クイーンのフレディ・マーキュリーと一緒に作るジャケ弁〜オバッチの『ロックな食生活』第22回〜

連載・コラム

[2017/2/18 12:00]

フレディがウチにやって来た!

ある日、オバッチは本屋さんでおもしろそうな本『ロック豪快伝説』を買って、第1章にあったクイーンのフレディ・マーキュリーのおもしろエピソードを読み終えたところで、うとうとと眠ってしまいました。

コタツで寝落ちしちゃった……と目が覚めたら、そこにロックスターの姿が! ええええ!!!

オバッチ「どうしてここにいるんですか?」
フレディ「日本の文化が好きだから来てみたよ。これから世話になる……」
オバッチ「は、はい……」
フレディ「君はお弁当を作るのが上手いらしいね、ぜひ見せてくれないか?」
オバッチ「はい、作ってみます……。時間がかかるので本でも読んでてください」

フレディ「わーーー! 俺のこと、いろいろ書いてある! ちょっと恥ずかしいなぁ。なになに、ほかの奴らのこともいろいろ書いてあるんだな」


ジャケ弁に飛び込むな

やっぱりクイーンのお弁当を作るべきだよね。どれにしようかな? うーん、あの衣装がジャケットになってるやつが良いよね。

オバッチ「フレディさん、準備ができたのでお弁当作るよ」
フレディ「おお……お米か……」

まずは背景を作ります。

(1)ご飯の上にとろろ昆布をのせます。

(3)マヨネーズで光の部分を描きます。

(3)マヨネーズで光の部分を描きます。

(4)文字の形にカットしたパプリカを配置します。

フレディ「おお! こ、これは!」

フレディ「ここに入れば良いんだろう??」
オバッチ「あーフレディさん、待って!待って!」
フレディ「思い出したよ! これは僕たちのライブアルバム『ライブ・アット・ウェンブリー・スタジアム』のジャケットだ!」
オバッチ「フレディさん、お弁当は食べ物を入れる場所だから入っちゃだめだよ!」

オバッチ「ご、ごめんなさい。横で見ててくださいよ」


(5)カットした焼き海苔とカマボコを配置します。

(6)薄焼き卵をカットして配置します。

(7)ハムと焼き海苔をカットして配置して完成です!

フレディ「じゃあ並んでみるよ!」

フレディ「良いじゃないか! オバッチ! ジャケ弁のチャンピオンになれ!」
オバッチ「(ジャケ弁のチャンピオンってなんだろう??)あ、ありがとうございます」


♪遊びはここで~終わりにしようぜ~(BUCK-TICK『悪の華』より)

というわけで漫画風の形式で今回はお送りしました。この動くフレディ・マーキュリーのフィギュアを友人からもらったので、連載に登場させたかったのです。

また、買った本の第一章のエピソードがちょうどフレディだったので、良いタイミングだなと。ロックスターの豪快なエピソードっておもしろいですよね。

これからフレディが同居人になるので、また連載に登場することもあるかも。いじってるとどんどん可愛くなってくるフィギュアだなぁ。

やだかわいい!


【著者紹介】

オバッチ(ジャケ弁職人)
本職は印刷関係のデザイナー。料理の腕は人並み、手先は器用。好きなミュージシャンはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ナイン・インチ・ネイルズ、ベン・ハーパー、岡村靖幸など。いつかザック・デ・ラ・ロッチャさんにお弁当を食べてもらうのが夢です。

『ロック豪快伝説』トークライブ開催!

『ロック豪快伝説』 表紙

日時:3月8日(水)
OPEN 18:00 / START 19:00
会場:大阪・ロフトプラスワンWEST
出演:大森庸雄、レイザーラモンRG、ザ50回転ズ
前売¥2,500 / 当日¥3,000(共に飲食代別)※要1オーダー500円以上
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※ご入場はイープラス→当日の順となります。
お問い合わせ:06-6211-5592(16時~24時)

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出演は『ロック豪快伝説』著者の大森庸雄、解説のレイザーラモンRG、そして大阪が生んだ奇跡のガレージロックンロール・トリオ、ザ50回転ズ。どんな豪快(もしくはそれ以外の)エピソードが飛び出すか、お楽しみに!

[オバッチ(ジャケ弁職人)]