竹下幸之介の『ニシナリライオット』第16回:「あのおっさん拳銃持ってる!みんな逃げな!」

連載・コラム

[2019/9/13 12:00]

DDTプロレスリングの未来を担う若き逸材・竹下幸之介。そんな彼が自身の昔のブログを読み返しながらつづる、地元・西成のお話!


2007年05月02日

280話『南斗獄屠拳』

今日は学校で春のスポーツデーがありました!!
スポーツデーと言っても、一組と二組でリレーをやるだけでした(^^ゞ
ですがなかなか爆走し、ふくらはぎがパンパンに(T^T)
帰ったら今日は寝ようと思っていたのですが、ダイに誘われ野球を行く事に(#^.^#)
その時は楽しくやっていたのですが、ふくらはぎが限界に...

家ではトレーニングしました!!
CMで噂の"ビリーブードキャンプ"!!
これがまた楽しいのなんのその!!
ですが...
ふくらはぎ爆発でございます(+_+)

ビリーブードキャンプは本当に痩せますよ!!
一時間やっただけでわかります(^o^)
めちゃしんどいです!!

画像は自分でブログに出してくれと名乗ってきた、明日6時起きのこげこげ君です!!
おもろいやつです(笑)

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小学生の頃は足がそこそこ速かった。

そりゃそうだ。小学6年生のときには身長が178センチになっていたのだからストライドの広さで勝りすぎている。体育の授業で行ったハードル走なんかは、跳ばずにそのまま走っていた。そのときのバケモノを見るような同級生の目を『進撃の巨人』を読むたびに思い出す。

しかし足が速くて命拾いをしたことがある。

当時、小学校から帰ってくると急いで帰宅し、荷物を置いたらグランドと呼ばれる公園に行き野球やサッカーに打ち込んでいた。365日毎日だ。

そこは西成の中心地に位置する公園なのだから、事件もたくさんあった。その近辺で水死体が見つかったという出来事があったのだが、私が後日ふざけて「あの公園で野球ボールどっかいったから探してたら、人の手が落ちててん! 絶対死体のやつやで」と、堂々と不謹慎極まりない嘘をつくと、みんなが信じてしまい夜遅くまで探し回った挙げ句……

「実は嘘でした!!」

カロリーと時間だけを消費するクソほどおもしろくないドッキリを仕掛けた結果、「デカいオオカミ少年」という不名誉なあだ名をつけられ、誰も私が言うことは信じてくれないという悲しい日々が続いた。

ある休みの日。昼飯を食べ終わって、いつもどおりグランドに向かおうと自転車に跨るとイタズラでパンクさせられていた。そう遠くもない距離なので仕方なく歩いてグランドに行くと公園のフェンスの前で、痩せたおじさんが野球をするみんなを眺めている。

常連のおじさんもよくいる場所だったが、見たことがない顔だったので違和感を感じた。そこでよーく観察してみると、履いているジーンズのうしろポケットに拳銃が入っていたのだ!

BBガンのような玩具のようなものではなく、ワルサーP38のような形で黒光りしていた。

みんなの命が危ない!!

急いでみんなの元に向かい叫んだ。

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