ファンの人怒らないでください〜ジョン・レノン『ジョンの魂』〜平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)連載

連載・コラム

[2020/1/8 12:00]

音楽と絵画を愛するお笑い芸人・平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)が美術館の館長となり、自身が所持する数々のCDジャケットのなかから絵画的に見て優れているもの、時に珍しいものをご紹介する連載。


第74回:ファンの人怒らないでください


あけましておめでとうございます。まじで。

ありがたいことにこの連載も始めて約1年半。正直ここまで続けさせていただけるものとは思っていなかったので『耳マン』の担当者様、リットー大王様、そして読んでくださっている読者様方にはこのうえなく感謝しております。

素晴らしいジャケットを紹介する(たまにヒドいジャケットも)この連載、やはり取り上げるアーティストの知名度などによって反応の数も大きく変わるので、「こんなの取り上げても誰も興味ないだろうなー」などと思うこともありながら少しでも僕の勧める音楽に興味をもっていただけたら嬉しいし、また音楽はジャケットも含めて楽しむものという想いも変わらずもっているので、その想いがひとりでも多くの人に届くように、これからもあまりジャンルに偏りのないように純粋に良いジャケットを紹介していけたらと思います。まあ紹介できるCDの数が底をつくかもしれませんが。

では記念すべきでもない新年1発目に取り上げるのはこちら。

ジョン・レノン『ジョンの魂』(1970年)

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「ジョン・レノンじゃないですよね?」

僕がよくお笑いの世界で言われるフレーズだ。丸眼鏡、ヒゲ、髪型などから連想されやすいということだろう。しかし似た顔の人というのは得てして親近感が湧きやすいものだが、平井“ファラオ”光とジョン・レノンではあまりに次元が違いすぎてまったく親近感が湧かない。クリンスイ(※浄水器)のコップ先生のほうがはるかに親近感が湧く。それにどちらかというと見た目はエリック・クラプトンに憧れているし、眼鏡などのオプションは似ててもそもそもの顔は全然似ていない。ということをちゃんと自覚しているのでジョン・レノンファンの人怒らないでください。

さて本題。(次ページへ)