石原さとみ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』端くれ校閲者のモノ言い part.5
世間の流れとはウラハラに、地味スゴ/悦子ロスがハンパないんですけど
ねぇ、ほんとうに終わってしまったの……?? 悦子にもう会えないの??? これは現実? アタシたちってもう会えないの? もう完全に終わりなの? あらやだアタシったら……ごめんなさい。喪失感いっぱいで、ご挨拶も忘れてたわ。でも「はろー!」なんて気分じゃないの。許してね。だけど、最後まで走りきった悦子に、全力で拍手しないとね! ついてらっしゃいっっっ!!
そんなわけでアタシは完全に“地味スゴロス”に加え“悦子ロス”なんですけど……。巷では“幸人ロス”のが勢いあるみたい。笑。なんなの!! 「終わった瞬間幸人くんロス、来週幸人くんに会えないなんて」「えっちゃんと一緒に恋したつもりになっていた幸人君と会えなくなるのは、淋しいです」。(ひとつめのツイートは置いといて)なるほどー!!!!! そういうことね。つまり、やっぱりみんな悦子のこと大好きだったってことねー! なんだか嬉しいわ。ちょっとした母親気分ね。
最終話はね、正直なんだかピンとこない話だったんだけど……笑。だって友達が盗作して脅迫文送ってくるくらい恨みの感情が勢いづいてたのに、本郷大作(鹿賀丈史)本人と話したらめっちゃ冷静で。「大丈夫、自首しますから」って、気分屋かよ!って感じじゃない? あとね、受付嬢がふたりもいるほどデカい会社の看板雑誌(?知らんけど、『Lassy』のことね)なのに、いち校閲者に「企画書出して」なんてことあるかしら? まぁ、なんでも使ってみようとか、自分の知らないものも開拓してみようって気持ちは編集長として素晴らしいことなんだと思うけど。いやいや、そんなことよりもアタシはさ、最終回の放送を冷静に観ながらも頭の中は(あぁ、今日で地味スゴ終わってしまうのか)(元気満点悦子を見れなくなるのか)って気持ちでいっぱいになってて、意味わかんないとこで泣いたりしてたわ。笑。映像を観ながら頭で理解していることと、自分の感情が別々に進行してたってことかしら。アタシ意外と器用だったのね。
本編は終わったけど、スピンオフが楽しめるらしい
それにしても、地味スゴの主題歌を担当してた栞菜智世(かんなちせ)さん? 超ラッキーガールね。2016年3月デビューちゃんらしいんだけど、デビュー・シングルも映画『僕だけがいない街』(コレめちゃ面白いわよ。映画は観てないけど、原作まんがオススメ)の主題歌になってるし。アタシ、しばらくはあの子の『Heaven's Door ~陽のあたる場所~』を聴いたら悦子のパァ〜ッて、底抜けに明るくてはち切れんばかりの笑顔が思い浮かんじゃうもの。12月7日に発売したばかりの彼女のファーストアルバム『blue moon』を購入するのかどうなのかって話はまた別ね。
ほいでさ、この記事書くためにこれまでの人生で初めてドラマの公式サイトってものを見たのよ。これ、最終回の放送が終了したのに、あんまりそういった雰囲気出してこないのね? 「え? なに?」みたいな顔して、堂々とページが存在してる。笑。もっとさ、どどーんと「ご愛聴?ご視聴?ありがとうございましたー!」じゃじゃじゃーん、みたいな仕掛けがあるのかと思ってたから、拍子抜け。でもでも、さすがコメディドラマね。Huluでスピンオフドラマを配信してるらしいの。校閲部のオネエ担当(?)米岡光男(和田正人)と地味なねずみ色スーツだけど名前がかわいい藤岩りおん(江口のりこ)がメインで進行するみたいなんだけど。悦子が出てないってことで、アタシはまだ観てないの……だからみんな!アタシに対してネタバレコメントは厳禁よ!
あぁ、ほんとうに終わってしまったのね。アタシもみんなとお別れ……。でもしめっぽいのは良くないわ! また会う日まで、アデュー!!