どぶろっくの音楽背景&愛器にたっぷり迫る!『あつまれ、バンドマン芸人』どぶろっく編

連載・コラム

[2016/2/26 19:45]

お笑いのステージに立ちながら、バンドマンとしてライブ会場を沸かせる芸人たちがいる。今回紹介するのは『もしかしてだけど』『○○な女』などの歌ネタで大人気のお笑いコンビ、どぶろっく。彼らは2014年にロックバンド“どぶろっかーず”を結成し、バンドマンとしても活動している。今回はそんな彼らに、音楽&楽器についてたっぷりと話を聞いてきた。ほかでは聞けないアツい音楽トーク(ときどきエロ)をお楽しみあれ!

どぶろっく参上!

一度解散するも……「もしかしてだけど」で大ブレイク
佐賀出身の同級生である森慎太郎と江口直人によるお笑いコンビ、どぶろっく。バンド活動をしていた江口が音楽の道を断念し、役者志望だった森を誘って2004年(当時ふたりは26歳)に結成された。“天才コント師”とも呼ばれて注目されるものの、江口が「お笑いに疲れて」2006年に解散。しかし、2007年に再結成し、お笑い番組『あらびき団』などに出演してじわじわと話題に。そして2013年に『もしかしてだけど』のネタで一気にブレイク! その後も『○○な女』などエッジの効いたエロ系歌ネタで、根強い人気を誇っている。

左が森慎太郎、右が江口直人。江口がギターを持っている写真はレア!

・江口が一番好きなバンドは……オアシス
どぶろっくの歌ネタはどれも覚えやすいメロディで構成されており、音楽的な魅力もたっぷりだ。そもそもふたりはどんな音楽に影響を受けているの? まずは江口に聞いてみた。
「森が音楽的に早熟で、佐賀にいち早くベンフォールズ・ファイヴを持ち込んだとも言える男なんですよ(笑)。なので、音楽に関してはいろいろ教えてもらいました。僕は森の影響でオアシス、ブラー、パルプ、ザ・ストーン・ローゼズとかブリットポップ系にハマって。なかでもオアシスが一番好きですね。だからバンドでボーカルをやってたときも、これ(体の後で手を組んで ※オアシスのボーカル、リアム・ギャラガーのマネ)ですよ」
ブリットポップが好きだとはなかなか意外だ。また「流行る曲にはちゃんと理由がある」とのことで最新のヒットソングもチェックしており、最近ではメイジャー・レイザー『リーン・オン』がお気に入りとのこと。ナウい。

音楽を語るときはミュージシャンさながら

・洋楽好きの森はビートルズを敬愛
音楽面で江口に大きな影響を与えたという森。高校生の頃にNHK(BS)で放送されていた音楽番組『ミュージック・サテライト』を観て洋楽にハマり、おもにイギリスの音楽に傾倒。最も愛するバンドはビートルズだという。
「高校では江口も一緒にサッカー部に入っていたんですけど、部室にあったラジカセでお気に入りの曲をかけてDJみたいなことをやってました。そこでベンフォールズ・ファイヴとか当時流行った洋楽をかけたりして。最初好きになったのはスキャットマン・ジョンでした(笑)。プッチンプリンのCMに出る前から注目してましたから!」
なお、音楽好きのふたりだが、大人数が集まるフェスなどは苦手のようで、自分たちを「インドア派の音楽好き」だと説明してくれた。

佐賀にいち早くベンフォールズ・ファイヴを持ち込んだ男!?

・ふたりはCHAGE and ASKAの大ファン
邦楽に関しては江口のほうが詳しいようで、バービーボーイズやザ・ブルーハーツ、BLANKEY JET CITYなどを敬愛しているそう。そんななかでも両者が愛する国内アーティストがCHAGE and ASKAだ。「ASKAさんの件はとても残念でした……。でも僕らは昔からずっとがCHAGE and ASKAが生んできた音楽を愛してきましたし、それはこれからも変わりません!(森)」とアツく語ってくれた。

・歌ネタ誕生の瞬間
そんな音楽好きのふたりだが、初期は音ネタではなく正統派のコントで勝負していた。しかし、再結成後のある日、オーディションの合間に休憩していた恵比寿の公園で運命が変わる。
「お金もなかったからどこにも行けなくて、昼間に公園で時間を潰してたんです。たくさんのキレイな女性が歩いてて……それを眺めてる貧乏な自分たち。そんなシチュエーションでいきなり江口がペンを走らせまして。女の子を見ててムラムラしたっていう歌詞なんですけど(笑)、それをオーディションで歌ってみたらすごいウケたんです(森)」
そのネタが『あらびき団』などでもたびたび披露された『女っつーのは』だ。

歌ネタ誕生の日を振り返る。ふたりは保育園から大学まで、ずっと同じ学校で育った

・江口さん……やっぱ変態ィ!
どぶろっくの歌ネタは、このとき生まれた『女っつーのは』も含め基本は下ネタ。歌詞を手がけている江口はやっぱり相当エロいのか!? 気になるので聞いてみた。
「僕はホントにエロいですよ。犯罪者になるかこっち(お笑い)の世界で生きるかどっちかだったと思います。5歳の頃から……してますし。今日も電車でミニスカートの子が座ってたんですけど、まわりの人がチラ見してるなか、勇気を出してガッツリ見てきましたよ。そういうところの違いですよね。出会った奇跡なんだから、ちゃんと見ようよっていうね。ひとつとして同じパンツはないんですから」
江口は最近レーシックの手術をしたらしいが、それも「パンツをよく見たいから手術を決めた」そうだ……。変態である。

パンツを見たときの喜びを語る江口。めっちゃ嬉しそう

・無茶ぶりで“ギタリスト森”が誕生
歌ネタをやり始めたどぶろっく(当初はアカペラ)は2012年の1年間、『ごきげんブラザーズ』の名義でトーク番組『ライオンのごきげんよう』に出演。歌でゲストを紹介するという役を任され、そこで現在の江口=歌、森=ギター&歌のスタイルが誕生した。
「ディレクターさんの無茶ぶりですよ……。“じゃあお前ギター弾け”って。ギターを弾くのも初めてだし、ただ弾くだけじゃなくて、歌って、さらに弾きながらゲストを紹介するっていう感じだったので、すごく難しかったです(森)」
では、どのようにギターを習得したのだろうか?
「まずはコードを弾けるようひたすら練習、次は顔を上げて弾く練習、それから歌いながら弾く練習っていう感じで別々にやっていきました。それを現場で実践するっていう感じで。ホントに鍛えられたと思います……。たくさん失敗もしましたけどね(笑)。うまくいったの3回くらいだったかも」

[耳マン編集部]