海の日に漁港(バンド)のライブへ行ってきた、ギョギョギョ!〜オバッチの『ロックな食生活』【第15回】

連載・コラム

[2016/7/22 12:00]

千葉は変わったロックスターが多い気がする

突然ですが、千葉が生んだロックスターと言えば誰を連想しますか? 一般的なところでは、X JAPANのYOSHIKIさん、氣志團のみなさんとかになるのかな?

最近だと、千葉のローカルヒーローから全国区へと知名度を広げた“千葉の英雄”ジャガーさんも連想されますね。

千葉と言えば魚! 今回ご紹介したいのは、魚とロックを組み合わせた千葉のバンド、漁港です! 漁港のリーダー・森田釣竿船長(ボーカル、包丁)もまた、千葉が生んだロックスターだと思います。

10年以上前になりますが、友人から「ライブで魚をさばくヤバいバンドがいる!」と誘われて、漁港のライブを観ました。そのとき私は「これはすごい!」と感じました。そもそも、漁港の曲名はすべて“魚”の名前や魚にまつわるもの。バンドのコンセプトや曲名のみならずライブの内容もクレイジーだけど、MCからはロックへの確かな愛情も伝わります。これがすごい!

「お前ら、メタリカの新譜買ったか?」
「俺らは魚とロックをミクスチャーしてるわけ、つまりレッチリと同じ」
「魚も輸入に頼ってるところあるから、音楽も魚も輸出していきたい! そうじゃないと、カート・コバーンに申し訳ない……」


さらに、マグロの頭をさばいて客席に振る舞うという前代未聞のパフォーマンス! などなど、最高に愉快なライブなのです。

そんな漁港が、海の日である7月18日に湾マンライブをやるというので、行ってきました。


漁港のライブは磯の香り

会場に到着し入場しようとしたら、何かを渡されました。

うおおお!これはうれしい。

フードエリアには、こんなメニューが!

そして、お魚に触れるコーナーも。

スクリーンではイカについての説明や、彼らが浦安を埋め立てたときの映像など、魚づくし!!! さすが!


そしてライブが始まります。客席後方から、深海光一さん(ギター、サンプラー、コーラス、ダンスほか)、そして船長がモーゼのように客席をかき分けてステージへ乗り込んで行きます。

これが漁港だ! 今回はゲストに和太鼓ドラムの方が! これがものすごくかっこいい!


さてこれはなんでしょう↓

鰹!鮟鱇!鱒!フナムシ!鯵!鰹節!クジラ!アトランティス!烏賊!烏賊!よっちゃんイカ!鯛!鰹!鰻!などなど……

私がわかる範囲でメモした、セットリストですww おわかりのとおり、曲名すべてに魚の名前が入ってます。

また、深海さんが本業であるスポーツ用品店とコラボし、自ら作詞作曲を担当した『燃えろ!イカ野球』など、本業とロックを融合させたテーマの新曲も披露されました!!!


そして最後は……

まぐろをさばく船長! ここで、さばいたお魚のオークションが行われました。この収益は復興支援プロジェクト『東北ライブハウス大作戦』に寄付するそうです。

最後に船長は「国産の魚を食べてくれ!」と熱いメッセージをオーディエンスに伝えて、ライブは幕を閉じました。いやーおもしろかったぁ!


浦安のディズニーシー沖で……

ライブの物販で売られていた焼き海苔を購入。これは浦安のディズニーシー沖で捕れたものだそうです。今回はこの焼き海苔を使ってジャケ弁を作ります!

パッケージのデザインは深海さんによるものだそうです。

(1)お弁当にご飯をしいて、ライブでもらった鰹節を魚の形にして配置。

(2)焼き海苔で覆い隠します! 余った焼き海苔をつまみ食いしました、この焼き海苔美味しいー!

(3)カマボコをイカの形にカットして配置

(4)漁港の文字を焼き海苔とカマボコで作って配置。カマボコの上に焼き海苔とゆかりふりかけをふりかけて、最後によっちゃんイカをカットして配置したら完成です!!!

今後も、漁港から目が離せません!
ちなみに漁港のオフィシャルホームページからお魚の注文もでき鱒!!! おすすめ!

いつか船長のお店のある浦安漁港に行き、そこで買ったお魚を使ってジャケ弁を作りたいです。
みなさん、お魚を食べましょうー!

【著者紹介】

オバッチ(ジャケ弁職人)
本職は印刷関係のデザイナー。料理の腕は人並み、手先は器用。好きなミュージシャンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ナイン・インチ・ネイルズ、ベン・ハーパー、岡村靖幸など。いつかザック・デ・ラ・ロッチャさんにお弁当を食べてもらうのが夢です。

[耳マン編集部]