テリー・ボジオの要塞ドラムセット……近くで見たら芸術的すぎて震えた
『5月某日……突然のお誘い』
耳マン研究所の所長はドラムが大好き。そんなドラムフリークの所長が旧知の仲(!?)であるという世界的ドラマー、テリー・ボジオ氏のライブリハーサルを見学に行くという。なんだそれ!どういうこと!? よくわからないけど……あの天才ドラマーの演奏が近くで観られるなんて……これは耳マン研究所員も行くしかない! ってことでテリーのライブリハーサルに潜入してきたの巻ィ。
『5月14日のスペシャルライブのリハだった!』
テリーは明日5月14日、品川ステラボールにてスペシャルライブを開催する。同ライブは、フランク・ザッパ、ジェフ・ベック、U.K.、ブレッカー・ブラザーズ、KoЯn、スティーヴ・ヴァイやビリー・シーンなど、幅広いアーティスト/バンドと共演し、その超絶ドラミングで音楽ファンを魅了してきた彼の全キャリアを網羅するという、まさにドラムレジェンドならではのあまりにも豪華な内容。しかも、ゲストアーティストとして高崎晃(ギター/LOUDNESS)、和田アキラ(ギター/PRISM)、山崎淳(ギター)、櫻井哲夫(ベース)、KenKen(ベース)、難波弘之(キーボード)、増田隆宣(キーボード/B'z ライブポート)という日本を代表するミュージシャンが集結するのだ。そんな豪華すぎるライブのリハーサルに潜入できるんだって。すげぇ幸せ! 所長ありがとう! ってなんで知り合いなのマジで……。
『要塞ドラムが……すごすぎ』
テリーと言えば、パワフルでありながらツブの揃った正確なドラミング、歌っているかのような情感たっぷりのプレイ、そして難解なリズムパターンや変拍子もたやすく叩いてしまう適応力など、演奏面の魅力もハンパじゃないが、ドラムセットのすさまじさでもお馴染みだ。宇宙のように壮大な自身のプレイを追求した結果、ドラムセットがまるで“要塞”のようになってしまったのである。ありがたくもリハーサル開始前のスタジオでそのドラムセットを見せてもらうことができた! そのドラムセットが……これだ!
『要塞っていうか……芸術品のレベル』
ウワサには聞いていたけど、なんだこのドラムセットは……。想像を絶する数のパーツがついている。バスドラムだけで1、2、3……全部で6 個? いやいや、なんか小さいバスドラムもある……。シンバルは1、2、3……ダメだ……重なってるやつがいっぱいあってよく数えらんない。ペダルの数もすごい。1、2、3……ダメだ……目が回っちゃって数えらんない。膨大な数のタムにはアルファベットが書いてあるぞ! ほかにも鈴とか鐘とかドラとかめっちゃいろんなパーツがあって、これはマジで要塞……っていうか芸術品。見てるだけで震えがくるくらいの壮大なドラムセットだ。
ほかにも、初めて見るようなパーツが至るところに取り付けられている。ドラマーではない自分にとってはわからないパーツも多いが、これらすべてはテリーの音楽表現には欠かせないものなのだ。
『白熱のリハーサルがスタート!』
撮影を終えて一旦休憩。スタジオに戻ると……リハーサルがスタートしているではないですかぁ!
リハーサル中はほとんど休憩なしのぶっ通し! 音楽ファンなら知っているあんな曲やこんな曲が次々と演奏されていく。テリーのドラミングは、壮大なドラムセットがまったく気にならなくなってしまうほどダイナミック、そして美しい。彼の演奏ありきでこのセットが誕生したことが心底よくわかる。そんなテリーのプレイに国内のトッププレイヤーたちも触発され、どんどん演奏に凄みが増していった。
『ライブが楽しみすぎるでしょ』
いやぁ……すさまじい演奏に鳥肌が止まりませんでした。テリーの芸術的すぎるドラムセット&演奏、そして日本人プレイヤーたちとの化学反応をぜひ生で味わっていただきたい! 1F後方立見席のチケットはまだ販売中。残りわずかとのことなので急ぐべしっ! テリーさん、今回は本当にありがとうございましたぁぁ!