祝!ハイスタ&グリーン・デイ、日米パンクバンドの復活~オバッチの『ロックな食生活』【第18回】

連載・コラム

[2016/10/20 13:00]

突然のシングルリリース

10月4日、Twitterを見ていたら“ハイスタ(ハイ・スタンダード)”という文字が目に入ってきました。え?ハイスタ?なんで?と思ったら、突然シングルが発売された!というものでした。店頭のみの販売という、時代の流れとは変わった手法でビックリ。ハイスタっぽいね!


その日の夜にタワレコに行く用事があったので、22時頃に行ってみたらハイスタのCDが置いてあるエリアにはずっと人がいました。レジに並んでいる人のなかにもハイスタのCDを持ってる人がたくさんいました。今は音楽を聴く方法は多様化しているけど、CDを手に持ってわくわくしてレジに並ぶのも、それはそれで良いもんだなぁと。


ハイスタが再結成した時に作ったジャケ弁はこちらになります! このジャケット大好きなんです。

ハイ・スタンダード『キッズ・アー・オールライト』(1996年)ジャケ弁

でもこの日はハイスタのCDは買いませんでした。と、いうのも数日後には彼らの盟友とも言えるバンドのCDが出る予定だったので、一緒に買いたかったんです。というわけで数日後に買いに行きました。

左からハイ・スタンダード『ANOTHER STARTING LINE』、グリーン・デイ『レボリューション・レディオ』

はい、グリーン・デイのアルバムです。
グリーン・デイの初来日の時の前座ってハイスタだったんですよねぇ。今思うとすごい対バンだなぁ。


緑の日に日本でライブやってほしいな

グリーン・デイは、ビリー・ジョー・アームストロング(ギター、ボーカル)によるドラッグのリハビリのため最近は活動してなかったと言われているみたいですね。何かのフェスで出演キャンセルになって、代わりに出たメタリカがグリーン・デイの曲をちょっと演奏したりしてたっけ。ビリーにジャンキーのイメージなかったから驚いたけど、無事に復帰してくれて良かった!


過去に作ったグリーン・デイのジャケ弁を披露します。

『ニムロッド』(1997年)

ライブでおなじみの『ヒッチン・ア・ライド』が収録されているアルバム。比較的作りやすいジャケ弁ですね。
(材料:ご飯、焼き海苔、とろろ昆布、卵、ゆかりふりかけ)

『アメリカン・イディオット』(2004年)

このアルバムはコンセプトとストーリー性があって、通して聞きたくなるアルバム。陽気なバンドってイメージからガラッと変わったように思います。ミュージカル化もしてましたね。まだジャケ弁を作り始めた頃に作ったので、作りが稚拙ですね……。
(材料:ご飯、焼き海苔、カマボコ、パプリカ)

『21世紀のブレイクダウン』(2009年)

このジャケ弁は、パプリカパウダーを使ってグラデーションを出しているところがポイントです。
(材料:ご飯、焼き海苔、卵焼き、カマボコ、パプリカパウダー)


『ウノ!』(2012年)

3作連続リリースの1作目。2枚組にまとめれば良かったのでは?とか言ってはいけませんw こういうアートワークはジャケ弁にしやすいんです。
(材料:ご飯、キャベツ、ほうれん草、焼き海苔、カマボコ、ハム)



グリーン・デイ『レボリューション・レディオ』ジャケ弁を作ろう!

ハイスタのシングルは青が多いので、今回は断念(食べ物で“青”を表現するのは難しいため)。グリーン・デイのアルバム『レボリューション・レディオ』のジャケ弁を作ります。今回はシンプルで地味目のジャケットですね。作りやすいぞ!

(1)ご飯を敷いて、焼き海苔を敷き詰めます。

(2)カマボコをラジカセの形にカットして配置します。

(3)焼き海苔をパーツの形にカットし、配置します。

(4)最後にキムチの葉っぱ部分を炎の形に配置して完成です。

偶然だと思いますが、ハイスタとグリーン・デイの2組が近い日程で新譜をリリースしてくれたのがなんか嬉しいですね。ハイスタのメンバーが某フェスのグリーン・デイの楽屋に遊びに行こうとしたら、パスがなくて(出演者じゃなかったから)スタッフに止められたのを見たビリージョーが、「俺の友達に何してんだ!」と怒ったってエピソードが大好きです。

またいつかこのふたつのバンドが対バンしてくれたらいいなぁと、思いながらジャケ弁を食べました!

【著者紹介】

オバッチ(ジャケ弁職人)
本職は印刷関係のデザイナー。料理の腕は人並み、手先は器用。好きなミュージシャンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ナイン・インチ・ネイルズ、ベン・ハーパー、岡村靖幸など。いつかザック・デ・ラ・ロッチャさんにお弁当を食べてもらうのが夢です。

[耳マン編集部]