音楽の都市伝説:中古楽器にも怨念は宿っている……

連載・コラム

[2016/7/31 18:00]

『月刊ムー』でも執筆するライター長田遊馬氏が音楽にまつわる都市伝説に迫る!


中古楽器を買うときは注意が必要かもしれない……

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耳マンを見ている読者諸氏の多くは、ギターなりベースなりキーボードなり、楽器を持っている方が多いかと思う。しかし、楽器というのは、決して安価とは言えず、簡単に買えるものではない。ユーザーとしては新品が一番だが、どうしても欲しいものがあった場合は、友人から安価で譲ってもらったり、“中古品”を買ったりするだろう。

しかし、その“中古品”にも曰く因縁があるものが存在する。音楽をやっている方ならこんな話を聞いたことがないだろうか? “昨日張り替えた弦が朝起きたら切れていた”“ボディに突然亀裂が入った”“突然、音が鳴った”など。

怪談話としてありがちな“夜の音楽室からピアノの音が聞こえる”的なものである。こうした現象は科学で証明できるものもある。しかし、それは特殊な状況下が“100パーセント”整って初めて成立する。

では、なぜこのような現象が起こるのか。それは、楽器に宿った“何か”が引き起こすと考えられている。“何か”とは霊そのものであったり、前の所有者の“念”であったりする。中古品というのは、前の持ち主が何らかの事情で手放した物品である。いらなくなって処分したもの、金に困ってなくなく手放したものなど、さまざまだ。

たまに、筆者の元に心霊写真が届くことがある。そのなかに興味深いものを見つけた。その写真のデータは、送り主から消すようにといわれていたので、すでに手元にはなく、お見せできないのが残念だが、中古で買ったアコースティックギターを写した写真に、ものすごい形相をした男性の霊と思しきものが、ギターのボディに写っていた。おそらく前の持ち主だと考えられる。

写真の持ち主によれば、知り合いから譲ってもらったそうだが、部屋に置いてから、常に何かに見られているような感覚があった。さらにボディの中から“変な声”が聞こえるようになったという。

気持ち悪くて捨てたそうだが、形や音色は気に入っていたため、捨てる前に記念に撮影した写真に、顔が写っていたのだ。

音を楽しむのが“音楽”だ。そんな得体のしれない何かに邪魔されたくないだろう。中古品を購入する際は、慎重に選んでほしい。

【著者紹介】

長田遊馬
東京都出身。超常現象研究家の新星。幼少のころからUFOや超常現象に造詣が深く、オカルト界の重鎮・並木伸一郎を師と仰いでいる。専門誌「月刊ムー」でもUFO、UMA、超常現象に関する記事を執筆している。好きな音楽はヘヴィメタル。超常現象を研究するかたわら、『地獄のメカニカルトレーニングフレーズ』(リットーミュージック刊)を片手に、日夜スウィープ奏法を練習中。

[耳マン編集部]