岡村靖幸『幸福』ジャケ弁だ! 岡村ちゃん、アルバム発売日に有給で休んだらどんな顔するだろう? オバッチの『ロックな食生活』【第6回】

連載・コラム

[2016/1/29 19:08]

こんなにわくわくするリリースは久々だよ、ベイベ
2016年1月27日、この日は仕事を休むと決めていました。理由はひとつだけ。岡村ちゃんのアルバムの発売日だったから。オフィシャル通販限定盤を注文したため、宅急便で届くので仕事してちょっとでも遅くなったら当日受け取れない可能性があるし、有給もたまってるし、同級生だし、バスケット部だし、実際青春してるし、背は152!!!(※編注:『聖書』の歌詞より。以降たびたび歌詞が登場しますが、オバッチ氏のあふれ出る愛情と理解してください……)ってわけでお休みしました。

2015年秋のツアー『愛の意味』で配布されたチラシ、そのなかに11月15日の朝日新聞を見てね!という岡村ちゃんからのラブメッセージがありました。ベイベたち(岡村ちゃんのファンの名称)はそりゃーそわそわして待ちました。私も早朝コンビニへ向かいましたよ、そして一面広告。アルバム発売!ツアー決定! この広告見てビバナミダ出た人はだいたい友達! こんな大掛かりに告知してくれるなんて。

年が明け新年気分も終わった1月26日。注文した限定盤は宅急便で27日着だけど、発売日前日に通常盤なら店頭でフラゲできるよなぁと、職場近くのタワレコにちょっと寄りました。すると通常盤が並んでいた。欲しい、明日まで待てるのか? 聴きながら帰りたい(CDプレーヤー持参してました)! ……そういえば曲目って発表になってなかったよね。裏面を見て曲目を確認してみました。あれ? 予想より既発のシングル多い!? これなら明日まで我慢できる! というわけで聴きたい衝動を押さえ込み、当日まで我慢しました。

どうなっちゃってんだよ!宅急便
そしていよいよやってきた、27日。朝食はこんな感じで。

早く、早くぶーしゃかしたいんだ、ベイベ。来ないな、気がついたらお昼です。11年待ったんだもの、大丈夫だよ、ちょっとくらい、ねえリボン……というわけでお昼はこんな感じでした。

あまりにも来ないので、電話なんかやめて、さぁ……いや電話で宅急便に問い合わせしよう。「おかしいですね、本日の朝一番でおうかがいして不在伝票をおいてきた」と言われる。いや、朝8時からいつでも受けとれるように待ち構えていたのに……どうなっちゃってんだよぉ。

それから数時間後にやっと来ました。「すみません。間違えて隣の部屋のピンポンを押してたみたいです」っていつも届けてくれる人じゃん! なんで今日に限って間違えるんだよ。いや、無事に届いたことだし、ちゃんとエチケット守ってくれたって思うことにしよう。うん。

そんなわけで我が家にやってきた限定盤『幸福』こんな感じです。わくわく。

ジャケ弁って1、2、3ジャンプ
写真集を見ながら、新譜を聴く。シングル曲が多いので、新曲といえるのは3曲ですが、ここ数年のシングルの素晴らしさはみなさんご存知だと思うので、ここ数年のベスト盤+新曲みたいなアルバムになるのかなと。欲を言えばもっと新曲を聴きたかった気持ちはありますが、岡村ちゃんをちょっと聴いてみようかな?って意味ので入門盤としては最適なのかもしれませんね。

私もジャケ弁頑張ってんだよって気持ちでお弁当を作ることにしました。



(1)ご飯を敷き詰めます。

(2)メンマを焼いて配置します。

(3)パセリと焼いた卵を細かくカットし、ふりかけます。鰹節もふりかけます。

(4)マッシュポテトに醤油をまぜて足の形にして配置します。

(5)醤油をまぜないマッシュポテトを、子どもの形にして配置します。とろろ昆布を水の部分に敷き詰めます。

(6)炒(い)た卵を小さくカットし、配置します。焼き海苔で子供の髪と顔のパーツを作って完成です!!!

微熱大陸で、もう赤いワインよりも岡村ちゃんが大好き
食べ合わせはよくないかもしれませんが、作ったジャケ弁とカルアミルクで夕飯に。限定盤の中のドキュメンタリーDVD『微熱大陸』を鑑賞。

ワンコと散歩する岡村ちゃん、七尾旅人さんとセッションする岡村ちゃん、レコーディングする岡村ちゃん、インタビューする岡村ちゃん……ファンにはたまらない内容です。個人的に一番印象が強かったのはライブ直前ステージに向かう岡村ちゃんのお姿。それを観ながら、ああここ数年の岡村ちゃんの集大成なんだな。この『幸福』という作品は……気がついたら目からビバナミダがちょびっと出ました。

みなさんも、岡村靖幸11年ぶりのアルバム『幸福』をぜひとも!

【著者紹介】

オバッチ(ジャケ弁職人)
本職は印刷関係のデザイナー。料理の腕は人並み、手先は器用。好きなミュージシャンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ナイン・インチ・ネイルズ、ベン・ハーパー、岡村靖幸など。いつかザック・デ・ラ・ロッチャさんにお弁当を食べてもらうのが夢です。

[耳マン編集部]