竹下幸之介(DDTプロレスリング)『ニシナリライオット』第42回:実家の整理をしてきたら出てきた本『みずたま』の思い出
DDTプロレスリングの未来を担う若き逸材・竹下幸之介。そんな彼が自身の昔のブログを読み返しながらつづる、地元・西成のお話!
2007年11月23日
497話『He is attention BOY 』
今日は朝からお母さんが仕事だったため単身赴任中のお父さんが貝塚からきました(^o^)
南津をブラブラして最近学校でも流行ってる小説『みずたま』を購入して昼飯へ(・∀・)
久々に昔よくいってた極ウマのラーメン屋"コーサンラーメン"に行きましたヾ(^▽^)ノ
そこのコーサンラーメンはエグい程うまいんですがさらにうまいのがチャーハン!!!
ほぼ完璧な味ですヽ(´ー`)ノ
またラーメン好きの友達とでもこようと思います(o^-')b
それから家帰ってお父さんと弟は先に店行ってボクは昼寝してボール蹴りしたりしてからお母さんと店に行きましたf(^_^)
貝塚まで行くにはかなりのマンガを持っていかないと行く気ゼロです・・・
いつも多め(今日はマンガ3と小説1)に持っていってちょうどいいぐらいです('◇')ゞ
久しぶりの焼鳥だったんでおいしかったです(o^_^o)
追記 ボクの冷え症はかなりのレベルで足の裏に貼るホカロンも冷たくなって効き目なしです
<「お胸が豊かすぎる」「鼻血がでそう」華原朋美のセクシーショットに動揺コメント続出!?>
思い出した。小説『みずたま』。
数ヵ月前に、実家が引っ越すことになったんで、置いてある僕の漫画や小説を選定しに行ったんです。新居は狭いから、2,500冊ある書籍から50冊しか残されへんということで、心を鬼にして、ブックオフのダンボールに泣く泣く詰めてたんです。
例えば有名な漫画やったら、また読みたくなったら買えるじゃないですか。でも、コロコロコミックとか、コミックボンボンの単行本とか、古本でもなかなか入手困難だと思うんですよ。だからそういうのを残してもらう袋に入れて。
そんななか、まだブックカバーに包まれたままの小説があったんです。実家にある小説というと、プロレスラーの自伝か、青い鳥文庫の『パスワードシリーズ』や『若おかみは小学生シリーズ』くらいしか心当たりがないのに、当時流行していた携帯小説の書籍化された本があったんです。
そう、それが『みずたま』。
作者のChacoさんがケータイ小説サイト『野いちご』で連載されていた作品です。なんでそんな本、持ってたのかなー。ってずっと気になってたんですけど、当時のブログを読み返すことで思い出しました。
本文には「最近学校でも流行ってる小説『みずたま』を購入」なんて書いてますけど、流行ってたわけじゃないんですよ。当時気になっていた女の子、通称プリティーが、休み時間に読んでるのを見て、本屋に買いに行ったんです。それだけでもそこそこキモいのに、2、3日で読み終えて、さも自分の方が先に知ってたかのように、
「あ、この本俺も読んだわ。おもろいよな。」
って話しかけたんです。するとプリティーも
「竹下って携帯小説とか読むんや?」
って聞いてくれたので
「たまにな。」
ってイキった感じで返しました。もちろん、携帯小説は『みずたま』でデビューしたてのルーキーです。小学校高学年になっても、図書館のかいけつゾロリを読み込んでいる竹下少年にとって精一杯のカッコつけでした。おおめに見てやってください。
ですがこの『みずたま』がプリティーフィルターなしで読んでいたとしても、おもしろかったんです。それから、『野いちご』のサイトや、『魔法のiランド』で携帯小説を読むようになった竹下少年は確実に乙女心を学んで行きます。その影響か、この頃から少女漫画もよく読むようになりました。『ラブ☆コン』に特にハマりました。身長が高いことがコンプレックスの女子・小泉と、身長が低いことがコンプレックスの男子・大谷の恋愛模様を描く作品ですが、竹下は完全に女子の小泉のほうに感情移入してました。
なんでいまだに『みずたま』にはブックカバーをつけたままだったのかも思い出した。おかんにイジられるのが嫌だったんです。そんな巨人小学生に似合わない小説を熱心に読み込んでたら、おかんは絶対なんか言うてきます。なのでブックカバーで表紙がわからんようにしながら、なるべく布団のなかとかで読んでました。エロ本を読んでるわけでもないのに、なんで俺がコソコソせなアカンかったんや。時間差で腹が立ってきました。
そんな『みずたま』もブックオフに10円で買い取ってもらいました。思い出代にしては安すぎますけど、こうして書いてみなさんに読んでもらえると、竹下少年の甘塩っぱい記憶も浄化されると思います。なまんだー。
あっ、コーさんラーメンはうまいです。天下茶屋にあっておすすめです。味変わってなければいいんやけど。昔はコーさんの店長が他の店員さんを怒鳴って、殴りながらラーメン作ってて、あの緊張感のなか食べるのもいいスパイスになってたんやけどなー。