ギターがうまい芸人と言えばこの人! 松浦真也のギター愛&音楽愛に迫る

連載・コラム

[2016/4/29 12:00]

お笑いのステージに立ちながら、バンドマンとしてライブ会場を沸かせる芸人たちがいる。今回紹介するのは、吉本新喜劇新座長すっちーとのお笑いコンビ“すち子&真也”のほか、小籔千豊が結成したバンド“吉本新喜劇ィズ”で絶品のギタープレイを聴かせる芸人、松浦真也だ!

ギタうま芸人!

『ギターがうまい芸人と言えばこの人!』
吉本新喜劇での“ギターを持ったヤクザ”役や、お笑いコンビ“すち子&真也”などで活躍する松浦真也(以下、真也)。“ギターがうまい芸人”として知られ、バラエティ番組『アメトーーク!』にもギター芸人として登場しており、気になっていた音楽・楽器ファンも多いだろう。ネタを観たことがある人ならご存じだと思うが、ロック、ファンク、カントリー、ラテンなどどんなジャンルでもいけてしまう確かなギタースキルは、まさにプロ顔負け。ゆずが彼のギターテクニックを絶賛しているとのウワサも……。とにかくギターがめっちゃうまい話題の芸人なのである。

『歌ネタ王決定戦で優勝』
真也は2005年に吉本新喜劇のオーディション『第1個目金の卵オーディション』に合格し、同劇団に入団。ギター芸で頭角を博し、吉本新喜劇の主要メンバーとして活躍中だ。2009年には吉本新喜劇の新座長すっちーと“すち子&真也”を結成。2013年には同コンビで音ネタ芸人の頂点を決める『歌ネタ王決定戦』で見事に優勝した。

借金取りのおばはん=すっちーと、その旦那でギター弾きのヤクザ=真也という設定。真也のギター演奏を中心に爆笑を生むっ!

2015年の『すっちー座長就任1周年記念公演』で生まれたギャグ『パンツミー』は音源にもなっている!

『音楽・ギターとの出会い』
では、真也の音楽&楽器遍歴に迫っていこう。ギターと出会ったのは高校1年生のとき。実家にあった映画『スタンド・バイ・ミー』のパンフレットの裏面に掲載されていたというタイトル曲のギターコードを見て「こんなに良い曲のギターを自分も弾いてみたい!」と興味をもった。その後すぐに友達の家にあったアコースティックギターを譲り受け、ギタリストデビューを果たすのであった。

会話しながら弾いてくれるギターが……いちいちうまいっす……

「“このギターくれへん?”って友達に言って、メーカーもよくわからない白いアコースティックギターをもらったんです(笑)。ネックも反ってるし、弦高も高いし……押さえるのもめっちゃ大変だったんですけど、そのギターでがんばって練習しました!」

『大学でバンドデビュー!通訳になるハズが……』
その後、友人の父の影響でレッド・ツェッペリンやジミ・ヘンドリックスなどを聴き始めると、すぐにエレキギターに転向。高校時代はラグビー部で部活も相当ハードだったらしいが「ギターの練習が唯一の楽しみだった」とのことでギターの練習に明け暮れる。そして、大学でついにバンドデビュー。通訳の仕事に憧れて進学した外国語大学だったが……バンド活動に没頭してしまい6年間通うことになってしまったようだ。その当時は、はっぴぃえんどを愛聴しており、はっぴぃえんどっぽい3ピースバンドでギター&ボーカルを担当。ギタリストとしては、鈴木茂(はっぴぃえんど)はもちろん、ジョー・ウォルシュ(ジェイムス・ギャング、イーグルス)や、ロイ・ウッド(ザ・ムーブ、ELO)などのプレイに影響を受けたそう。

ジョー・ウォルシュが表紙を飾る『ギター・マガジン』

「(ギターを弾きながら)ジョー・ウォルシュのファンキーなプレイ……いいですねぇ。ロイ・ウッドのインドっぽい音階も好きで、新喜劇でも“何を言ってるのかわからない外国の歌”っていうネタのときに、インドっぽい音階を弾いたりしてます。影響受けてますねぇ」

『会社をクビになり芸人へ』
大学卒業後はサラリーマンになるが、成績悪い&やる気ナシでクビになってしまう。しかし、姉から「ギターで一発芸でもしてきたら?」と勧められた吉本新喜劇のオーディションに合格。芸人デビューを果たす。人気のギター芸はいつからやるようになったのだろうか?

金返せぇ〜!

「入団して2年くらい経ったときに、うめだ花月(2008年閉館)で、しましまんずの池山(心)さんとヤクザ役をやったんです。ふたりともギターが弾けたので“借金してる人をギターで脅す”みたいなことをやってみようって。それで、そのヤクザがいる“うめだ金融”のテーマソングを作って、“利子は高いし〜取り立て怖い〜、う〜め〜だ、金融!”って歌ってみたらウケて。しかも最後の“金融”のところをハモってみたらもっとウケたんです。そこで“アホらしいことを音楽的にやってみるとウケる”ってことを実感して。そのときは単発で終わったんですけど、それから2年後くらいに同じようなことをやれる機会があって、そこでやってみたらまたウケて。そこから本格的にやり始めました」

[耳マン編集部]