【祝★連載100回突破】平井“ファラオ”光、1万円で中古CDどれくらい買えるかなレポート
ところでセカンドハンズ店にもヘヴィメタルコーナーはあったのになぜわざわざヘヴィメタル館へも行くのかというと、もちろん専門であるゆえ品数が多いというのもあるが、そのなかで実は同じ商品でも店舗によって値段が違うものもあったりするのだ。つまり少しでも安い買い物をしたい場合は、オールジャンルを扱っているセカンドハンズ店+1ジャンルに特化した専門の店舗を巡ることでよりお得な買い物ができるという寸法である。都内在住のセコセコ野郎はぜひ参考にしてほしい。
というわけでセカンドハンズ店から歩くこと2、3分。
オシャレな洋服屋さんのすぐ隣、昭和歌謡館やシネマ館もあるビルの5階がヘヴィメタル館である。洋服屋さんで素敵な服を見つけたので1万円で買ってやろうかと思ったが、そんなことをしたらリットークラッチで首をあらぬ方向に曲げられてしまうのでやめた。
※ひっそりと存在しているように見えますがゴリゴリのデスメタルが鳴り響いております。
これらぜーんぶヘヴィメタル。
もちろん新品も取り扱っております。
ところでヘヴィメタル館とは言っても同系統のハードロック系ももちろん取り扱っており、レッド・ツェッペリンやクイーンなども置いているのだが、ややこしいのが先ほどのセカンドハンズ店だとツェッペリン、クイーンはロック/ポップスコーナーに置いてあること。このあたりは改めて音楽ジャンルの線引きの難しさを物語っている気がする。エアロスミスはメタルコーナーにあったし。
ちなみにメタル館でもちょくちょく何かしらの割引セールをやっていたりするのだが、この日は特にセールはなし。
しかし毎度必ずチェックすべきは特価コーナーである。
常設のコーナーで、毎日これだけの数の商品が激安で売られている。
こちらはエアロスミスのベストアルバム。これがたったの91円である。ヨーグルトより安いじゃねえか。安すぎてすでに持っているのにまた買いたくなってしまう。同じものが通常コーナーで少し高値で置いていたりもするので、欲しいCDが見つかったら一応この特価コーナーにもないか探してみることをお勧めする(売れたアルバムほど安くなりやすいという不思議な傾向がある)。
とりあえず特価コーナーでは良さそうなものはなかったので通常コーナーを見ていくことに。
はい出ました。セカンドハンズ店にもあったドリームシアター『ア・チェンジ・オブ・シーズンズ』。セカンドハンズ店では400円だった。このように同じ商品が店舗によって違う値段で売られていることがよくあるので、上で書いたように少しでも安い買い物をしたい人は時間があれば店舗またぎの買い物をするといい。
ということでセカンドハンズ店よりも10円安いためこのアルバムはこちらで買うと見せかけておっとあぶねえそうはいくかよこの大馬鹿野郎。ここで加味するべきはセカンドハンズ店で見た割引情報である。『中古品5点以上買う場合550円以下のピンク、水色値札のものが半額』という内容。先程セカンドハンズ店でキープした方は400円で水色値札。そして確実に5点以上購入することになるので割引条件を満たしていることになる。つまりセカンドハンズ店で買えばこのアルバムは半額の200円で買えるということだ。
これぞセコセコ野郎御用達のセコセコショッピングである!
このように店舗を巡ったりその日の割引セール内容を組み合わせることによっていろいろとお得な買い物ができるので、そのあたりはぜひとも覚えておくことをお勧めする。
というわけでこのアルバムはセコ・・・セカンドハンズ店で買うとして、改めてほかを見てみよう。
こちらはベテランバンド、ライオットの『サンダースティール』(写真撮り忘れたので画像で失礼)。メタル界でも有名な名盤として語り継がれていて、ジャケットがなかなかヒドいので番外編候補としていずれ買おうと思っていたやつだ。390円という安値で売っており、セカンドハンズ店にもあったが割引対象でなく通常の値段でこちらの方が安かったのでキープ。
ほかもひと通り見てみたが、この日は特にめぼしいものは見つからなかったので、とりあえずここではライオットのみを購入させていただく。
レシートにクーポンが。ほほう。
総額はなんと……!
これであとはセカンドハンズ店でキープしたものを買って、おそらく1万円には満たない計算である。
そして再度セカンドハンズ店に戻り、キープしていたCDをまとめて購入。すると割引含めて総額9,960円。それに先程のレシートクーポンが使えたので50円引きで9,910円。
トータル枚数17枚。これで9,910円である。これは我ながら見事なセコセコショッピングであった。
重い上に3時間程立ちっぱなしで悩んだのでとても疲れた。でも気分は充実。
そしてこちらが今回購入した全17枚。
ロック、メタル、カントリー、ブルース、プログレ、J-POP。まさに壮観。これら1枚1枚が一体どんな世界を見せてくれるのか今から楽しみでしょうがない。
というわけで連載100回記念の特別企画、いかがだっただろうか。ここでレポートしたディスクユニオンの卑劣な使い方が今後皆様の生活のお役に立てれば幸いである。
そして連載自体もあわよくば200回目指してがんばっていこうと思っているので、引き続き応援していただけたらこれまたありがたい。もちろんここで買ったCDは順次連載で取り上げていこうと思っているので、そのあたりもお楽しみに。
ではまた水曜日にお会いしましょう。
セコセコヒゲメガネでした。