平昌五輪で銅メダル! カーリング日本女子の会話から読み取れるチームの魅力とは?

連載・コラム

[2018/2/26 12:08]

漫画家の鈴木詩子が芸能ニュースを考&察!(妄&想)

漫画家の鈴木詩子氏に気になる芸能ニュースを考察(妄想)してもらう同コラム。今回は、2月9日より開催された『2018平昌冬季オリンピック大会』で銅メダルに輝いたカーリング女子日本チームについて綴っていただきました。試合のゆくえはもちろん、選手たちによる抜群のチームワークにも注目が集まった同チームの魅力を、鈴木氏がキュートなイラストとともに綴ります!

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平昌五輪で銅メダルを獲得! カーリング日本女子の会話から読み取れるチームの魅力とは?

いや〜、カーリング女子日本代表“LS北見”が見事、銅メダルを獲得しましたね! 素晴らしい! 本当に気合いの入った試合をみせてくれて……日本中を元気にしてくれましたよね。

メダルを首にかけた感想が「でかい、重い、首が凝りそう」と飾らないところも親しみやすくていいですよね!

あの、話題になった“もぐもぐタイム”では地元北見の銘菓・赤いサイロを美味しそうに食べたことが話題を呼び同商品の売り切れが続出したそうで、最高な地元の盛り上げ方だと思いましたし、語尾を上げ気味で言う北海道弁の「そだね〜」には何だか癒されましたよね。掛け声も明るくてチームワークの良さが伝わってきました。

それに、試合中の会話をこんなにも聞かせてくれる競技ってあんまりないですよね? それがおもしろくて、失敗したときも「あ、ごめん!」「いいよ〜」と引きずらず、すぐカバーにまわって次の戦略に備える姿勢に目を奪われました。

そして、準決勝に敗れてしまったときの吉田知那美選手の悔し涙が美しくて……。これは本当にがんばった人にしか流せない涙だなとグッときましたし、吉田選手をさり気なく気遣う藤沢五月選手の優しさには、もう、もらい泣きですよ。

藤沢五月選手(画:鈴木詩子)

試合中・試合後の会話を聞いていて感じたのは、本当に選手たちがカーリングに夢中で並大抵ではない集中力で試合に挑んでいること。そして、仲間と協力し合い勝つことだけを考えているからこんなに清々しい会話が成立するのだろうし、だからこそこんなにも魅力的にみえて観る人の心をつかむということです。

シンプルに「がんばってる女性は美しい」と気づかせてくれたLS北見のみなさんに心から感謝したいです。そして、私も彼女たちを見習って、日常生活で起こるさまざまな余計なことなんて考える暇がないぐらい自分のやるべきことに集中していきたいなと刺激を受けました。

選手のみなさん、本当にお疲れさまでした。LS北見の今後の活躍にも期待ですね!

[鈴木詩子]