ビートダウン・ハードコアとプロレスは似てる! DDTプロレスリングの新星・MAOが語るハードコア愛

特集・インタビュー

[2020/2/18 12:00]

ビートダウン・ハードコアを聴いていてプロレスだなっていつも思います

——プロレスとビートダウン・ハードコアの似ているところってありますか?

めちゃくちゃあります。まさにビートダウン・ハードコアってプロレスだと思っていて。ビートダウン・ハードコアって同じパートをくり返さないんですよ。どんどんパートが移り変わっていく組曲みたいな感じなんですけど、プロレスも同じかなって。じっくり始まって、バー!と動いて、たまに場外乱闘があって、最後はフィニッシュ。そういうストーリーが似てるんですよ。ビートダウン・ハードコアを聴いていてプロレスだなっていつも思います。

——平凡な感想ですが筋トレにも合いそうな音楽だなって思いました。

トレーニングのときは聴いてると疲れちゃうんですよね。だからトレーニングのときはチルい感じの聴いてます(笑)。

——音楽への想いがとても強いことがわかりましたが、音楽で食べていこうとは思わなかったですか?

実はどっちもできたらいいなって思ってたんです。高校を卒業して、DDTに入るために上京したんですけど、そのときも東京でメンバーを集めてハードコアバンドをちょっとやってたんです。でも、どうしても試合があったりでできなくて。今だったらできそうな気もするんですけどね……。体重80キロ以上のレスラーだけを集めたハードコアバンドとか。

——ぜひ観てみたいです! バンドマンってやっぱりかっこよく見えますか?

いやぁ、かっこいいですよね。プロレスラーってリングの四方にお客さんがいるから、各方向を意識しなきゃいけないじゃないですか。ある意味、媚びるっていか、サービスしなくちゃいけないっていうか。でも、バンドのステージってお客さんとの正面からのタイマン勝負って感じがかっこいいんですよね。憧れます。

——そうは言ってもMAOさんの一番かっこいい瞬間が見られるのがリングの上だと思いますが、2月23日には大一番が待っていますね。

レスラーになって4年半なんですけど、初めて後楽園ホールでベルトをかけたメインイベントをやります。これは絶対に勝ってベルトをみんなに見せびらかせたいですね。ハードコア好きの友達にも見せびらかせたいです。

——ぜひベルトを巻いてアンチノックに(笑)。

いいですね! 思いっ切り見せびらかせたいですね。で、ちゃんとそこでチケットも売って。

——そこは真面目!

そこはちゃんとやらないと(笑)。音楽好きでプロレスを観たことがない人も、DDTはバラエティ豊かな試合ばかりなので初めてでも楽しめると思いますのでぜひ足を運んでもらえると嬉しいです。あとハードコア好きの人、ハコで見かけることがあったらぜひ声かけてください。よろしくお願いします!

大会情報

DDTプロレスリング 東京・後楽園ホール『Into The Fight 2020』
2月23日(日) 開場10:50 開始11:30
詳細はこちら
https://www.ddtpro.com/schedules/12801

MAOプロフィール

中学1年生のときに夜更かししていた際、たまたま観たプロレスにハマってしまうと、YouTubeに『中学生プロレス』なる動画を投稿し、それが高木三四郎大社長の目に留まったことがきっかけで DDT入団。自慢の跳躍力を生かしたファイトで先輩相手に奮闘中。2016年5月から大石真翔、勝俣瞬馬とアイドルユニット『NωA』で活動し、自ら作曲を手がけるなど秘めた能力をフルに発揮していたが、2018年1月に終止符。以降はマイク・ベイリーとのタッグでリング、路上で大暴れする。所属する団体の代表取締役社長をバンで跳ね飛ばす狂った一面もあり。

耳マン編集部