まだまだ語り足りないこともあった『アメトーーク!』B'z芸人裏話~平井“ファラオ”光のB’zコラム『がんじがらめかといえばそう』第2回~
バラエティ番組『アメトーーク!』の『B’z芸人2023』にも出演し、音楽好き&B’zファンとして知られる平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)がB’zの魅力についてひたすら綴る連載! 毎月第2・第4金曜日の正午に更新!!
『アメトーーク!』のB’z芸人裏話!
どうも、オモシロヒゲメガネです。
さてB'z連載『がんじがらめかといえばそう』、第2回目は先日出演させていただいたバラエティ番組『アメトーーク!』の『B'z芸人2023』(2023年8月3日放送)裏話を。
おそらく多くのB'zファンの皆様がご覧になったことと思うが、僕にとってもまあまあ久しぶりのアメトーークだった。正直な話、芸人として得意不得意の差が激しい僕にとって、アメトーークでの立ち回りは実はあまり得意な方ではない。ちなみに得意なのはネタ、MC、少人数、静かな空間、ラジオなど。不得意なのは大人数での集団芸、煌びやかな空間、リアクション、目が座ってる先輩、毒など。よろしくお願いします。
とはいえB'zに関してはやはりほかの芸人とは違う角度から魅力を伝えられる自信はあったので(あの場でそれが求められてるかはともかく)、自分なりにどう伝えるか、気合の入るところではあった。
事前の打ち合わせでは担当スタッフの方もB'zが好きでとても話しやすく、そこでいろいろと自分なりのB'zの魅力を語らせていただいたが、やはりというかなんというか、自分はおもに松本(孝弘)さんについて語る担当となった。当日の衣装に関しては、何かB'z関連で着てみたいものはあるかと聞かれ、候補として出したのがアルバム『Brotherhood』(1999年)のリリースツアー『B'z LIVE-GYM '99 -Brotherhood-』で稲葉(浩志)さんが着ていた赤いジャケットと、松本さんの還暦祝いの赤革ジャケット。そして自分は今回松本さん担当だったので後者に決定(もちろん実際に本人が着ていたものではない)。
ただこのジャケット、かなり重いのだ。体感だが1~2トンはあったように思う。しかも長時間着ていると相当暑いので、少々後半は意識が朦朧としていた記憶があるのだが、革ジャケットってああいうものですか?
本番はご覧いただいたとおり、松本さんのギターの音色とオリジナリティについて熱を入れて語らせていただいたが、番組尺のためまだまだ語り足りていないところではあった。やはり松本さんのギターに関しては自分自身相当感銘を受けているところでもあるので、そのうちここでもがっつりと書かせていただこうと思う。
そしてこれまた個人的に嬉しかったのは、テレビでは非常に珍しい松本さんの『Into the arena』(マイケル・シェンカーのカバー/1996年にリリースされた松本さんのソロアルバム『Rock'n Roll Standard Club』に収録)のMVが流れたことだ。能舞台で、炎の前で演奏する松本さんと能役者の舞。和洋折衷という言葉があるが、ロックというカテゴリーの中でその両方の要素をあれほどかっこよく昇華している例はちょっとほかに見当たらない。
打ち合わせでもぜひあのMVを流してほしいという要望を出していたが、それを通してくれた番組側と了承してくれたB'z関係者様に感謝である。まあ本当はラストのキメの部分が一番かっこよく、そこまでは流れなかったため自ら現場で再現し、ブラックマヨネーズの小杉(竜一)さんによる「お前の口で聞きたないねん」という非常にポップスなくだりもあったのだが、そこはカット。今後機会があればぜひ公式さん、『Into the arena』のラストまで含めたMVの公開をよろしくお願い致します。
その他、『ultra soul』(2001年)のオリジナルバージョンを久しぶりに聴いたときに、ラスサビ前の「Do it」のあと、松本さんの「ヘイ!」がないことに違和感を感じるというあるあるも披露したが、吐血しかけるほど共感を得なかったためカット。
そんな感じで久しぶりのアメトーーク、B'z芸人として出演させていただいたわけだが、やはりもっとも気になっているのはご本人様がどう思われたかというところ。前回のB'z芸人もご覧になっていたとのことなので、今回もおそらくそうなのだろうと思うが、B'z芸人として僕はどんな印象を持たれただろうか。知りたいような知りたくないような。
万が一知られる前にひとつ懺悔しておくと、いずれおふたりになか卯をおごりたいとかYouTubeで言っててすみません。
この連載もご本人様に見られることがあるだろうか。そう考えると急に緊張してきたな。2回目だけど辞めようかな。
もしご覧いただく機会がありましたら、いろいろわかってない部分も多いかと思いますが、素人の勝手な感想としてどうぞお受け流しください。これからもいろいろと勉強させていただきます。