「反響デカすぎコラムの総括を」タケムラ アキラ(SNAIL RAMP)『炎上くらいしてみたい』

連載・コラム

[2019/9/27 12:00]

これまでバンドマンとしての現役時代から、良くも悪くも「半分身内」のような、こちらを理解してくれている人たちが囲んでくれているという感覚は常々あった。話せばわかるし、こちらがちょっとわかり難い表現をしたとしてもその意を汲んでくれる間柄。なので、ライブでもこちらが「こういうマナーを守ってほしい」と伝えればそれはほとんどが守られたし、Twitterにしてもいわゆるクソリプが来ることなどほとんどなかった。

それがあのコラムとなると、当たり前のように何の予備知識なしに俺の書いた文に接し、グレーゾーンどころか無関心層にいる人たちが、それぞれの解釈や理解で好き勝手に言ってくる現象が起こった。これまでホリエモンこと堀江貴文氏のような人たちが、自分と違う意見をもつ人たちに対して罵詈雑言浴びせたりしているのを「行儀悪いなぁ」とウンザリしながら見ていたが、今となってはその気持ちもわからなくはない。

もともとの人間性はあるんだろうが、一番ウンザリしているのはホリエモンなんだろう。

正直なところ、罵倒してやりたくなるようなことを書いてくる人は必ずいるワケで、俺の場合とは比にならない数に接せないといけなくなるホリエモンにすると、グッと堪えて分別あるリプを返したり黙殺するよりも、「うるせえよ、バカ。よく読めタコ」と言い捨てた方が、精神衛生上よほどいいという判断なんだろう。

そもそも、きちんと読むことをせず、深く考えずに突っかかってきている人に対して寛大に接すること自体、気持ちにかなり余裕のある人か、自分の何かを押し殺して取るべきメリットを取りにいっている人のような気がする。今回はそれを肌で感じました。

そして、あのコラムがこんなに注目を集めるっていうことは各バンドがこれまでの経験を洗いざらい喋っていったらトンデモナイことになるんだろうなぁ……とも思った一件でした。

コラム『炎上くらいしてみたい』では、時々まったく関係のないネタを挟みながらも、これまでのSNAIL RAMPで起きたエピソードなどをまだ書いていくつもりです。みなさんの寛大な心で生かされているこのコラム。お付き合いいただければと思っています。

タケムラアキラ

竹村哲●1995年にスカパンクバンドSNAIL RAMPを結成。2000年にリリースしたアルバム『FRESH BRASH OLD MAN』でオリコン1位を獲得するなど、一時代を築く。バンド活動と並行し、2001年からキックボクシングを始め、2014年10月に43歳の年齢でNKBウェルター級チャンピオンに輝く。2015年12月12日には後楽園ホールにて引退試合を行なった。SNAIL RAMPは現在、“ほぼ活動休止”中。