関ジャニ∞の攻めたプレイも聴けたセッション!『関ジャム 完全燃SHOW』でさだまさしと『秋桜』を演奏

連載・コラム

[2016/2/29 15:38]

さだまさしが関ジャニ∞と音楽トーク!
関ジャニ∞による音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』の2月28日放送回は、さだまさしがゲストで登場。映画『北の国から』のテーマソング『北の国から〜遥かなる大地より〜』の制作裏話や、即興での曲作りなど、ミュージシャン視点でも非常に興味深い内容となった!

『関ジャム 完全燃SHOW』オフィシャルホームページ

セッションでは名曲『秋桜』に挑む
名物のセッションコーナーでは、関ジャニ∞の渋谷すばる(ボーカル)、安田章大(ギター)、丸山隆平(ベース)、大倉忠義(ドラム)とさだ、そしてサポートキーボート&バイオリンで、名曲『秋桜』を演奏。同曲はさだが1977年に山口百恵に提供した楽曲で、自身もセルフカバーしている名曲だ。この名バラードを関ジャニ∞がどう演奏するのか注目が集まったが、演奏後のさだの満足そうな表情からも、好演だったことがうかがえた。

繊細なアンサンブルの中、攻めたベースプレイ
リズム隊を担った丸山&大倉は、非常に少ない音数で、同曲の繊細な世界観を引き立てる。音数が少ないときこそプレイヤーの表現力が問われるが、ひとつひとつのプレイに抑揚が込められており、非常に“大人”の演奏を聴かせてくれた。そんななかでも丸山は原曲よりも攻めたプレイを聴かせてくれ、ヨコ移動(低いフレットから高いフレットへの移動)を使った、動きのあるフィルインで楽曲に彩りを与えていた。ストリングスやピアノのフレーズ、そしてボーカルのメロディと呼応するようなフィルインは非常に気持ちよく、白玉フレーズ(音を長く伸ばしたフレーズ)でも成立しそうなところをしっかりと攻めて演奏する姿勢に感心させられた。

異色のセッションが観られるのもこの番組ならでは!
そして、毎度ながら「ミュージシャン?」と思わせるような落ち着いた弾きっぷりをみせる安田のプレイも安定感たっぷりで、渋谷の情熱的な歌声も相変わらず存在感バツグン。もう一曲聴きたい!と思わせてくれる好演だった。さだのような大御所ミュージシャンとアイドルである関ジャニ∞という異色のセッションが観られるのも『関ジャム 完全燃SHOW』ならでは。次回の詳細は未発表だが、引き続き同番組に注目していきたい!

[耳マン編集部]