竹下幸之介(DDTプロレスリング)の『ニシナリライオット』第26回:「"プロレスラーになる"という夢が消えた日」後編
[2020/2/14 12:00]
このあとから、プロレスラーにならなくても別にいいかなという気持ちになった。プロレスはあくまで観るもので、なるものじゃない。そう割り切って今後はプロレスと関わって行こう、と。
でもそんな気持ちもしばらくして立ち直るどころか、以前より増して「今すぐプロレスラーになりたい!!」という闘志を湧き上がらせてくれたのが、弊社社長の高木三四郎だった。
以前にモバゲーのメッセージで入団直訴をしたことは書いたと思うが、その後なにも返信がないどころか、アカウントすらもなくなって「なんだよ。」と、不貞腐れていたのだが、次はなぜかmixiで連絡がきたのだ!
なんて書いていたか内容まではうろ覚えなのだが、「DDTは君を待っています。」と、まるで自衛隊のポスターのようなフレーズだが、そう書かれていたことがすごく嬉しくてそのとき、
「クリス・ベノワと闘えるプロレスラーになりたい」
から
「DDTのプロレスラーになりたい」に変わった。
運というか、引きの強さというか。いろんな要因が絡み合って今こうしてDDTのリングに立っている。