アイアン・メイデン@両国国技館(4月20日)の当日券に並んでみた!
ビーフ「所長! 耳マンで大プッシュしてきたアイアン・メイデン、チケット即完だったらしいですけど、少しだけ当日券があるらしいですね」
所長「マジか?」
ピアノ「でも17時から発売だから業務時間中で並べないですね……って、ええー、もういない!?」
『テンション高すぎ、行動早すぎ、耳マン研究所長のメイデン日誌』
どうも。研究所のスタッフにウザがられない程度に年に2度ほど登場する所長です。前回来日時は震災による中止で愕然とし、8年も待ったのに今回あっさりチケット取り忘れたアフォです。でも、当日券があると言うので、ソッコーで両国国技館に向かいました。もちろん、6時66分に帰社します。ええしますよ。仕事だよ、ライフワークだよ。なんか文句あんのか。
あと45分後に当日券販売開始! 間に合うか? 今日公式サイトで発表された当日券は「サイド席若干数」である。行列してたら確実に買えないだろう。
両国駅についたものの、まったくメイデン臭……いやメタル臭がしない。不安になってくる。両国国技館て、両国駅でいいんだよね? しかしながら、両国駅特有の風情に、それはそれでテンションがあがる。駅構内にいる相撲レスラーたちが私を見送ってくれているかのよう。たぶん勘違いだけど。
メイデンどころか、駅前では演歌歌手の堀川直裕貴さんが歌ってます。う〜ん美声……と、思わず聴き入っていると、その隣にいかにもたぶん2日間限定な光景がっ!
金髪とメタルTが急激に増えてきた。なんとなく、外国人のメタラーが多いなぁとは思いつつ、とにかく当日券売り場まで猛ダッシュ! ラッキーなことに、初日ということもあってか、16時30分の時点で30人程度しか並んでおらず、これは確実に当日券(サイド席11,000円)ゲットの可能性が増してきました。
サイド席、お願いします。売り切れませんように。売り切れませんように。前売りを買えなかった自分のヌルさは棚に上げて、諭吉先生にひたすら祈りを捧げる私。ちなみに、私の前も後ろも外国人。やっぱり外国人が多いなぁ。テンション上がって後ろの外国人さん(ボブと呼ぶことにする)に話しかけてみた。だって超クールな珍しいメイデンT シャツ着てたし優しそうだったから。
『Youは何しに日本へ?』
「ブラジルから来たよー。昨日タイ経由で日本に来たんだ。ん? Tシャツがクールだって? これは2014年のW杯記念のメイデンTシャツ。俺はメタルが大好きで、世界中いろいろ観に行ってるんだ。今日は国技館でメイデン、明日は渋谷でドラゴンフォースを観て、そしたらまたメイデンを追いかけて北京へ向かうよー。え? リッチマン?そうかなー。そうだといいなー、アハハ」
ボブの満面の笑みと優しい口調からはセレブ臭がプンプン。ちなみに私の前のハンパないイカついタトゥー&ピアスだらけのカップルはイギリスからメイデンを観に来たそうな。本国から日本へ、メイデン経済効果ハンパない。まさに鋼鉄のインバウンド。イカつすぎて写真撮ってイイ?って言えませんでした。ええチキンですみません。
ちなみに列の先頭も外国人さんだ。みんなメイデンとともに日本入りした方々なのかな……。
とそこで、係員のお兄さんがなんともまぁ、仰天アナウンスをし始めた!
「本日の当日券は、若干数ではありますが、アリーナ席、枡席、スタンド席、そしてサイド席があります。ご希望のお席を受付で……」
マジか! サイド席だけの追加販売だと思っていたのに、メイデンを枡席で観るなんて一生に一度あるかないかという、個人的に興味津々だった、あの枡席が買えるのか、やったー。
すると、背後から……
ボブ「ねぇ、通訳して」
所長「今日買えるチケットには種類があって、アリーナ、スタンド……ま、ますせき」(ごめんボブ、枡席って上手に訳せない。どうしよう。国技館トラップだわ)
ボブ「What’s マ〜ス〜セ〜キ〜?」
所長「マスセキmeans…a kind of…(汗)」
その瞬間、私の前のイカついお兄さんレペゼンイングランドが、「なぁ、枡席ってBOX SEAT か???」
所長「そうそう、BOX SEAT!!」
イカ兄「値段を教えてくれよ」
ホッとしてボブとイカ兄にそれぞれのチケットの値段を通訳すると……
イカ兄「アリーナがあるってよ!良かったな俺たちラッキーだぜ」と彼女にチュー。
ボブ「アリーナ18,000yen? Oh my…」(ええ?そこ悩むとこなの、リッチマン?)
ボブはスタンド席を購入して、メシを買いにファミリーマートへ向かうと言うので、肉まんが美味いよって教えてあげました。節約もしてるのね。がんばれボブ。
ついに枡席をゲットして、場内へ。それにしても外国人さん多い。安心してる場合ではない。テンションそのままに物販へGO。
前評判の高かった日本限定の「エディ vs 相撲レスラー」Tシャツはすでに売り切れ。無念。耳マン研究所のサブカル女子・ピアノにぴったりなレディースのエディTシャツを購入。これをピアノにプレゼントして、今日の所長の行動が業務なのかプライベートなのかを、気持ちの上でうやむやにしてもらおうっと……。そこに、限定の相撲Tシャツを手にした外国人がっ! ドヤ顔で仲間に自慢していたので、便乗して訊いてみました。
『Youは何しに日本へ?』
「友達たちとドイツからきたよ。もちろんメイデンを観にね。相撲Tシャツ着てみてくれって? もちろんオッケー」
ご婦人もいた。オランダから来たチームと、他国チームが日本の両国国技館で待ち合わせておられるようでした。なんかいいなぁ、ワールドワイドなお友達って。しかもTシャツは幻となってしまった5年前の「ファイナル・フォロンティア・ツアー」の日本限定バージョン。まさに、想いがたっぷり詰まったみんなの愛アン♡メイ伝。
と、ここで、所長のレポートは終わります。肝心のライブレポートはさまざまなウェブサイトや雑誌で掲載されるでしょう。なかでも、リットーミュージックの各雑誌は要チェックですよ。
チケットを取れなかったみなさん、今日(4月21日)も当日券はあるようです。券種は未定ですが、諦めずに並んでみるといいことがあるかもよ! 詳しく公式サイトをチェック!
枡席最高!