このガチ恋を諦めることには10年以上かかる気がする……【推しメンが結婚しちゃった日記】

元モーニング娘。の石川梨華に10年以上“ガチ恋”を続けているドルヲタのふちりんによる完全ノンフィクション連載。梨華ちゃんに健気に恋をする彼が、2017年3月13日に結婚した彼女への想いを、結婚が近いという報道があった2017年元旦から振り返り繊細に紡ぐ。【ガチ恋……アイドルにガチ（本気）で恋をすること】

7月2日〜30日

このガチ恋を諦めることには10年以上かかる気がする……

7月2日　月曜日

　大宮アイドール（行きつけのアイドルカフェ）に行って酒を飲んでいたら、“りなりー”こと今野梨奈ちゃんに「ふちりんさんが幸せを感じるときってどんなとき？」と尋ねられ、「梨華ちゃんと握手してるときぐらいかな……」と答えました。僕は幸せになりたくて『幸せになる勇気』という本を2回も読んだけれど、梨華ちゃんへの依存から脱して幸せになる勇気が出てきません。

＜耳マンのそのほかの記事＞

7月3日　火曜日

　梨華ちゃんのブログが更新されていたので見ました。約半年ぶりに美容院に行ったとのこと。顔写真が2枚アップされており、あまりの可愛さに「梨華ちゃん！　好きだお……」とパソコンの画面に語りかけそうになってしまいました。
　僕は、人妻のことをこんなに好きでいていいのだろうか。僕が梨華ちゃんを好きすぎることによって、夫の人は不愉快な気持ちになったりするのだろうか。もし不愉快な気持ちにさせてしまっていたらすみません。でも梨華ちゃんを好きでいることは辞められそうにありません。だってあんなに魅力的なんだもの！

7月5日　木曜日

　今日は美人女医さんの個別診察会に行ってきました。「最近なにか困ったことなどはありますか」と訊かれ、「友達が僕のことを思って『梨華ちゃんのことは早く諦めて、一般人の女性に恋をして幸せになってほしい』と言うのですが、相変わらず梨華ちゃんのことが好きなので、申し訳ない気持ちになります」と答えました。美人女医さんは、「頭ではわかっていても心がそれについていかない、ということはありますよ。しょうがないです。田中さんが梨華さんを諦めるには10年くらいの長い時間がかかると思います」と言い、僕は「10年以上かかるような気がする……」と思いました。というか僕は熟女好きなので、10年経ったら梨華ちゃんへの恋がさめるどころかもっと好きになっているかもしれません。

7月6日　金曜日

　梨華ちゃんのブログが更新されていたので読みました。美人女医さんにあまりじっくり読まないように注意されているのにうっかりじっくり読んでしまい、梨華ちゃんの夫に対する嫉妬心が燃え上がりました。梨華ちゃんは夫のリクエストで手巻き寿司をつくったらしいです。「夫よ、梨華ちゃんは育児で忙しいんだから無茶なリクエストをするんじゃないよ！　むしろお前がつくれよ！」と思ってしまいました。僕が夫だったら梨華ちゃんに美味しいごはんをつくってあげるのになあ。

7月8日　日曜日

　大宮アイドールで酒を飲んでいたら、白川ももちゃんに「ふちりん元気？　恋わずらいしてない？」と話しかけられました。僕が「ちょっと」と言いながら親指と人差し指で恋わずらい度を示したところ、その手をぎゅっと握られ恋わずらい度がゼロになったので、ももちゃんは優しいなあ、と思いました。
　帰り道に大宮駅前で中国人パブの女性に「こないだぶりだね。私のこと覚えてる？」と声をかけられました。覚えていません。僕は「お金がないから行けないよ」と言って、財布のなかまで見せました。すると「じゃあ今度は来てよね」と言われ、「うん」と答えてしまいました。次に会ったら行かなければなりません。やだなあ。

7月26日　木曜日

　性的に満たされていないせいか、眠っている女のおっぱいをここぞとばかりに揉んだり吸ったりする夢を見ました。おっパブに行ったほうがいいのかもしれません。行きません。大人のおもちゃで我慢します。人工おっぱいは4つ持っています。
　『めちゃイケ』で梨華ちゃんが特集される夢を見ました。結婚して子どもも生まれたけど、これからもアイドルとしてがんばっていくのでよろしくね、という内容でした。結婚して子どももいるのを受け入れるのはつらいけどアイドルとして活動してくれるのは嬉しいな、と思いました。はあ梨華ちゃん。ちゅきだよ……。

7月30日　月曜日

　僕の部屋にあるベコベコになった扇風機を見たお母さんが、「どうしてこんなにへこんでいるの？」と尋ねます。僕は「梨華ちゃんの熱愛報道があったときに頭がおかしくなって扇風機を殴りまくったんだ」とはもちろん言えずに、「知らない……」と答えました。
　その後家族で夜ごはんを食べていたら、近所の花火大会の音が聞こえてきました。お父さんが「お前は浴衣を着た女の子と花火を見に行ったりはしないのか？」と尋ねます。僕は「やだなー！　こんなガチ恋おじさんにそんな女の子いるわけないじゃないですかー！」と思いながら、無表情で「行かないよ」と答えました。