氷室京介のLAST GIGSに行ってヒムロックジャケ弁を作った!〜オバッチの『ロックな食生活』【第12回】
『氷室、ライブ辞めるってよ(涙)』
思春期の頃、BUCK-TICKのファンクラブに入っていた姉と「櫻井敦司と氷室京介、どっちがかっこいいか?」と口論した事がありました。結果、「どっちもかっこよすぎて上を比べるとか失礼すぎる。あのふたりを生み出した群馬ってすげえ!(ふたりとも群馬出身)」ってことで決着がつきました。今もふたりとも、すごくかっこいいですよね。でもまさか、こんな日が来るなんて……。
「氷室京介 ライブ活動の無期限休止」
と、いうわけでヒムロックのLAST GIGS『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』東京ドーム3デイズの中日に行ってきました。あとから追加で発売された“ステージバックサイド・リアルライブビューイング席”をなんとかゲット(いわゆる見きれ席)。正面から見れないけれど、それでもいい! 最後のヒムロックを見届けたくて行って来ました。
『BOOWY弁当と、ヒムロック弁当』
そういえばBOOWYのジャケ弁、ヒムロックが開催した東日本大震災復興支援のためのチャリティライブ『KYOSUKE HIMURO GIG at TOKYO DOME "We Are Down But Never Give Up!!"』(2011年)を観に行ったときに作ってました。あのときも東京ドームだったなぁ。
BOOWY『“GIGS” JUST A HERO TOUR 1986』(1986年)ジャケ弁。紫のご飯は黒米を使用しております。
そして今回もジャケ弁を作りました。モチーフはヒムロックのソロ3作目のアルバム『Higher Self』(1991年)! 初めて買ったヒムロックのアルバムはこれだったので。
食材はシンプルに、ご飯・焼き海苔・梅干し・マヨネーズだけです。
(1)ご飯をお弁当箱に入れて平らにします。
(2)焼き海苔を切って配置します。
(3)さらに配置します。
(4)梅干しを塗って、最後につまようじを使ってマヨネーズで瞳の中の光を描いて完成です!
ちょっと少女漫画っぽくなってしまったw
『LAST GIGS (5/22)』
始まる前から熱気がすごい東京ドーム。超満員、見きれ席もびっしり。
過去のライブ映像が古い順に流れて、ついにヒムロック登場! ああ、いつものヒムロックだ。この人はいつだってどこから見てもかっこいい人ですね。
MCでは「前回の横浜スタジアムで最後にするつもりがリハーサルのときにステップに足かけたら滑って、肋骨をぶつけて折ってしまった。」との発言に、
(え! あのヒムロックと言えばアンプに足を乗せて唄うスタイルが定番だけど、あれってアンプじゃないんだ! ステップって言うんだ! それともヒムロックがそう呼んでるだけなのかしら?)と、別の意味で驚きました。
「医者から“サポーター付けて上半身の胸の位置をひねったりしなればライブはできる”って言われたけど、こうやるのが(上半身をひねったポーズをして)俺じゃん?」\\ 会場爆笑 //
そのときのライブが自分で満足できない内容だったので、今回のツアーをやることにしたそうです。
何度も演出で火が上がり、アンコール前には観客がウェーブして大はしゃぎ。
最後だからとしんみりした雰囲気はなくて、みんなが楽しんでヒムロックを目に焼き付けよう!という空気です。
最後のMCはドームの観客みんながヒムロックの言葉に聞き入っていました。
「プライドの意味は“自尊心”と“矜持”ってあるんだけど、ここでやめることは自尊心じゃなくて、30年以上プロをやってきた俺の矜持だと思ってる。(会場ジーンと感動中)矜持の意味、わかんないやつもいると思うから……帰ったら辞書ひいてみて!」\\ 会場爆笑 //
そして3時間のライブが終えステージを去るヒムロック。舞台袖にはけたとき、スタッフの方がヒムロックの肩をガシっと支えていたのが印象的でした。ご本人もMCで「体調の良いときと、悪いときがある」と言っていましたが、そんなことを感じさせないライブパフォーマンスで、気力をふりしぼってやってくれてたんだなぁと。そこに氷室京介というロックスターの生き様が見えた気がしました。
(おそらくQRコードチケットの人が引き替え後に貰えると思われる、写真入りのチケット)
オーディエンスの歌声を笑顔で聞くヒムロックの表情が優しくて、わたしゃ目から何度も涙が……本当に楽しくて最高のライブでした。ヒムロックありがとう!ってあの場にいた人みんなが思っていたと思います!
『黒いタンクトップの人と緑の着物の人』
その後、友達のやっているバーへ。ほかの友達も来てたので一緒にジャケ弁を食べることに。「やっぱり顔のジャケットってインパクトあるよね~」「これってさ、カメラに顔認識されるの?」(やってみた)「ぎゃーー! 認識する!」「あれやろ、顔を入れ換えるアプリやってみよ!!!」
というわけで、友人とヒムロックジャケ弁の“顔入れ替え写真”です。
友人がゴールデンボンバーみたいになりましたww
ジャケ弁の新たな楽しみ方が増えました!
そして、帰宅してから録画してたテレビを観ました。『笑点』の歌丸師匠最後の出演回が観たかったのです。偉大なロックスターと偉大な落語家が同じ時期にそれぞれ引退するなんて。しかし、ヒムロックのライブも生放送の笑点も、楽しい雰囲気で良い意味でいつも通りで、そんな雰囲気や空気がとっても良いなぁと思いました。
最後にちょびっとコラボ
『笑点』のミニフラッグは、『笑点』グッズのマスキングテープを爪楊枝に貼ったものです。
歌丸師匠も、ヒムロックも、本当に本当にお疲れ様でした!
【著者紹介】
オバッチ(ジャケ弁職人)
本職は印刷関係のデザイナー。料理の腕は人並み、手先は器用。好きなミュージシャンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ナイン・インチ・ネイルズ、ベン・ハーパー、岡村靖幸など。いつかザック・デ・ラ・ロッチャさんにお弁当を食べてもらうのが夢です。