テリー・ボジオの要塞ドラムセット……近くで見たら芸術的すぎて震えた

特集・インタビュー

[2016/5/13 12:52]

『5月某日……突然のお誘い』
耳マン研究所の所長はドラムが大好き。そんなドラムフリークの所長が旧知の仲(!?)であるという世界的ドラマー、テリー・ボジオ氏のライブリハーサルを見学に行くという。なんだそれ!どういうこと!? よくわからないけど……あの天才ドラマーの演奏が近くで観られるなんて……これは耳マン研究所員も行くしかない! ってことでテリーのライブリハーサルに潜入してきたの巻ィ。

@33man_jpが投稿した動画-

所長の“寝ながらエアドラム”は社内ではお馴染みの光景。なんでテリーと知り合い!? すごくないっすか……

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『5月14日のスペシャルライブのリハだった!』
テリーは明日5月14日、品川ステラボールにてスペシャルライブを開催する。同ライブは、フランク・ザッパ、ジェフ・ベック、U.K.、ブレッカー・ブラザーズ、KoЯn、スティーヴ・ヴァイやビリー・シーンなど、幅広いアーティスト/バンドと共演し、その超絶ドラミングで音楽ファンを魅了してきた彼の全キャリアを網羅するという、まさにドラムレジェンドならではのあまりにも豪華な内容。しかも、ゲストアーティストとして高崎晃(ギター/LOUDNESS)、和田アキラ(ギター/PRISM)、山崎淳(ギター)、櫻井哲夫(ベース)、KenKen(ベース)、難波弘之(キーボード)、増田隆宣(キーボード/B'z ライブポート)という日本を代表するミュージシャンが集結するのだ。そんな豪華すぎるライブのリハーサルに潜入できるんだって。すげぇ幸せ! 所長ありがとう! ってなんで知り合いなのマジで……。

5月14日にスペシャルライブ『ヒストリー・オブ・テリー・ボジオ』開催! 詳細は記事下をチェック!

『要塞ドラムが……すごすぎ』
テリーと言えば、パワフルでありながらツブの揃った正確なドラミング、歌っているかのような情感たっぷりのプレイ、そして難解なリズムパターンや変拍子もたやすく叩いてしまう適応力など、演奏面の魅力もハンパじゃないが、ドラムセットのすさまじさでもお馴染みだ。宇宙のように壮大な自身のプレイを追求した結果、ドラムセットがまるで“要塞”のようになってしまったのである。ありがたくもリハーサル開始前のスタジオでそのドラムセットを見せてもらうことができた! そのドラムセットが……これだ!

マジすごすぎっす……。全然ぜんぶ入らねぇ……

『要塞っていうか……芸術品のレベル』
ウワサには聞いていたけど、なんだこのドラムセットは……。想像を絶する数のパーツがついている。バスドラムだけで1、2、3……全部で6 個? いやいや、なんか小さいバスドラムもある……。シンバルは1、2、3……ダメだ……重なってるやつがいっぱいあってよく数えらんない。ペダルの数もすごい。1、2、3……ダメだ……目が回っちゃって数えらんない。膨大な数のタムにはアルファベットが書いてあるぞ! ほかにも鈴とか鐘とかドラとかめっちゃいろんなパーツがあって、これはマジで要塞……っていうか芸術品。見てるだけで震えがくるくらいの壮大なドラムセットだ。

シンバルの一部。タムの数もハンパないっす

タムにはAとかBとかアルファベットが書いてあるが……この音で鳴るようにチューニングしているという印だ。テリーはこれらの音階をもったドラムを駆使し、メロディックなソロパフォーマンスも行う

みよ、このペダルの数!そして並びの美しさ!

ほかにも、初めて見るようなパーツが至るところに取り付けられている。ドラマーではない自分にとってはわからないパーツも多いが、これらすべてはテリーの音楽表現には欠かせないものなのだ。

博物館みたいです

『白熱のリハーサルがスタート!』
撮影を終えて一旦休憩。スタジオに戻ると……リハーサルがスタートしているではないですかぁ!

テリー様が見える! 幸運にも中に入れてもらえました!

リハーサル中はほとんど休憩なしのぶっ通し! 音楽ファンなら知っているあんな曲やこんな曲が次々と演奏されていく。テリーのドラミングは、壮大なドラムセットがまったく気にならなくなってしまうほどダイナミック、そして美しい。彼の演奏ありきでこのセットが誕生したことが心底よくわかる。そんなテリーのプレイに国内のトッププレイヤーたちも触発され、どんどん演奏に凄みが増していった。

すさまじいテリーのプレイ。バスドラムは上写真で正面を向いているものが多く使われていた。シンバル関係はまんべんなく使用され、音階のあるタムを存分に活用する曲も……!

歌もうまいテリー! どんな曲が演奏されるのかは……ライブをお楽しみにぃ!

『ライブが楽しみすぎるでしょ』
いやぁ……すさまじい演奏に鳥肌が止まりませんでした。テリーの芸術的すぎるドラムセット&演奏、そして日本人プレイヤーたちとの化学反応をぜひ生で味わっていただきたい! 1F後方立見席のチケットはまだ販売中。残りわずかとのことなので急ぐべしっ! テリーさん、今回は本当にありがとうございましたぁぁ!

リハーサルを終えたテリーと、ドラムテックの枝川氏(左)とミシェル氏(右)。このセットを組めるのは世界でこのふたりだけだという。ミシェル氏は今回特別にオランダから来日しており、この3ショットは激レア!

公演情報

2016年5月14日(土)
『ヒストリー・オブ・テリー・ボジオ』
@品川ステラボール
開場16:30/開演17:30
※1F後方 立見席チケット販売中!こちらをチェック!