ。どっかいけ。
いや、内容は素晴らしいのよ? クイーンらしい名曲が詰まったいいアルバムなんだけど、このジャケットで相当なクイーンファンでもない人が果たして購買意欲湧くかね?
正直、内容はいいのにこのアルバムがいまいちクイーンのアルバムの中でも影が薄い感じなのは、ジャケットによるところが大きい気がする。やはりそれだけジャケットというのは音楽にとって大事な要素のひとつなのだろう。それをわかっていただくための回でした。また来週。