竹下幸之介(DDTプロレスリング)の『ニシナリライオット』第28回:「拝啓 キノブー様」

連載・コラム

[2020/3/13 13:02]

DDTプロレスリングの未来を担う若き逸材・竹下幸之介。そんな彼が自身の昔のブログを読み返しながらつづる、地元・西成のお話!


先日、久しぶりに大阪の友人と飲んで昔やってたテレビゲームをしようということになり、その友達の実家へ行った。しばらく遊んだあと、卒業アルバムを十数年ぶりに見ることに。

「こいつおったな〜」
「あいつは誰が好きやったっけ?」

とか思い出話をしながら最後のページを開くと寄せ書きのコーナーが出てきた。ひとりだけ長々とメッセージを書いてるやつがいて、なんやこれ?と、みんなで読んでみると。

社長が秘書を採用するにあたって、心理学者にテストを頼んだ。

3人の候補者に、心理学者が一人ずつ質問した。

「2と2を加えるとどうなりますか?」

「4になりますわ」と第一の候補。

「22にすることができます」と第二の候補。

「4にもなるし,22にもなります」と第三の候補が答えた。

心理学者は社長に報告した。第一の娘は明快な答えをし、第二の娘は思慮深いところをみせた。

第三の娘は明快でもあり、同時に思慮深さも示した。

以上が心理学的所見だが、最後の決定は雇い主である社長が下すべきであると。

「2番目の娘にしよう。」社長が決断した。

「胸が大きかったからなあ」

これからもよろしく 竹下幸之介


2007年07月21日

364話『二人の恋路は』

止まらないハイウェイ!!
今日は終業式でした(>_<)
本当に夏休みなんかいらないんですよ!!
40日間も何をしろ言うねんヽ(*`Д´)ノ
でも今年はなんとか家にいる時間を減らそうと思います('◇')ゞ
暇な時は体力づくりしたりなんやかんやしたいと思います(o^-')b
今日夏だな~って思ったことはとにかく水分を家にいるだけでたくさんとります(゜Д゜)
夏だな~と思いましたヽ(´ー`)ノ


このご時世、コロナショックで自宅謹慎の風潮が続くなか、なかなかストレス発散もできず歯痒いのではないかと思いますが、小学生の頃の竹下少年は夏休み自体にかなりフラストレーションを感じていました。

学校がなければやることがないし、とくに家族旅行とかも行かない竹下家の夏休みはとにかく暇でした。なにか時間の有効活用をと思い、この年の夏から筋トレを始めました。

家にあるたったひとつのダンベルを駆使して、ひたすら持ち上げた、夏。

重りを持ち上げるウエイトトレーニングは、だいたい1セット10回を目安にして、3〜4セットを行うのが現代のスポーツ科学の常識とされていますが、当時の竹下少年はもちろんそんな知識を知る由もないので、パワプロのサクセスの筋力トレーニングを参考に行なっていました。回数を設定するという概念がなかったので、持てなくなってダンベルが床に落ちるまでを1セットとして。(大変危険なのでマネはしないでください)

その頃、私の筋トレの師匠となってくれていたのがTさんでした。

きな粉を牛乳に混ぜて飲むとプロテインの代わりになる"元祖ソイプロテイン"や、日光浴をしながらどちらか片側を下にして昼寝をすると肩が発達する"サイドスリープ"というトレーニング法を独自に編み出し、言われるがままにそれを毎日行っていました。

その甲斐あってか、その年の一夏で竹下少年は見事肉体改造に成功しました。今思い返せば、サイドスリープの効果でかなり日焼けしていて黒くなってただけのような気がしないでもないですが、プロレスラーの筋肉に少しは近付けた気がして嬉しかった。(次ページへ)