オバッチの『ロックな食生活』【第5回:偉大なロックスター、レミー・キルミスター&デヴィッド・ボウイの追悼パン】

連載・コラム

[2016/1/18 13:00]

えええー!レミーー!(´;ω;`)
みなさま、あけましておめでとうございます。年があけ、まだまだおめでとうと挨拶する時期ですが、昨年末にモーターヘッドのレミー・キルミスターが亡くなって、ショックを受けたままの年越しになってしまいました。去年のフジロックで元気な姿を見せてくれたばっかりだったのに……。

モーターヘッド。左からミッキー・ディー(ドラム)、フィル・キャンベル(ギター)、レミー・キルミスター(ベース、ボーカル)

フジロックのモーターヘッドのライブ後、グリーンステージからオアシスエリアまで歩いて移動していたときのことです。車が通るということで、スタッフにここで待機してくださいと言われ、立ち止まって友達と「レミー渋かったねぇ」「元気だったねぇ」なんて話していたそのとき……

私たちの前を通るワゴンの助手席に、さっきまでライブをしていたレミーが座っていて、窓をあけてこっちを見ていました。その場にいた数人が「え!? レミー!!」と悲鳴をあげて、それを見たレミーがいつもの悪そうな顔を見せて、親指を立ててみんなに応えてくれました。まさかあれが最後になるなんて……。

そして年が明けた1月10日、レミーのお葬式がネットで中継されると聞いて、朝からその映像を観ていました。たくさんのロックスターが参列し、笑いながら泣きながらレミーとの思い出を語っていて、すごく素敵な雰囲気でしたね。

その日の夜は、友達とレミーの映画『極悪レミー』を観ながら追悼しようということになりました。


レミー追悼……パンでジャケットを表現してみましょう
今回はお弁当ではなく、食パンで「ジャケパン」にしてみましたよ。

(1) クリアファイルをイラストの形にカットして「ぬき型」を作ります。

(2) バターをレンジで温めて柔らかくし、それを食パンに塗り、その上に抜き型を置きます。

(3) 抜き型を付けた状態のまま、ココアパウダーを少しずつふりかけます。

(4) 抜き型をはずして完成です! この後、トースターで焼いてもOKです。

レミパンならぬ……レミーパンの完成です。


食器にもこだわってみました
トーストを焼いて一口食べてみました。パクッ!

さらにパクッ、パクッ

おっと、またレミーが登場です。今回は最初に作った「抜き型」を使い、オリジナルのお皿を作れるペンでレミーのお皿も作ってみました。

お皿に絵や文字を書いてオーブンで焼くとオリジナルのお皿ができるDIYアイテムがあるんです。私は無印良品のおえかきペン・陶磁器用を使いました。前から何か作ってみたくて、ちょうど連休だったので挑戦してみましたよ。

『極悪レミー』の中で、レミーがフライドポテトを作ってるシーンがあるので、そこを観ながらフライドポテトを食べました。

この『極悪レミー』ですが、1月16日から22日に東京、23日から29日に大阪で最大音量追悼レイトショーがあるそうです。爆音で観たくなるレミーの魅力が詰まった作品です! ぜひとも!


そして、デヴィッド・ボウイまでも……
レミーのお葬式が終わった翌日、今度はデビッド・ボウイも亡くなってしまいました。お誕生日にアルバム発売した矢先に……(´;ω;`)

偉大なロックスターがふたりも続けて亡くなるなんて……そこでレミーパンと同じ方法で、デヴィッド・ボウイのパンも作ってみました。

ふたりとも多くのミュージシャンに影響を与え続けた人たちですよね。パンを食べながら、悲しい気持ちも一緒に飲み込みました。

最後の最後まで音楽をし続けてくれたレミー・キルミスターさんとデヴィッド・ボウイさんのご冥福をお祈りします。

【著者紹介】

オバッチ(ジャケ弁職人)
本職は印刷関係のデザイナー。料理の腕は人並み、手先は器用。好きなミュージシャンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ナイン・インチ・ネイルズ、ベン・ハーパー、岡村靖幸など。いつかザック・デ・ラ・ロッチャさんにお弁当を食べてもらうのが夢です。

[耳マン編集部]