竹下幸之介(DDTプロレスリング)の『ニシナリライオット』第25回:「“プロレスラーになる”という夢が消えた日」
2007年06月25日
337話『平泳ぎは進みません。』
みなさんこんばんわ!!
今日からまたまた学校!!
一時間目 算数
最近は立方体とかやっています!!
そこそこできてる感じです!!
二時間目 家庭科
ちょっとしたテストをしました!!
2つの絵があって新鮮な卵はどっちでしょう??
とか
卵の賞味期限は生で食べる期限を表している○か×か??
とか卵の事ばかりでした( ̄人 ̄)
三時間目 国語
漢字のジクゾーパズルとかいうやつをやりました!!
パズルは出来ません(笑)
苦手です...
でも友達のは全3ピースだったので苦戦しながらなんとか出来ました(^^ゞ
四時間目 社会
なんか6年生になってから社会が好きになりました!!
ビコーズ何故ならば!!
歴史がおもしろいからです(普通の理由やな~とか思わないでください)!!
僕は授業中ずっ~と メモる派なので時間があっという間です(゜Д゜)
給食
昼休みは恒例の"タケーズブートキャンプ"!!
筋肉をつけたい!!痩せたい!!と思ってる男子が集まりしんどい事をするという集会です!!
笑った奴は退会してもらっていますヽ(´ー`)ノ
五時間目 プール
晴れていましたが寒いです...
僕は冷え症なので体に悪いです(T^T)
カナヅチで泳げません(´□`)
一般ピーポーですな('◇')ゞ
六時間目 特に何もせず
本当に特に何もしなかったです(^^;)
みんな(先生も)ボッ~としてました( ̄◇ ̄;)
まるで、ときめきメモリアルをプレイしているかのような感覚に陥るこの日のブログ。サクサク進む。こんな他愛もない日常が、ものすごく充実しているように感じていた。
今、この記事を遠征中のイギリスで書いているのだが、海外でのコミュニケーションも最低限は大丈夫なのは、当時通っていた駅前留学NOVAの経験が活きているのだろう。メキメキ英語力をつけていた竹下少年は、日常生活の日本語に覚えた英語を織り混ぜながら会話をしていて、上記のように当時のブログでもビコーズと書いている。ルー大柴のような話し方だったと言えば、わかってもらえるだろうか。
まあ鶴の一声ならぬ、おかんの一言。
「それウザいで」
によって呆気なくやめることになってしまうのだが、ゴールデンエイジと呼ばれる時期に、いろんな経験をさせてもらって今がある。よくわからず習わされてた、和太鼓とかもリズム感とか鍛えられてたんかなあ。
338話『夢』
昨日クリス・ベノワ選手が自殺した。
僕はクリス・ベノワ選手が憧れでベノワと闘うという夢に向かって今まで頑張ってきました。
泣く余裕なんかなかったです。
書いてる今も驚きしかありません。
ご冥福をお祈りいたします。
この日を境に物心がついてから一度も変わることのなかった、“プロレスラーになる”という夢は消えてしまった。眠りにつこうとしたフカフカの布団のなかで、このニュースを知ったときのことは今でも記憶に残っているし、人の夢が消えるときってこんなに一瞬なんだ、と思った瞬間、行き場のない怒りが突然こみ上げてきて、母親に強く当たり、喧嘩をして、初めて大泣きをした。
生きる目的とまで言うと大袈裟に聞こえるかもしれないが、子どもの頃の夢って大人が思っている以上に本気で叶うものだと信じてがんばっている。
その信じているものが、その瞬間からいなくなった。
(つづく)